人魚姫 

2017/01/11


「おめー、なに読んでんだ?」


土曜日の昼下がり、ぶらりとあたしの部屋を訪れた乱馬の声で現実に引き戻された。
あたしの手には古い古い一冊の児童書。
本の角は擦り切れ、何とはなしに表紙もうっすらと汚れているが、それでもページを見開くと中の挿絵は昔のままに色褪せていなかった。


「うん、ちょっとね。部屋の中を整理してたら懐かしい本が出てきて、つい」
「なんだよ、図書館で借りてきたんじゃねーのか」
「あんたねー。いくらなんでも高校二年生にもなって“人魚姫”は借りないでしょうが」

あたしはもう一度手に持った児童書に目をやる。
その表紙には趣のある書体で“人魚姫”と印刷された山吹色の文字。
最初はかすみお姉ちゃんのために用意されたであろうその本は、なびきお姉ちゃんを経て今はひっそりとあたしの部屋の本棚に納まっていた。
昔は寝る前によくお母さんが読み聞かせをしてくれたっけ。
当時、まだ幼かったあたしは内容云々というより、挿絵の綺麗な本ばかりを好んで渡すことが多く、この本もその一つだった。


「なあ、人魚姫ってどんな話だったっけ?」

我が物顔であたしの部屋の真ん中でどかりと腰を下ろすと、ベッドにもたれ掛かりながら乱馬が聞いてくる。
そういえば、乱馬は幼い頃からおじ様と放浪の旅に出ることが多かったのよね。
もしかしたら絵本の読み聞かせなんてあまりなかったのかもしれないな。
ううん、もしかしたら一般的な童話すらあまり知らないのかもしれない。
そう思って、あたしは小さな子供に説明するように人魚姫のストーリーを説明する。


「えーっとね。簡単に言うと…あるところに一人の人魚姫がいました。ある日、人魚は船上にいた王子を見かけ、恋に落ちます」
「よくそんな遠目から顔が見えたなー。よっぽど視力が良いんだな、その人魚って」
「…。その夜、嵐が起こって船が難破してしまいますが、人魚が王子を助けます」
「なんだよ。王子の側近共はどうしたんだ、だらしねえ」
「……。完全に王子に恋してしまった人魚は、魔女のところへ行って自分を人間にして欲しいと頼みました。しかし、その交換条件として美しい声を失うことになります」
「そっからしてもう胡散くせ―よな。金や食いもんならともかく、声って」
「…そ、そこでね、魔女がこう言うの。“もしも王子が他の女性と結婚することになった場合、それまでに王子とキスをすることが出来なければ人魚は泡となって消える運命だ”って」
「って、すげえ一方的だな。ある日いきなり許嫁にされるよりも強引じゃねーか」
「~あんたねえ!?真面目に聞く気がないならもう説明するの止めるわよ」
「じょ、冗談だって、冗談!」

はあ…。呆れて溜め息を一つつく。だけど意外にも乱馬が先を促してくるところをみると、それなりに興味を持って聞いているらしい。
あたしは気を取り直し、話を続ける。

「どこまで話したっけ…そうそう、そこで人魚が声と引き換えに人間になっている間、浜辺で救出された王子の近くを偶然 一人の娘が通りかかって、王子は自分を助けてくれたのがその娘だとすっかり勘違いをしてしまうのよ」
「ふーん…」
「だけど“自分が助けた”と言いたくても、声が出ないから言えない人魚。それどころか、尾の代わりに手に入れた足は一歩歩くごとにナイフで抉られるような痛みが走り、歩くのが困難な様子を見た王子が同情して人魚は王子と同じお城で暮らせるようになるの」
「ほー。っつーか、なんで声が出ねーんなら筆談で訴えねーんだ?」
「…文字はまだ苦手だったんじゃないの?」
「大体よー、ちょっと近くを通りかかっただけで命の恩人だと思うなんて、王子も浅はかだよな」
「ちょっと!そんなこと言ってたらちっともお話が進まないじゃない!」

もうやめた。
そう言うようにフンッと顔を背けると、慌てたように乱馬が「ごめん、もう茶々入れねーから」と調子よく手を合わせてくる。

「なによ、ちっとも人魚姫の話になんか興味ないクセに」
「話はともかく、おれ小さい頃からこんな風に童話を読んでもらったりってあんま無かったからさ」

あ。やっぱり。

「なんつーか、妙に新鮮で楽しーの」
「…」

…ずるいなあ、その顔。
へへっと屈託なく笑う少年らしい顔に、思わずトクンと跳ねる正直な自分の心臓が恨めしくなりながら、「今度こそ真面目に聞くのね?」と念を押して話を仕切り直す。


「とにかく。一緒にお城で暮らし始めた王子と人魚でしたが、王子は自分を助けたと思い込んでいる娘と結婚することになります」
「…」
「悲嘆にくれる人魚。そこに人魚の姉達が現われ、“これで王子を殺せば、流れたその血で再び人魚になれる”と伝えるの」
「どーやってそこまで姉ちゃん達が……ま、いいや。そんで?」
「でもね、結局人魚はキスすることも、王子を殺すことも出来ず、結婚式の最中に海に身を投げて泡になってしまうの。そしてそのことに王子も誰も気が付きませんでした」
「ふーん…。で?」
「でって?」
「その続きは?」
「続きはないわよ。これで終わり」
「はあっ!?」


どうやら、信じられないことにこの男は人魚姫の話を知らなかったらしい。
あ、だけどお姫様の話だし、一般的な男の子だとそういうものなのかしら?
憮然とした表情を見せる乱馬に「あんたが怒ったってしょうがないじゃない」と宥めるも、全く納得する様子はない。


「おれ、この話嫌い」
「あのねえ。好きとか嫌いとかじゃないの。そういうお話なんだもの」
「大体、登場人物全員胡散くせ―じゃねーか」

ぶつぶつと。
口を尖らせる乱馬がなんだかかわいくて、思わずよしよししてあげたくなる衝動に駆られながら、どこら辺が気に入らないの?と聞いてみる。
もしもあたしに子供が出来たらこんな感じなのかしら。

「まず、その偶然通りかかった娘ってのが気に入らねー」
「ふうん。まあ、確かにね」

そう。
ちょっと娘が「誤解です。私はあなたのことなんか助けていません」と言えばそこで済んだ話だ。
その部分は幼心にあたしもモヤモヤした記憶がある。

「よくもまあ、嘘ついといてその後も王子の前で平気な顔してられるよな」
「そうねえ。だけど娘だって王子のことが好きで…」
「目的のためには手段を選ばない女ってか。なんかシャンプーみてーだな」
「…」

…なんか。
急にこの娘がこ憎たらしくなってきたわ。
そう言えば、この挿絵の娘もどことなくシャンプーに似ている気がしなくもない。


「あと、魔女な。いちいち胡散くせ―ことばっか言いやがって、娘がシャンプーなら魔女はばばあってとこか」

ばばあって、コロンおばあさんのことよね。
…うん。配役ぴったり……かもしれない。
妙に納得してしまうあたしの様子に気を良くしたのか、乱馬が続ける。


「じゃあ人魚の姉さん達は言うまでもねーな」
「言うまでもないって?」
「決まってんだろ?おれ達を取り巻く両家の家族だろうが」
「…確かに」






『姫、いいからこのナイフでぶすっとやってしまうんだ!そんな婿、我が家にはいらん!』
『あ、言っとくけどナイフ代の五千円はツケにしておくからね』
『ああ、それにしても王子ったら娘にも人魚にもいい顔しちゃって…』
『優柔不断で男らしくないわ!そんな王子、母さんが成敗してあげますっ』
『いや待て。むしろ今、人魚からキスをして既成事実を作るっていう方法も』
『た、確かにっ!それが一番手っ取り早い!そうと決まれば、ぶちゅっとやってしまうのだ。ささ、早く!』









「…嫌よ、こんなの!全然ロマンチックじゃないっ!」
「な、なんだよ、突然…っ」

急にぶんぶん頭を横に振るあたしに、隣に座っている乱馬がビクリと反応する。
なによ、元はと言えばあんたがはっきりしないから悪いんじゃない!



「大体、この王子が優柔不断なのが悪いのよ!」
「な、なに急に怒ってんだよ、おめーは」
「だってそうじゃない。この王子が勘違いした挙句、女の子達に期待を持たせるような態度を取るから人魚も娘もどんどん王子のことを好きになっちゃって」
「確かになぁ」


確かになぁって、何よそれ!なに開き直っちゃってんのよ、乱馬のバカっ!
そんな呑気に頭の後ろで腕なんか組んじゃって、憎たらしいったらありゃしない。
そんなヒートアップしたあたしに構わず、次の瞬間、乱馬が思いがけないことを言う。


「この王子、九能そっくりだもんな。ま、モテるってとこは現実と違うけど」
「は?」

なんでここに九能先輩が出てくるのよ!?
多分、あたしの顔にそう書いてあったんだろう。
だってそうだろ?というように、少し威張って乱馬が説明する。


「おめーのどこがいいのかは知んねーけど、あかねと女のおれ。どっちにも決められねーとことか九能にそっくりだろ」
「…」
「それに一応、九能先輩も金持ちの息子だしな。顔だけで言ったら王子っぽいんじゃねーの?」

「つっても、こんな王子に似てるなんてちっとも羨ましくねーけどな」、そんな勝手な事を言ってはわははと笑っている。



「…意外。あんたのことだから絶対自分が王子だって言い張るかと思った」
「あん?おれが?この王子に?ないない、絶対ない」
「なんでよ。勘違いで優柔不断なところなんてあんたそっくり、そのまんまじゃない」
「はああっ?おめー、おれのどこを見てんだよ」

どこも何も、普段の乱馬を見てのままですけど?
そう言ったら心底心外だといわんばかりの表情で言い返された。

「あのなー、言っとくけどおれは大切なことは間違わねーぞ?」
「なによ、その大切なことって」
「え…っ、い、いや、それは、その……っ、…じゃ、じゃあおめーは人魚だとでも言うのかよ!?」
「まあ、不本意だけど、今の話の流れからするとねえ」
「っかー!ないない、それこそ絶対ありえねえっ!」
「な、なんでよっ」

別に本気で頭に来るわけではないが、こうも全力で否定されるとカチンとくる。
大体、この絵本の挿絵の人魚姫がかわいくて儚げで、だからこそ幼い頃のあたしはこの絵本のお姫様に憧れたのだ。
なのにここで人魚と似ても似つかないと言われたら、ちょっと悲しいものがある。
しかし、そんなあたしの乙女心など知る由もない隣の男は、尚も好き勝手に続ける。


「おれがこの王子で、あかねが人魚?まず逆立ちしたってありえねーな」
「だから!なんでそう言い切れるのよ」
「…あのな、あかね」


ふうー…とわざとらしく溜め息をつき、まじまじと乱馬が見つめてくる。



「この王子と人魚の出会いはなんだった?」
「え?船上にいた王子に人魚が一目惚れしたんでしょ?」
「まあな。確かにおれは世界一かっこいいからおめーが一目惚れしちまう気持ちはわかる」
「はあっ!?」
「だけどな、残念ながらここで肝心なのは次なんだよな」
「次って?」
「ここ」

そう言って、あたしが手に持ったままの本を取るとパラパラとページをめくり、嵐の中で王子を抱えて泳ぐ人魚の挿絵を指差した。

「ここで人魚は泳いで王子を助けてるだろ?」
「うん」
「カナヅチのおめーにこんな芸当、出来るわけねーだろーが」
「な…っ」
「あかねが人魚?いやー、物語でも想像出来ねえよな」

「ったく、冗談は顔だけにしろよ」って、それはあたしの台詞よ!



「なによっ。物語の中でくらい、あたしが泳げたっていいじゃない!」
「あー、無理無理。全身に浮き輪をつけたって不可能だな」
「ひどい!」
「ま、どうしてもあかねが人魚役やりたいっつーんならおれが助けに行くしかねーんだけど」
「え?」
「けどそうなると話の根本が変わっちまうだろ?王子に助けられる人魚…。うーん、なんだかなぁ」
「…それって」


あたしは目の前の乱馬を見つめてみる。
そこには特にふざけている様子でもなく、腕を組んで真剣に頷いている乱馬の姿。
「おめーももう少し泳げねーと、おれがいなかったらどうすんだ」とかなんとか言っているけれど、いつもみたいに怒る気持ちにはなれなかった。
確認するように、あたしはもう一度聞いてみる。


「物語の中でもあたしはカナヅチなの?」
「そりゃそうだろ」
「で、溺れてたら乱馬が助けに来てくれるの?」
「仕方ねーからな」
「お話の内容が変わっちゃっても?」
「別に原作通りにする必要ねーじゃねえか」

乱馬はあたしの質問に当然といった顔で答える。
それって…。


あたしは急に恥ずかしくなって、正座しているスカートの裾をぎゅっと下に引っ張ると、下を向いたまま尋ねた。


「あの…乱馬、さっき言ってたよね」
「なにが」
「大切なことは間違わないって。それって…」



それって…
もしかして、あたしのこと…?





トクン、トクンと。
さっきまで忘れかけていた鼓動が再び高鳴り出すのを感じる。

そんなあたしの様子をちらりと乱馬が伺うのがわかった。




「そうだなー。まあ、確かにおれは大切なことは間違わねーな」

拳二つ半ぶん開けて並んで座っていた乱馬が、よいしょっとこちらに身体を向ける。
またドキンと跳ねるあたしの心臓。
お願いだから赤くならないでと思えば思う程、自分の顔の表面がじんわりと熱を帯びてくるのを感じた。
それを誤魔化すように、あたしはもう一度乱馬の台詞を復唱してみる。


「大切なことは間違わないって、どういう意味?」
「だから」


にこっと微笑む乱馬。
その笑顔に思わず目を閉じると。





「おめーがカナヅチなんてことは世界の常識だろうが。それを忘れるなんて間違った解釈はしねーってことだ」
「…はあっ?」
「もしもあかねが泳げるようになったらノーベル賞もんの衝撃だよな。ま、絶対あるわけねーけど」
「あ、あんたって人は~…っ!」




もうバカ!
もう知らないっ!

せっかく、ちょっと嬉しかったのに。
さっきまでのあたしの胸のときめきを返してよ!
あたしはなんだか拍子抜けしてしまって「…もういいっ!」と立ち上がろうとした。
けれど、実際はそう思っただけで立ち上がることは出来なかった。なぜなら、乱馬があたしの腕を掴んで「まあまあ」と離さなかったから。
一瞬固まるあたしに、構わず乱馬が続ける。



「だからさ。んなカナヅチを助けに行ってやるのはおれくらいしかいねーだろ?」
「乱馬?」
「他の奴だったらあかねを助けるどころか一緒に沈んじまうもんな」
「…っ!バカ!まだ言うわけ――」
「だから」



掴まれた腕にぐっと力が込められる。




「そんなどうしようもねーカナヅチを助けに行くのは、おれだけだって決まってるんでい」






…乱馬って。
やっぱり、ずるい。

そんな何でもない顔で、そんな当たり前のように「ほら、間違ってねーだろ?」なんて聞かれても、あたしには「うん」とも「ううん」とも答えられない。
ただ、返事の代わりに頰が。
耳の先までが、燃えるように熱くなっていくのがわかった。


顔を見るのが恥ずかしくて、下を向いたままのあたし。
不意に、頭の上にポンと大きな掌が置かれる。


「だからまあ、心配すんな」
「心配って?」
「少なくともおめーがこの人魚になることはねーし、溺れることもねえ」
「そしてあんたもこの王子になることはないって?」
「当たりめーだろ?こんなクズになってたまるかってんだ」

もう充分なりかかってるわよ。
そう言いかけて、今日だけはその台詞を呑み込んだ。
きっと今、救助されたのは沈みかけたあたしの心…。
思わずくすりと笑うと、つられた様に乱馬も笑い出す。


「にしても昔話ってロクなのねーよな。人魚が死んだり犬が死んだり、それのどこが楽しいんだよ」
「楽しいとはまた別だと思うけど…」

フランダースの犬は知ってるわけね、なんて思いつつ、やんわりと訂正する。
だけど昔ながらの童話には悲しい結末が多いのも確かだ。
やっぱり道徳的な意味合いなのかしら?と思いを巡らせていると、乱馬が意外なことを口にする。


「言っとくけど、おれは自分の子供にはハッピーエンドしか読み聞かせしねーからな」
「え?」
「だってそーだろ?寝る前だったら悲しい話より楽しい話の方がよくねえか?」
「ま、まあ、確かに…」
「やっぱそう思うだろ?んじゃ、そーゆうことで」

またポン…と頭に触れる。

「あ、あの…っ!」
「ん?」



それって。

それって。




「どーした?」
「…な、なんでもないっ!」



無意識?
それとも意図的?

どちらにしても、そんな一言で胸から飛び出しそうなほどにドキドキと高鳴る心臓が健気だった。
悔しくて。あたしだけがこんなにも感情を昂ぶらせていることを、乱馬には知られたくない。
思わず絵本を奪い返し、パラパラとめくって別の話題を探す。
すると、なにかを思いついたように乱馬が口を開いた。



「あのさ……もしもあかねが、この人魚だったら」
「え?」
「だ、だからさ、仮に!仮にだぞ!?もしもおめーが人魚で、おれがこの男だったら…」
「…」
「あ、あかねはどうする?」
「どうするって…」

そこであたしはハッと気付く。
自分が助かるには二つしか方法がない。
一つは王子をナイフで刺すこと。
そしてもう一つは、王子との……キス。



カア…と顔が火照る。
もちろん、現実のあたしは人魚じゃないし、乱馬は王子でも何でもない。
だけど。
こんな時にそんな仮の話をするのは反則でしょう?


ちらりと乱馬の表情を伺ってみる。
せめて普通の顔をしてくれていればあたしだって「なんだ、特に深い意味はないのね」と軽く考えて答えられるものの、そこで見た乱馬の目の下も耳も赤く染まっていて。
まるで緊張感の膜に包まれてしまったように、二人を取り巻く空気だけが熱い。



「あたしは…」
「お、おう…」



なによ。
自分から聞いてきたくせに、そんなビクッとしないでよ。
あたしはすうっと息を吸うと、もう一度口を開く。




「あたしは…」
「あかねは?」




思わず下を俯く。
規則正しい絨毯のループが、やけにはっきりと見える気がした。







「あたしは……………………身体で教える」
「へっ!?」



あれ?
なにか言い方がおかしかったかしら。
急に乱馬がわたわたと慌てながら、「か、身体でってあかね、そんな大胆な…!」だの「お、お、おれにそんな色仕掛けが通用するとでも…っ」だの、聞き捨てならないことを口走っている。
まったく、誰が色仕掛けするなんて言ったのよ。


「あのねえ。そういう意味じゃなくって」
「そ、そういう意味じゃなくってって…!」
「あたし達といったら格闘しかないじゃない。拳であんたの精神を一から鍛え直す!」
「はあっ!?な、なんだよ、それ!」
「なんだよじゃないでしょ?人に助けてもらっておいた恩を忘れるなら、身体に言い聞かせるまでよ」
「だ、だからその妙な言い方をやめろっつーの!」
「どう?あたしらしいでしょ?」

べーと舌を出して聞いてみると、「ほんっと色気がねーな!」といつもの台詞が返ってきた。
うん。やっぱりあたしと乱馬はこうじゃなくっちゃね。
どうだと言うように下から顔を覗き込んで勝ち誇った顔を見せると、負けず嫌いの乱馬が吠える


「ずりーぞ!そんなの、話の中の選択肢に無かったじゃねーか!」
「原作通りじゃなくていいって先に言ったのはあんたでしょうが」
「そ…っ、と、とにかくだなぁ、おれは今、この二択だったらどっちを選ぶか聞いてるんでい!」
「乱馬?」





それって……。




あたしはずり…と拳一個分の間合いを詰めるように乱馬に近寄ると、真剣に聞いてみる。





「乱馬」
「な、な、なんだよっ」
「あんた……そんなにあたしに刺されたいの?」
「……へ?」
「だってそうでしょ?原作通りだったら王子を殺さなくちゃ自分が助からないんだもの」


「だから拳や蹴りだけで済ませるだけありがたいと思って欲しいわ」と至極真面目に伝えると、乱馬の身体がわなわなと震え出すのがわかった。


「ったくかわいくねー女だなぁっ!」
「きゃ…っ」
「普通、こういう場合はもう一つの方法を選ぶんじゃねーのかよっ!?」

両二の腕をがしっと掴まれ、まるで責められるように怒鳴られる。
もう一つって、だけどもう一つは。


「あ、あんた、自分がなに口走ってるかわかってる?」
「あん?」
「だ、だから、もう一つって、それって…」




つまり。




「~…っ!」
「…あの」
「……だ、だったらどうだっつーんだよ!?」
「え…?」
「……っ」
「……」



…えっと。


こうして黙られちゃうと、あたしのほうが困っちゃうんだけど。
乱馬といえば既に頭から湯気が出そうなくらいに真っ赤にのぼせ上がり、あたしの両腕を押さえて完全にフリーズしてしまっている。
そりゃあね、あたしだって恥ずかしいんだけど。
でも。
滅多に見ることの出来ない、乱馬のこんな顔が…実はかわいくて、たまらなく嬉しくなってしまう自分がいた。
思わずふふっと笑ってしまうのを必死で堪え、真面目な顔を作って聞いてみる。


「じゃあ乱馬は刺されるよりかは、もう一つの方法がいいの?」
「……そりゃそうだろ」
「殴られるよりも?」
「当たりめーだ、バカ」

…そっか。
当たり前、なんだ。


「…じゃ、じゃあね、あの」
「……」
「乱馬も、その…もう一つの方法、して欲しい…とか?」


どうしてもキスと言えないあたしと乱馬。
一体どうしてこんな話になってしまったんだろうと思わなくもないが、恥ずかしさを振り切るようにちらりと顔を覗き見る。
短い沈黙の後、それを破ったのは乱馬の方だった。



「…しょ、しょうがねーからなっ」
「しょうがないって、何が?」
「だ、だからっ!溺れてるおめーを助けた礼だよっ!し、仕方ねーから受けてやるっつーか」
「はあっ?なに言ってんのよ。原作通りっていったら人魚が王子を助けてるんでしょうが」

全くもう。
原作通りにこだわったり、原作を大きく外れたり、勝手過ぎて意味がわからない。
結局、乱馬はあたしに何を言わせたいのよと。そこまで考えて、ハタと気が付いてしまった。


もしかして。
もしかしなくても。





……期待、してる?






今日、何度目になるか分からない程に心臓がバクバクと暴れ出す。
まさか、こんな形で、こんな風に。
さっきまではそう思わなかったけれど、でももう乱馬もあたしも多分、考えていることは一緒なのかもしれない。

あ、だけど。

ここにきて、あたしはあることに気が付いてしまった。
……そっか。そうよね。
当たり前のそのことに気が付くと、あたしは変に照れているのもバカらしいと再び口を開く。



「…じゃあわかったわ」
「何がわかったんだよ」
「仕方ないから、キスする方を選ぶわ」
「え…っ!そ、その、いや、ホ、ホントに…!?」
「だって助けてもらったお礼なんでしょ。仕方がないからね」
「し、仕方がねーとか言ってんじゃねーよっ!」

っていうか、そもそも人魚姫が王子を助けたんだからお礼でも何でもないんだけど。
だけど乱馬の中ではなぜか“溺れたあたし=人魚”を自分が助けたことになっているから、渋々あたしもそれに乗っかってあげることにする。
大体、その設定だったら人魚が王子をナイフで刺すなんておかしいこと極まりないのだけど、乱馬は全くその矛盾に気付いていない。
それどころか、何やらブツブツ呟きながら急にあたしの肩を掴むと

「わ、わかった…!お、おめーがそこまで言うんだったら、おれも受けてやってもいいぜ」
「へ?」

そう言ってグッと力を込める。


「そ、それじゃ、いいかな?」
「…って、ちょっと…」




乱馬の影があたしに覆いかぶさってくる。
そして。





ちゅ…と音を立てて触れたのは……









……あたしと乱馬の唇の間に挟んだ、人魚姫の絵本。








一瞬、なにが起きたのかわからなかったのだろう。
瞼を閉じていた乱馬がゆっくりと目を開け、その直後、火が付いたように猛然と怒り出す。




「あかね……って…!?お、おめーはなんてことを…っ!」
「そんなの知らないわよ」
「なにぃっ!?」
「だってこれって絵本の中のお話でしょ?あたしと乱馬の話じゃないもの」

照れ隠しにツンと横を向く。
そうよ。
これってただの仮定の話。
“もしもあかねだったらどうする”と聞かれただけで、あたしはこの可哀想な人魚ではないし、もちろん乱馬だってマヌケな王子でもない。だから何もこんなドキドキして真剣に答える必要なんかなかったのよ。


「大体ねえ、しょうがなく受け入れてもらえるキスなんてこっちからごめんよ」
「な、なんだとぉっ!?」
「そーんな上から目線のキスより、あたしのことを好きって言ってくれるキスじゃないと嫌なの」
「こ、こ、この~…っ」


なによ。なにも間違ったこと言ってないじゃない。


「かわいくねえっ!」
「どうせかわいくないわよ」
「わかいくねえ!かわいくねえ!かわいくねえっ!」
「…あんたねー」
「ほんっとおめーはかわいくねえっ!」
「……」



はあ…と溜め息。
これじゃあ、日が暮れちゃうわ。

…仕方なく。

これはあたしからの、精一杯の譲歩。



「わかったわよ、もう」
「わかったってなんだよ」
「あたしが溺れちゃったら、乱馬はまた助けに来てくれるんでしょ?」
「…知らねー」
「ずるい!さっき助けに来てくれるって言ったじゃない」
「知らねー!忘れた!記憶にねえ!」

…ダメだこりゃ。
さっきのが相当ショックだったらしい。
こんなに拗ねて駄々っ子みたいなのに……それでもやっぱりかわいいなんて思ってしまうのは惚れた弱みというものかしら。


……。




「ねえ、乱馬?」
「…あんだよ」









ちゅ…っと。





プイッと顔を背けたままの乱馬の横顔に、まるで子供をあやすように唇で触れる。






「…っ!?」
「…一応、前払い」
「えっ、あ、あの…っ?」
「今年の夏も、またプールであたしのこと助けてくれるんでしょ?」
「…!」

コクコクと。
首がもげそうなくらいに頷く様子がおかしくて、ついクスリと笑みがこぼれてしまう。



「だから…お礼よ」
「……あ、あの、あ、あかね…っ」
「なに?」
「あ、あの、こ、この続き…は……?」
「続き?そうねえ…」


ちらりと部屋の入り口に視線を走らせる。


「…そこの扉。開けて誰もいなかったら……考えてあげてもいいわよ」
「え…っ!ほ、ほんとに…!?」





多分、無理だと思うけど。




急にドアの前の廊下がミシミシとしなるような音がしたけれど、残念ながら扉を開ける前に逃げ遅れたおじ様の白黒背中が目に入った。



「ね。無理だったでしょ?」
「あ、あいつらぁ~…っ!」



こうなってしまうと、いくらなんでもあたしと乱馬だって「さ、邪魔者がいなくなったから続き続き」とスムーズに行けるほど、器用ではない。



(少しだけ、惜しかったかな…)


そんなことを思いつつ、「さ、あたしも片付けの続きするからもう出て行って」と乱馬の背中を押すと、まだ諦めきれないように窓枠に足を掛けて乱馬が捨て台詞を吐く。


「お、おめー、今晩覚えてろよっ!?」
「なによ、今晩って」
「今晩、また来るからな!」
「はあ?あたし、そんな暇じゃないんだけど」
「るせえっ!とにかくそういうことだから!忘れんじゃねーぞ!」
「あ、ちょっと…!」




…なんなのよ。
本当に一体なんなのよ。
自分の好きなことだけ言って、謎の宣言まで残して屋根から屋根へと消えていく赤いチャイナ服。
こんな困った許嫁……きっとあたししか面倒みきれない。






だけど。





「…ふ、ふふっ」





きっと勢いで言ったものの、今頃真っ赤な顔してどこかで照れてるんだろうな。
想像するとなんだかおかしくて。



(…そういえば、小さい頃あんまり読み聞かせなんかしてもらったことないって言ってたっけ)



あたしはもう一度、紐で束ねようとしていた絵本を確認する。
そしてその中から。


とびきりハッピーエンドになる本を一冊抜き取ると、元の本棚にそっと戻した。







< END >





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comment (16) @ 高校生編 短編(日常)

   
今晩からのお話の投稿について  | だからこっちを向いて 

comment

縞 : @-
可愛い~♡♡
高校生編のピュア味も大好物!!!!!
拍手話もそう持ってきたか♡♡って思った~♡
原作云々のフレーズもワロタwww
2017/01/11 Wed 02:54:45 URL
: yoko @-
ロミジュリだぁ(*´∀`)
ガムテの次はそれかーい!ってなった後に拍手見てニヤニヤですよ、いつもながらの拍手クオリティ…。二人ともかわいいしっ!

しかし、童話は子供ながらに釈然としない話が確かに多かった!教訓とかなんでしょーか…。あと、地味に怖いのも多かった…青ひげとか…
乱馬の言うとおり、寝る前はハッピーエンドなお話がいいですよね(*・∀・*)
2017/01/11 Wed 09:07:49 URL
管理人のみ閲覧できます : @
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017/01/11 Wed 11:48:39
Re: 縞 : koh @-
> 縞さん

こんにちは。
可愛いと言っていただけて嬉しいです♡
先日の『新年の夜は・補足』にて“ガムテープなしでしたかった”とさらりと言ってのけるあかねちゃんが
かわい過ぎて(´▽`*)。そこから拍手話まで妄想を広げてみました~。

そうそう。
妄想と言えば、実は私、縞さんのあるイラストでどうしてもお話を書きたくなってしまって…。(コソッ)
先日、Twitterの件を教えていただいた時に辿って偶然目にした縞さんのイラストなんです。
その場面が、なんだかすごく妄想を刺激して…。
でも多分、縞さんは意外な一枚かもしれません…。
時期は2月頃を想定しているのでまだまだ先なのですが、もしも書けたらこっそりと相談させてください(照)。
あ、残念ながらピンクではありません(笑)。初々しい高校生乱あです。
2017/01/11 Wed 15:31:02 URL
Re: タイトルなし : koh @-
> yokoさん

こんにちは。
先日の【新年の夜は・補足】を投稿してから、いつかはロミジュリのリベンジをさせてあげたかった
この母心…。初々しい高校生乱あ、もどかしいけどやっぱりかわいい♡←書くのは苦手だけど
ようやく少しまともな拍手話になってよかったよかった(´▽`*)。
というか私、高校生の最後は必ず“ちゅう”をさせたがってますね(汗)。
なんてワンパターンなんだ…orz。だ、だって甘いのが好きなんだもん💦。

まだ結婚前、付き合ってた方と夜中に電話してる時とか話す内容がなくなったら
眠るまで電話口で本を読んでもらったりしていました(三国志だったけどw)。
息子には読み聞かせをかなり大きくなるまで(小4くらい?)していたのですが、私の性格上
ハッピーエンドや笑える話ばっかり選んじゃって(^▽^;)。悲しいお話は少し苦手です💦。
青ひげ…なつかしいわ~(笑)。
2017/01/11 Wed 15:47:24 URL
Re: No title : koh @-
> 2017/01/11 Wed 11:48:39 コメント主様

こんにちは。
やっと冬休み終わりましたよぅ(涙)。
冬って子供だけじゃなく、それぞれの実家や親戚付き合い、それに部活だ模擬だと用事がぎゅうぎゅうで
本当に長く感じました。
日中、ちょっと離れてるくらいの方が優しくなれる鬼母です。

そしてそして。
コメント主様のコメント拝見して、嬉しくてニヤニヤしてしまいました♡
勝手に苦手意識のある高校生乱あ、更に苦手なあかねちゃん視点だったのですが、そう言っていただけて
すごくすごく嬉しいです✨。
それにしても、久々のあかねちゃん視点ってよく気がつきましたねえ。
そんな風に他のお話も覚えていただけているなんて、本当にありがたい限りです♡

高校生乱あ、そう簡単にはキスさせたくない私。いや、させたいけど。←どっちだ
そこに至るまでのもにょもにょ感が好きなんです(笑)。
なので、きっと絵本でキスを妨害された乱馬は照れて怒って拗ねて大変だろうなぁ、と。
なぜか、顔と同じくらい赤チャイナではっきりとそこだけ想像できちゃって。

拍手話ではようやく一年越しのリベンジが出来ました♡
くう~っ、やっぱりこの二人かわいい…✨。
2017/01/11 Wed 15:56:07 URL
今年もよろしくお願いします(^^♪ : クリ @-
kohさん、大変遅いご挨拶になりましたが、あけましておめでとうございます☆
いつもお邪魔しては、赤くなったり、ウハウハ(死語ですか(笑))したり、ほっこりしたり、しています。
ステキな乱あをありがとうございます♪
人魚姫の話、良いですね!
乱馬の自信に満ちた心意気?好きです!
ピンクも好きですが、奥手な二人も大好きです(^^)
人魚姫の拍手話が、とても好きです!
またお邪魔しまーす
2017/01/11 Wed 17:14:07 URL
カァ~✨いい(≧∇≦) : ひなた @-
こんばんは(///ω///)♪
やっぱりいい✨✨✨✨✨師匠のお話しは最高です!!
絵本からこんなに甘いお話しが生まれるなんて…
アァァァ~いい✨←しつこい
乱馬とあかねのやりとりがもう…もう…堪らない‼
あと一歩のモニョモニョ感✨読んでいて、こちらが赤くなっちゃいました(///ω///)♪更にの拍手話に一年越しのリベンジが……。

もう、全てが好きだぁー!!(≧∇≦)(はっ、また暴走してる)

ところで、やっと長いお休み終わりましたね。わたしもちょっとストレスでしたよ(ToT)
またkohさんのお話しが読めて嬉しいです!
暴走をなるべく減らしますので←本当かよ…(by乱馬)
またお邪魔させてくださいね!

素敵な萌えをありがとうございました(≧∇≦)✨✨
2017/01/11 Wed 20:53:34 URL
No title : みにとど @-
あーん>_<チューしないー!って思ったら、さすがkoh様☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ちゃんと拍手でしてたー♡頭の中に宇多田ヒカルの人魚姫を鳴らしながら読ませてもらいました。あかねちゃんの声で絵本読み聞かせしてもらえたら、チューなくてもそりゃあそりゃあとろける気分になったことでしょう。私もして欲しいー‼︎
でもでも、1年越しのガムテなしチュー、叶えてくれてありがとうございました^ ^ほんわかしましたー♡
2017/01/11 Wed 23:26:06 URL
Re: 今年もよろしくお願いします(^^♪ : koh @-
> クリさん

あけましておめでとうございます✨。
昨年は温かいコメントの数々、ありがとうございました♡
私こそ、頂戴したコメントを拝見してはニヤニヤしたりウハウハしてます(笑)。←なんだったらナハナハでもw

そして 突発的に思いついた人魚姫のお話に、こんな反応していただけると思わず純粋に嬉しいです♡
私もクリさんと同じ、ピンクも好きだけど奥手な二人も好きで…。
やっぱりここらへんはらんまの原点というか、延長戦直後くらいのあかねちゃんに対する執着みたいな
自覚が少しずつ芽生えてきている感じが好きなんです。
ただ、これをお話にしようと思うと途端に文章力が…(汗)。

拍手話も読んでいただいてありがとうございます✨。
拍手でかっちり納まると、「よし!書いてよかった~」って一人テンションが上がります(´▽`*)☆
2017/01/12 Thu 03:05:18 URL
Re: カァ~✨いい(≧∇≦) : koh @-
> ひなたさん

こんばんは☆
最高だなんて、ひなたさんの優しい言葉にすっかり甘やかされている私です(/ω\)//。
そして相変わらず二人にも甘い…。
もっとサラッとした何気ない日常とかも書きたいとは思うんですが、短編だとついつい幸せな二人を
書きたくなっちゃうんですよね。
……まあいっか☆←軽い

おピンク様とはまた違うもにょもにょ時期の二人、かわいいですよね♡
書くのはハードルが高いけど妄想は止まらない、そんな高校生乱あです(´艸`*)。
でもその一方ですごく真面目…というか、格闘家としての乱馬を書きたがってる自分もいたりして。
いつも妄想に溢れてはいるのですが、特に最近は書きたい願望が強くて頭の中で暴走してます(汗)。
もちろん、ひなたさんの暴走、大大大歓迎ですよ~♡
コメントがテンション高いと単純に私も嬉しくなっちゃいます(´▽`*)b☆
それに、ほら。もう私、頭の中の暴走も恥もとっくに晒してますからね?
今更恥ずかしいことなんてないのです\(´▽`)/ ☆
(あ、でも未だに主人の前で着替えとオナラは出来ない…。なぜっ!?)←なんのカミングアウトだw
2017/01/12 Thu 03:13:47 URL
Re: No title : koh @-
> みにとどさん

こんばんは☆
コメントを頂いて、私も宇多田ヒカルさんの人魚を聴きました♡
私、個人的に小さい頃から人魚姫のお話があまり好きではなかったのですが、こうして二次の中で
昇華(?)出来てすごく楽しかったです(´▽`*)。

それにしても、いざとなると落ち着いているあかねちゃんと暴走しかける乱馬の高校生時代って
やっぱり楽しい~♪
次はあの手この手で距離を縮めてやるか…と、ゆか、さゆりに続き 三人目のスーパーアシストとして
虎視眈々と計画しています(笑)。
どんだけ延長戦を楽しむんだよっていう…。

なにはともあれ、一年越しのガムテなしチュウ、やっと叶えてあげられてよかった、よかった(´艸`*)✨。
2017/01/12 Thu 03:24:28 URL
No title : 縞 @-
えっ?どれでしょう?
勿論ドレでも使って貰って構いませんよ♡♡
Kohさんの発想の種になったなら幸い♡♡
ピンクじゃないのは残念ですがwww
ピュア乱あも大好物です!!!!!
2017/01/12 Thu 14:34:35 URL
カワ(・∀・)イイ!! : 憂すけ @-
自分、何気に童話も好きっす。中身が幼いからでしょうか。(-_-;) このお話、最初っから最後まで!〝可愛い乱あ”が一杯、詰まっていて、とても癒されましたー! 乱馬の生い立ちを考えて、思いやるあかねちゃんも。何だかんだで、〝お話”の中に自分たちを投影させてあーだこーだと考える乱馬も。もう!可愛くて仕方がない!!やっぱ乱あって可愛いよなぁ。好きだなぁと、改めて強く思いました!悲しい結末だった人魚姫が、乱馬に掛かると(いや。kohさんか)こんな楽しい感じになるとわ!読み終わって、自然に笑顔になってました。
流石!kohさん!(あと。冬休み、終わって良かったっスねー!お互い!お疲れ様した!)m(__)m
2017/01/12 Thu 15:38:41 URL
Re: No title : koh @-
> 縞さん

こんばんは☆
勝手に宣言だけしておいて、こんな亀さん返信ですみません💦。
正直、どの絵もすごく妄想を掻き立てられるので図々しく書かせていただきたいくらいのですが、
私が気になったのは「電車に乗り遅れた乱あ」です。
ちょっと記憶が定かではないのですが、確か縞さんが「どんなシチュで乗り遅れるのか…」みたいなことを
呟かれていた気がして、勝手に私が妄想してしまったのです(/ω\)。
2月中旬くらいまでに書けたらなぁ…と思っているので、もしも書き上がったら投稿前にこっそりメッセージで
送らせてください♡
2017/01/16 Mon 01:24:29 URL
Re: カワ(・∀・)イイ!! : koh @-
> 憂すけさん

大人になってから読む童話って、また子供の頃とは違う解釈があったりして楽しいですよね。
当時は繊細な挿絵がすごく好きで、子供だましの可愛い感じより、妙に写実的なイラストが
堪らなく好きでした♡その本は今になっても捨てられません。
だからきっと、あかねちゃんの本棚にもそういう絵本が何冊かは残っているのではないかなぁ、と。
女三姉妹の思い出が詰まった本に乱馬が触れ、いつか二人の子供にも読ませる日が来たら素敵だと思って
書いていたので、癒されたと言っていただけて嬉しかったです(´▽`*)✨。

PS.憂すけさんも冬休みお疲れ様でした!今年の休みは手強かった~💦
2017/01/16 Mon 01:37:29 URL

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