6. 嘘つき 

2017/01/20


「やっぱりこのまま、許嫁解消しよう。あたし達」



…ああ。
何度言われても、やっぱり他人事みてーでピンと来ねえな。
そんな場違いなことを思いながら、あかねの台詞を聞く。
だけどさっきと違って、おれは幾分冷静にあかねに問い掛けた。


「なんで?」
「…」
「こーしておれの気持ち伝えようとしてんのに、なんでそこでまた許嫁解消の話になんだよ」
「…」
「…黙ってちゃわかんねえ」
「…」
「あかね」
「…っ」



頭で思う気持ちが言葉になんねえもどかしさはおれも充分わかってる。
ゆっくりとあかねの言葉を待っていると、不意に背中を這うような寒さを感じた。



(そういや、外の雪はどうなってるかな…)



この寒さとこれから夜が更けていく中で、雪はますます勢いを増して強くなるだろう。
それをわかっていつつ、あかねに伝えず気付かない振りをしているおれは、やっぱり卑怯なのかもしれない。





「…あたし」
「え?」
「……あたし、乱馬が思っている以上に欲張りだから」


ぽつりと小さく呟いたのを皮切りに、少しずつ間を置きながら、独り言のようにあかねが続ける。
静かに語る、その様はまるで降り始めの雪みたいだった。




「今、こうして話してるのって全部過去の…高校生の頃の話でしょ?」
「…」
「あの時だって、もしかしたら乱馬も同じ気持ちでいてくれてるのかもって思ってたのに、どうしてもあと一歩、踏み出すことが出来なくて」
「…」
「さっき、乱馬は自分のことがだんだんわからなくなってきたって言ってたけど…あたしも同じ」
「同じって?」

おれの問いに、カップの縁を指でなぞりながら一瞬躊躇う仕草を見せる。
その指先までもやっぱり女のもんで、何となく目を逸らせないままあかねが答えるのを待っていると、悩んでいた言葉をシンプルに呟いた。



「あたし、本当は乱馬をどう思ってるのかわからなくなっちゃって」




…不思議とあんまりショックはなかった。
寧ろ、少しずつあかねが自分の本音を吐き出してくれているようでホッとしたくらいだった。
実を言うと、おれも今まで何度か自分自身に問い掛けたことがある。
こんなに傍にいんのに「好き」の一言も言えねーで、おれ、それで本当にあかねのことを好きなのかなって。
もしかしたら良牙や真之介に取られないようにムキになってるだけなんじゃねえかって、あかねと離れて寂しさを感じれば感じるほど、無理矢理自分にそう言い聞かせたりもした。
なんのことはない。もしも本当に決定的な時が訪れた時、自分の傷が浅く済むための言い訳を用意してただけだ。

でもやっぱり無理だった。
簡単に好きだと言えないくらい、気持ちはとうにその時期を過ぎていて。
いっそ、あかねのことを考えないようにしようと思えば思うほど、いかに自分があかねのことを考えているか現実をまざまざと思い知らされる。


「あたしって一応は許嫁っていう立場じゃない?だから他の女の子に負けたくないって、意地になっちゃってるだけなのかなって」
「…」
「そう思った時、逆のことに気が付いたの」
「逆のことって?」
「あたしがこう思うってことは、もしかしたら乱馬も許嫁の肩書きに縛られてるだけなのかもしれないって」
「…」
「そしたらね、それまでの乱馬の行動とかも全部…義務感からくるものだったのかもしれないなって、わからなくなっちゃったのよ」


なんだよ、それ。
許嫁だから?義務感で?
わりーが、おれはそんな律儀な男じゃねーぞ。
最低限の情や礼儀は持っていたいと思っても、わざわざ気のない女をムキになって助けに行くほどおれは親切な男じゃない。そんなの、あかねだってわかってるはずじゃねえか。
思わず自分の声が不貞腐れたものになるのを感じる。


「あのなー。じゃあ聞くけど、おれがウっちゃんに許嫁の義務らしく身体張ってまで助けたことなんかあるか?」
「それは…秘伝のソースの時とか」
「あほ。あれは早く問題の決着をつけようと思って飲み干しただけで、助けるのとは違うだろーが」
「…」
「まあ大体、ウっちゃんが許婚だなんておれは思ってもねーんだけどよ」
「それは小夏さんがいるからでしょ」
「おめーなぁ…いい加減怒るぞ?」

二人でいられる残りの時間が限られてる中で、こんな不毛な言い争いをしている場合じゃないんだ。
吐き捨てたおれの言葉に、あかねの身体がビクリと強張る。



「…でもあたし、聞いちゃったんだもん」
「聞いたって何を」
「あ…、」
「なんだよ。ここまで言ったんだから最後まで言えよ」

だってそうだろ?
おれだって恥ずかしーとかみっともねーとか、そんなもん全部ひっくるめた上で腹割って話してんだ。
でもいくら意地っ張りの殻を脱いだところで、おれ一人では意味がない。
もしも今日、ここで伝えきれなかったら今度こそ終わる。
そんなおれの焦燥感に観念したように、「…他の子達が言ってるのを」とあかねが渋々小声で答える。

「なんて言ってたんだよ」
「なにって?」
「決まってんだろ?そいつらがなに言ってたかを聞いてんだよ」
「…」
「あかね」
「…」
「おい…」

ほんとにもう、あんまり時間がねーんだ。
多分、外は雪が降ってる上に、時刻はきっと9時を回っているだろう。
こんなことならちんたら悠長に飯なんか食うんじゃなかったと、今更ながら後悔する。
わざと視界に入らないように背中を向けた時計から、カチカチと聞こえるはずのない秒針の音が響く気がした。
そんな中、おれの顔を見ずに目を伏せたままのあかねがぽつんと零す。



「………………って」
「え?」
「だから…っ、二年間も許嫁同士なのに恋人じゃないなんておかしいって…」
「…っ」
「そんなの、所詮は親が勝手に決めた形だけの許嫁だって」
「は…?」
「きっと乱馬は許婚だからって無理してる。あたしなんか乱馬に相応しくないって…」
「な…っ!」


カアッと全身が熱くなる。
そんなふざけたことを言う奴がいるなんてどこのどいつだ!
誰がそんなことを言ったんだと問い詰めれば、女子トイレの中でドア越しに聞こえたらしい。
ったく、バカじゃねえのか。
おれ、いつかもみんなの前で言ったことあるじゃねーか。“嫌いだったら悩まねえ”って。
好きだから。
親の決めた許嫁なんて関係なく、ただあかねが好きだから、だからこんな臆病になっちまって。
大切だから迂闊に手が出せなくて。
もっと割り切れる関係なら、とっくに男と女の仲になっててもおかしくなかったんだ。
だけど、おれとあかねはそれとは違うじゃねえか。
なのにおれの気持ちより、勝手なことを言う奴らの言葉を真に受けて、いちいち落ち込んでしまうあかねにもおれは苛々した。


「あのなあっ!なんでそんなくだらねえこと気にしてんだよ!おれ達のことをろくに知りもしねー外野なんて放っときゃいいじゃねえかっ!」
「べ、別に気にはしてないもん!」
「充分してんだろーがっ。あかねのくせにそんなしょうもねえことで悩みやがって!」
「なによ、悩ませるような態度取ってたのはどこの誰よ!あたしはあんたと違ってそんな図々しくはなれないもの!」
「なんだと!?」
「乱馬が無理してるかもしれないって聞いて、それで平気な顔し続けていられるほど、あたし図々しくなんかなれない!」
「あかね」
「そんな形ばっかりの許婚なんて、余計惨めになるだけじゃない!」
「あかね……」


なんでおれが思ってたことをあかねが言うんだよ。
違うだろ?不安になってたのはおれの方なんだぞ。
許婚だから。
同じ家に住んでいる家族みてーなもんだから優しくしてくれてるだけであって、実はおれが別の誰かだとしてもあかねは普通に親切にしてやるんじゃねえかって、いつしか不安に苛まれてたのはおれの方なんだ。



「だからいつかはちゃんとはっきりしなくちゃいけないって思ってた」
「…」
「だけどどうしても言い出せなくて…。そんな時、直接噂を聞いたの」
「…また噂かよ」

はっきり言って根拠のねえ噂話なんてうんざりだ。
おれはわざとげんなりした顔をしてみせると、先程と違い今度は確信を持ったようにあかねが言う。

「噂っていうより、ほぼ確かな情報っていうのかしら。それを聞いた時に、ああ、もうこれ以上引き延ばしてる場合じゃないなって思ったのよ」
「なんだよ、その確かな情報って」

おれの態度よりも確かな情報?
あかねが真に受ける噂話なんて、どうせろくなもんじゃねえはずだ。
だけどあかねの中では違うらしい。
噂話を完全に信じたあかねは、徐々に声のトーンを落としながら、ただカップの中の紅茶を見つめている。
そして一瞬の沈黙の後、すっと空気を切るようにあかねが言った。


「乱馬…今、許婚とか関係なく好きな人がいるんでしょ?」
「は?」


だからそれは、さっきからおれが言ってる――…


「親が決めた許婚じゃなく、今、乱馬には心に決めた人がいるって」
「ちょ、ちょっと待てよ!だからそれは……っ」
「許婚の責任感じゃなく、ただ純粋に想ってる人がいるんでしょ?」

おれが訂正の口なんか挟む隙も与えないというように、口調こそ質問形式だが淡々とあかねが続ける。

「毎週土曜日、乱馬が誰かを待って家にいるって。二人で過ごす時間を一番大切にしてるって」
「あのなあ…」
「なのに許婚であるあたしにも気を遣っちゃって、こんなのもう許婚の関係なんてとっくに破綻してるってわかってたのに、どうしても今まで切り出せなくて」
「あかね」
「乱馬、こんな時に限ってあたしに期待させるようなことばっかり言うんだもん」
「おれは別におめーに気を遣ってるわけじゃねーよっ!」

なんだよ、それ。
おれの必死の想いが気を遣ってるだけだと?
おれはいよいよ頭に血がのぼるのを抑えきれずに、ついカッとなって大きな声を出す。


「そんなにあかね、おれのことが信用出来ねーのかよ!?」
「乱馬…」
「さっきから聞いてりゃ許嫁、許嫁って、おめーのほうがよっぽど許嫁の肩書きに惑わされてんじゃねーか!」
「…っ」
「おれはあかねとこんな形で離れたくねーし、これで終わらすつもりもねえっ」
「…」
「黙ってねーでなんとか言えよっ!」



…ああ、こんな喧嘩口調じゃなくてもっと優しくしてやりてーのに。
なんでいつもこうなっちまうんだ。
久し振りに感情のまま向き合っているからこそ、ずれて生じた隙間が埋まらずもどかしい。
だけどもう、きれいな形になんかこだわってる余裕はなくて。
固く閉ざされたあかねの心の扉をこじ開けようと、ただそれだけだった。
ようやく顔を上げておれを見たあかねの瞳が悲しそうに揺れる。



「…乱馬は今、久し振りに会ったから…だから感情が昂ぶってるだけなのよ」
「…はあ!?」
「あたしは、無理…」
「無理ってなんだよ」
「……」
「あかねっ」
「…毎週……毎週、乱馬が誰かと週末を過ごすのを楽しみにしてるとか…」
「…っ」
「許嫁とか関係なく…す、好きな人がいるって聞いちゃって…」
「おい…」
「……それで知らない振りなんて」
「…」
「いくら親の決めた許嫁っていったって、これ以上強い気持ちでいるなんて出来なくて……」






「……もう、苦しい」




絞り出すように吐露したその四文字の想いが、おれには痛いほどわかった。
おれも苦しくて。
あかねの気持ちがわからずずっと苦しくて。


だからこれ以上、自分の心が悲鳴を上げないように離れようとする気持ちは十分理解できる。
けどそれはあくまで理論上の考えであって、感情はそんな単純にはいかねえ。
きれいな形で終えた思い出は、その場凌ぎの慰めにはなっても、時間の経過と共に余計に未練へと変わっていく。

なんであの時、ああしなかったんだろう。
もしもあの時、こうしていたら。

きっとあかねが想像してる以上に、おれはあの祝言の日からずっと後悔していた。
後悔という言葉では足りない程、苦しくて寂しくて不甲斐なくて。
時間が経てば経つほど、自分の気持ちだけではどうにもならないしがらみにとらわれて、自分に都合のいい適当な言い訳をつけては現実から目を逸らす。
いつかは笑い話になっているだろうと楽観的に構えては余裕ぶり、そのくせ、今あかねが誰と何をしているんだろうと思うとそれだけで胸を掻きむしる思いになったのも一度や二度ではない。
結局のところ、きれいなままの思い出で終わらせようなんて、そんなのは幻想に過ぎねえんだ。
だっておれ達はまだ、甘い思い出に出来るほど互いの気持ちを伝えあってもねえじゃねーか。

おれが今諦めるということは、もしかしたらあかねにもおれと同じ思いをさせることなのかもしれない。
そんなこと、させられるわけがなかった。



おれは話をしなくなっていた空白の時間に絡まった糸を解くよう、一つずつ答えを探す。
今まで物事は一気にカタがつくものだと思ってた。
だけどそうじゃない。
一つずつ一つずつ。
ぽこぽこと空いた隙間を埋めるように、あかねの不安を拭い去ってやりたい。そんな気分だった。
まずは昂った自分の感情を落ち着かせるため、大きく一つ息を吐く。




「まず一つ確認しとくけど、さっきからあかねの言ってる噂話をしてた奴ってのは誰なんだよ」
「え…?」

そうだ。
おれとあかねを振り回す、好き勝手な噂話。
あかねだって所詮、噂は噂でしかねえと身をもって知ってるはずなのに、なんでよりによってこんな不確かな噂に惑わされているのかが解せなかった。


「誰なんだよ、んないい加減なこと言ってる奴って」
「それは…」
「…」
「…」
「…いーから言えって。怒んねえから」
「……っ、……、っ……ごめん、…それは…言えないの」


いつになく頑なに拒むあかね。
その苦しそうな表情を見ると流石にそれ以上は聞けず、代わりにおれは事実だけを端的に言う。


「あのなー、噂で何て言われたのか知らねーけど、この部屋に女が来たことなんておめーとおふくろ以外、いねーんだからな」
「…ウソ」
「だからウソじゃねーって」
「ウソ。だって本当に聞いたんだもん、乱馬が毎週末待ってる人がいるって!」
「だからそれはあかねのことだろーがっ!」


ああ、なんでこんな時にぬくぬくと炬燵なんかに入ってるんだろう。
もしもこれが二人立って話でもしてれば間違いなくその身体ごと抱き寄せるのに。
驚きと戸惑いを隠せず揺れるあかねの瞳を見ながら、自分の衝動がふつふつと暴れそうになるのをなんとか堪える。
炬燵で熱された下半身とは正反対に、頭はキンと冴えていた。
時折、台所とこの部屋を隔てる扉の下から冷たい空気が入り込んできてぶるぶると身体の芯が小刻みに震える。
それが寒さのせいなのか、伝わりきらないもどかしい思いのせいなのかはわからない。
ただ、あかねが窓の外を気にしないでいてくれることだけが救いだった。
もしも今、白く覆われた景色を見たらすぐにでも帰り支度を始めてしまうだろう。
だけどこんな状況で。
こんなにも気持ちが宙ぶらりんになったまま、離れるなんて出来なかった。


今度はおれが独り言のように、あかねに向かって語り掛ける。


「あかねさ、一番最初は六月にこの部屋に差し入れ持って届けに来てくれただろ?」
「…うん」
「あの時、おれ本当はすげー嬉しかったんだよ」
「え…?」
「だけど一人で浮かれてるとこ見せんのも恥ずかしーし、それにあかねに警戒されたくなくて」
「…ウソ……」
「だからウソじゃねーよ!その…お、おれは男の一人暮らしだろ?もう女にもなれねーし……そんでもしもおれがなんかして、あかねが下手に意識して来てくんなくなったらって思ったら…」
「…」
「だったらもう少しこのままでいいかって。おれ、あの時はもっとあかねが頻繁に来てくれるもんだと信じてたし」
「…」

なのにあかねはどこか余所余所しくて。
よく考えてみれば一人暮らしをする前からそんな感じだったんだからいきなり上手くいくわけねーのに、それでもおれは少し落胆し、だけどまだチャンスはこれからだと勝手にタカをくくっていたんだ。それがまさか、次にあかねがこの部屋を訪れるまであんなに時間が空くとも思わずに。


「あれからおれ、土曜日の午後だけは出来るだけ家にいるようにしてたのによ」
「…」
「どっかの誰かは全然差し入れ持ってこねーし」

流石に少し照れくさくなって暗におふくろの差し入れを強調する。
だけど本当は差し入れなんかより、ただあかねが来てくれればそれで良かったんだけど。
そんなおれの言葉がまだ信じられないとばかりに、あかねがやや戸惑った表情で小さく何かを呟いた。


「なに?よく聞こえなかった」
「…っ」
「いーから言えって。早くしねーと雪が積もって帰れなくなるぞ」
「…雪…?」
「あ……、」

急かす余りに、つい口が滑った。
慌てて冗談っぽく振る舞おうとしたけど、顔ごと窓の方に向きを変えるあかねの様子に、これがタイムリミットなのかと心の中で己の迂闊さを悔やむ。
まだ聞きたいことも、言いたいことも沢山あんのに。
伝えなきゃいけねえことがあんのに、こんな後ろめたい思いの中でそれを言って、果たして上手くいくとは思えなかった。
まるで部屋の中に雪が降り始めたように静まり返る中、窓を見つめたままあかねが口を動かす。




「…さっきの、本当?」
「え?」
「この部屋に来た女の人は、あたしとおば様だけって…」
「ああ…」

そんなこと、この期に及んで嘘ついてどうすんだよ。

「じゃあ、男の子だったら?例えば高校の同級生とか」
「ああ、まあ、ひろしや大介達なら年末に来たけど」
「…そうなんだ」
「あいつら、人の大掃除中にも関わらず一晩中騒いでいきやがって」
「でも楽しかったんでしょ?」
「あー、まあな」

なんだ?
少しだけ気が抜けたように頰を緩めてあかねが笑う。
それだけでおれの体温が上昇するように、ふわりと胸の中があったかくなる気がした。



「雪……もう降ってるかしら?」
「……さあな」
「言われてみると、さっきよりも寒い感じがするものね」
「そんなの、安アパートだからさみーだけだろ」
「でも…」
「…」


まるで隠した悪戯が見つかる前のガキみてーだな。
あかねの一挙一動にドキドキし、どうか窓の外を見るなと願う。
だけどそんなおれの願いも虚しく、すっかり空になったおれとあかねの二人分のマグカップを手に持つと、もぞりと炬燵の中から立ち上がった。



「さむ…。やっぱり炬燵から出ると一気に寒くなるわね」
「だったら…っ」


だったらずっと炬燵に入ってりゃいーじゃねえか。
そんな無茶苦茶なことを思うのに、言葉にならない。
おれ、今日は必死で自分の想いを伝えてるつもりなのに。
まだダメなのか。
まだ足んねえのかよ。
欲しくて欲しくてずっと焦がれているのに、それでも近付かないあかねの頑なな心が恨めしい。



カチャカチャとカップの中のスプーンが小さく音を立てて台所へと運ばれていく。
本当にこれで終わりなのか。




「おい」
「…」
「そんなのいーから置いとけよ」
「…ねえ」
「なんだよ」
「…」
「…」


シンクの横の台に揃いの白いマグカップを置いたまま、あかねが黙る。
おれもその隣りに立って、ただ空になったカップを見つめていた。


「…」


あかねは何も言わない。
ただ、何かを考えるように長い髪の毛を耳に掛ける。
その艶やかな髪の毛が掛けたそばからまたはらりと垂れ、あかねの横顔を覆って表情を隠した。



「……あか――」
「外」
「え?」
「さっき、乱馬が外に行った時。…本当に雪は降ってなかった?」
「あ、ああ…。雪は、まだ……」
「…」
「…」
「…本当?」
「…っ、」
「…」
「…………ごめん」
「…」
「……ほんとは雪…降り始めてたんだ……」




……。


あかねはおれの方を見ようとしない。
呆れてるんだろうか?
それとも卑怯者だとおれのことを軽蔑しているのかもしれない。
自分の欲のためにその場凌ぎの嘘をついて、これからすぐにあかねが帰ったとしても雪が積もっていたら電車は遅れ、帰宅時間は随分と遅くなるだろう。
いや、それどころか最悪なのはどこか途中の駅で電車が立ち往生してしまうことだ。
毎年、雪の降る日にはお決まりのようにニュースになる首都圏の交通網の麻痺。
わかっていたのに、それでもおれはあかねを引き止めたい一心で幼稚な嘘をついた。



「…嘘つき」
「……ごめん」
「きっともう、積もってるかもしれないわね」

そうだな、ともそんなことねーよ、とも言えないおれ。
すぐそこの玄関の扉を開ければ一目瞭然なのに、そのドアの向こうはおれとあかねを異空間に引き離す結界のように思えて、どうしても開けて確認する気にはなれなかった。


「…」


ミシ…と冷たいキッチンのタイルがしなりをあげる。
畳以上に冷たさの走る床からは、立っているだけで歯の根も合わなくなるほどの冷気が身体中を突き刺した。
こんなの、どう考えても雪が積もってるに違いない。
ガチガチと震えそうになる声で、あかねの名前を呼ぼうとしたその時だった。


おもむろにあかねがコンロの上の薬缶を手に取ると、水道の蛇口を捻り半分に満たない程度に水を注ぐ。
おれが女に変身しなくなってから、あかねが薬缶を持つこと自体懐かしく感じるこの仕草…。



「あかね…?」
「…」
「あの…」
「……寒いから」
「え?」
「寒いから、もう一杯紅茶淹れていい?」
「あ…」


おれの返事を聞かないまま、コンロのボタンを下に押す。
チキチキと音が鳴り、次の瞬間、ボッと青い炎が薬缶の底を囲むその熱でほんの少しだけ腰の前が温かくなったような気がした。
ゆらゆらと生き物のように勢いよく揺れる炎を見つめながら、もう一度あかねが「嘘つき」と呟く。
ごめんと謝ろうとしたら、


「あたし。本当は雪が降ってるって知ってたの」
「……え…?」


「だからあたしも嘘つきなの」と、くすりと笑いもせずに目を伏せたまま言う横顔を見ながら、おれはあかねの言葉がまだ信じられなかった。




「い、いつから雪が降ってるって知ってたんだ?」
「…乱馬が帰って来た時から」
「おれが帰って来た時からって…」

あの時、おれは確かにカーテンを閉めて家を出たはずだ。
その後に紅茶を淹れている時だってあかねを窓際には近付かせないようにしていたし、あかねも外を確認するような素振りは見せなかった。
それともおれが帰宅する前にこっそり玄関の外を覗いたんだろうか。
いくつもの「もしかして」を想像していると、少しだけ表情を柔らかくしたあかねが「そんな難しいことじゃないわよ」と小さく笑った。

「乱馬が帰って来た時ね、髪の毛に雪が乗っかってた」
「え…」
「拭こうとしたらすぐに溶けて見えなくなっちゃったけど」
「…」
「ああ、もう降り始めてるんだなってそれで気が付いたの」
「…」



なんでそこで騙された振りをしてたんだ?

聞きたくて、でも聞けなくて。
喉の奥で「…っ」と籠る空気みてーな声が漏れ、慌ててまた咳をする振りをして誤魔化す。


「あたしも嘘つきだけど、乱馬も嘘つきよね」
「…わりい」
「だからおあいこね」

そう言って、またふふっと笑った。
瞬間、胸にドクンと衝動が走る。
期待しちゃいけない。
間違った期待をしちゃいけねーと頭で言い聞かせるのに、震えそうになる指の先はきっと寒さだけのせいじゃない。
あと一言でも口を開けば感情が溢れそうなおれ。
泣きたいくらいの愛おしさに息をするのさえ苦しさを感じていると、まるで今、気が付いたみてーにあかねが尋ねてくる。

「ねえ。もしもあの賭けの時、もう雪が降ってたら乱馬はどうするつもりだったの?」
「あ、ああ、それは…」
「あたし、本気であの時は雪が降ってると思ったのよ。なのに乱馬があんな賭けを持ちかけるから、てっきりあたしが帰りやすいようにする口実かと思っちゃった」
「ば、ばかやろうっ!」

そんなわけない。
あの時のおれは、口から出任せでもなんでも、ただあかねを帰したくない一心で。

「じゃあ、もしも雪が降ってたらどうしてたの?」

下から見上げてくるあかねを前に、今度こそ感情が溢れ出すのを止められなかった。




「…それでも帰す気なんてねーよっ」
「きゃ…っ」


胸に華奢なあかねの身体丸ごと抱き締める。
抱き締めても抱き締めてもそれでも足んねーくらい、ぎゅうっとおれの胸にあかねの頭を押し付けると長い髪の毛に顔を埋める。
しんしんと。
頬に触れるあかねの髪の毛が、やけに冷たく感じた。



「おれは“あかねの意思を尊重する”とは言ったけど、帰すなんて一言も言ってねえ…っ」
「…」
「あかねの気持ちを大事にしたいから…大事にしなきゃなんねえって…だからずっと我慢してた」
「…らん…」
「おれだってずっと我慢してたんだよっ」



あかねは女で、おれは男だから。
いざとなったら女のほうが失うもんがいっぱいある気がして、だからどうしても最後の一押しが出来なかった。
本当はずっとこうしたくて。
だけど手を伸ばせないから、時に頭の中であかねのこと滅茶苦茶にして。
そんな自分を気付かれたくなくて、あかねの前ではいつでも余裕のあるフリをしてたかっただけなんだ。



溢れる。
自分の感情が。
狂おしいまでの愛おしさに、今度こそ涙が零れてしまいそうだった。


ぎゅうぎゅうと押し付けた胸の前で苦しそうにあかねが身を捩っているのに気が付き、慌ててほんの少しだけ力を緩める。と、まるで漫画のように胸の隙間から「はあ…っ」と大きく息を吐いた。


「もうっ、少しは加減しなさいよ!」
「わりい…」
「大体、こんな時にそんなこと言うなんて」
「…わりい」
「……本当はあたしだって」
「…」
「……っ、…………バカ…!」
「……わりい」






感情のダムが溢れて決壊する。
抱き合った互いの身体から熱が伝わって、もう寒さなんて微塵も感じなかった。




「…さっきから乱馬、“わりい”しか言ってないじゃない……」
「……ごめん」
「……なんの“ごめん”?」
「……なんか……上手く言えねえ」



上手く言葉に出来る自信なんてない。
待たせてごめん。
不安にさせてごめん。
はっきりしなくてごめん。
どれもこれも言葉にしてしまうと軽くなってしまう気がして、精一杯の気持ちを込めてごめんと伝える。
でも一番謝りたいのは多分。








「泣くなよ……あかね」




目の前のあかねを泣かせてしまっていること。






大きな目から透明の雫がぽろ…と零れる。
瞬きするともう片方の瞳からも涙が零れ、その雫が睫毛の縁できらきらと光っていた。
背中に回した腕を外し、その涙の跡をそっと拭う。
おれの手の平に収まってしまいそうなあかねの白い頬。
痛くないようにグイッと親指の腹で拭うと、また一筋涙が零れた。




「…あかね」
「…」




ゆっくりと。
ゆっくりと長い睫毛が伏せられていく。
その仕草に全てを許された気になって少し背中を屈める。



やっと触れられる。
そう思うと唇が震えそうだった。


あかねの閉じた瞼の縁に涙の跡が光る。
ごめんと気持ちを込めて、唇で触れるそこ。
ぴくりと睫毛が震えたのを感じて離れ、また指でそっと撫でた。
しゃくり上げることもなく、ただ静かに流れる涙がきれいだ、と。
どこまでもあかねが女であるような気がして、目を閉じて静かに涙を零すあかねの姿に見惚れた。








「あかね…」






そして今度こそ影が重なり、艶やかな唇に吐息の塊がぶつかる瞬間。





ピー…ッとけたたましい音を立てて、薬缶が湯を沸かしたことを知らせた。





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comment (16) @ 記憶に咲く六花(もう一つの大学生編)

   
7. タイムリミット  | 5. 後悔 

comment

: yoko @-
「きれいな形で終えた思い出は、その場凌ぎの慰めにはなっても、時間の経過と共に余計に未練へと変わっていく。」
ああ、ほんとにそうだな、と心臓がきりきりとしました。
少し進んで止まって、また少し進んで止まって。
感情が溢れるシーンはしびれました。
2017/01/20 Fri 00:41:40 URL
あかねちゃん : クリ @-
雪降ってるの知ってたんですねーーーーー!!
kohさんだからハッピーエンドが待ってるってわかっててもドキドキ緊張しましたー(TT)
歯車が合ってよかったー!!
あかねちゃん、絵で観るように透き通って綺麗な姿が想像できましたっ!kohさんスゴイ!
素直にやっとなれた二人を、明日も楽しみにしています♡
2017/01/20 Fri 01:08:35 URL
Re: タイトルなし : koh @-
> yokoさん

こんばんは☆
このお話は自分の書きたかった乱馬の心情がぎゅうぎゅうに詰まってるんです。
乱馬の気持ちはもちろんだけど、男で女だったころには理解出来なかった恋の苦しさを知った分、
あかねの苦しさに寄り添って考えらえるというか…。
男女によって得るもの、失うもの。そういうのも、乱馬だからこその想いがあるのかなって思ってます。

きれいな形で~はいつも私が思っていることで、それが恋愛であれ、学校であれ、仕事であれ、
簡単に諦められるうちは本気じゃないんだよって自分に言い聞かせたりして。
あれ?なんか今日のコメント、ちょっと真面目モードでした💦。
2017/01/20 Fri 01:11:55 URL
Re: あかねちゃん : koh @-
> クリさん

こんばんは☆
たまにはどっしり、心理戦シリーズです(´▽`*)♪ふとこういった人間くさいのが書きたくなるんですよね。
その分、二人の気持ちになりきるので一話書くごとにすごく疲れてストックが作れないんですけど…(^^;。

雪のように透き通るあかねちゃん、想像していただけてとっても嬉しいです✨。
素直になった二人の乱あ感を出していけるかが不安ですが、ゆっくりと。
あ、でも帰りの時間もあるのでそこら辺も含みつつ、ちょこちょこと用意してある伏線を
回収しにまいります(´艸`*)。ふふふ♡

でもまだこのシリーズの完結をどこに持って行っていいのか迷っている自分がいるので
この先の更新頻度は未定なんです~💦。
じっくり考えて進めていきますので、また引き続きお付き合いくださいね✨。
2017/01/20 Fri 01:20:10 URL
No title : tara @-
深くて。
もはや"少年漫画の2次創作"の域をとっくに超えた読み物で。

第156回芥川賞は、kohさんで決まりです(断言)。

この1週間、私も2人の苦しさに同調するかのような気持ちで過ごしてきました。
お話の顛末を、ゆっくり静かに見守っております。

今日はついに、東京も雪予報ですね。
振るのが雪でもみぞれでも、ここの乱あに思いを馳せて、余韻にどっぷり浸りたいと思います(←仕事中でも脳内は自由)

連日しつこくコメントしちゃってゴメンナサイ。でもそれこそ感情が溢れちゃって、つい。( ;∀;)





2017/01/20 Fri 03:32:40 URL
Re: No title : koh @-
> taraさん

こんばんは☆
昨日、寝過ぎたせいか上手く寝付けずダラダラしていたらこんな笑えるコメントが(^▽^;)。
もうね、歴代の芥川賞作家に助走をつけて殴られますから(笑)。
あ、でもそこまで褒めてもらってすごく嬉しいんですけどね(´▽`*)。←素直さが売りのBBA

そうなんですよね、これ、元は少年漫画なんですよね。
でも絶妙に恋愛が絡んでて、しかも男と女で、あらためてらんまってすごい!という感じです✨。
思えばtaraさんのコメントに閃きをいただいて書き始めたこのシリーズですが、たまには人間くさいものを
書きたいと思っていた心境にぴったりハマりまして。
執筆スピードは今までに無いくらいゆっくりなのですが、でもとても楽しく自然に書いています。
寧ろ、このシリーズを終わらすのが早くも寂しい…。

もしかしたら続きは少し間を置いてしまうかもしれませんが、とにかくここの区切りまでは決着を
つけておきたくて。←書くのも読むのも小心者
引き続きどっぷり浸っていただけるよう、無い知恵を振り絞りますのでもうしばらくお付き合いください♡
2017/01/20 Fri 04:01:07 URL
管理人のみ閲覧できます : @
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017/01/20 Fri 06:18:49
感涙(ToT) : ひなた @-
おはようございます✨いつも早々の心の叫びコメントを自重しておりましたが、やっぱりコメントしたくて朝から失礼致します。
このシリーズ始めから泣いてばかり( ノД`)…
人間くさい心理的なお話し、私は大好きです。それを書けるkohさんはやっぱり私の師匠です。
昨日は温かい気持ちで眠りにつけましたよ。

簡単に諦められるのは本気なんじゃない。私もそう思います。それを二次の世界で改めて教えて貰えて感動の作品でした。

あー、もう本当に大好きです!(≧∇≦)
お話しを読めて本当に幸せになりました。

最後のやかんにコノヤロー!邪魔しないでよー!と思いましたが多分、きっと……(///ω///)♪

芥川賞、kohさんに一票入れて、お仕事に向かいたいと思います✨

素敵なお話しありがとうございました✨
2017/01/20 Fri 06:32:49 URL
ぎゃぁぁぁーーーー!! : 憂すけ @-
よ、良かった・・・っ!良かったねっ!乱馬!そして・・・あかねちゃーーん!!知らない内にそんな噂聞いてたんだ。そっかー。そりゃ、あかねちん、落ち込むわー。「三年も許嫁で恋人じゃないのはおかしい」これは痛いわー。こんなん聞いたら凹むっスよねー。そして、実は、乱馬の頭の雪に気が付いていたと言ったあかねちゃんに!おぉ~ん!いじらしくてぇぇ!あたしゃもう!朝っぱらから涙腺、ウルウルっすよ!子供たち、早く学校行けよ!と腹の底から思う今。・・・はぁぁー。もうねー。続き、幸せになってくれる筈の2人に、今から癒されてます!萌え先取りです!(#^^#)
kohさん!お仕事、お疲れ様でしたー!
今日からのんびりできますかね!? まー、天気もアレなんで、ゆっくりお家でぬくぬく妄想しまくりですかねー!? 実は、自分も寒いのが何より苦手で。仕事がら、そんなん言ってられないんですが。
やっぱ、冬は暖かい室内でアイス!マジ、これに限りますねー!(≧▽≦) ※そー言えば、この前のkohさんの記事から昔の漫画ばかりが頭に浮かんじまいます。(;^ω^)
2017/01/20 Fri 07:43:59 URL
Re: No title : koh @-
> 2017/01/20 Fri 06:18:49 コメント主様

おはようございます♪
乱馬の手の大きさ、感じ取っていただいて嬉しいです(´艸`*)。
私もあかねちゃんになりたい…。あ、でもそれには四半世紀ほど遡らなければ…orz。

そして“薬缶”ですよね~。
いつも漢字表記にしようか迷う基準って、

高校生編=俺→おれ(原作まま)、他も迷った時は平仮名や片仮名表記
大学生=おれ→俺、シーンに応じてギャグなら片仮名、シリアスなら漢字中心、
社会人=敢えて漢字を使用、もしくは賢ぶった表現を使う(笑)

なので、今回は高校時代から抜け出れないままの「おれ」だけど、
小物(炬燵や薬缶など)の表記は漢字中心で…というイメージで書いてます(´▽`*)。
さてさて、少しは甘くなるかしら???
2017/01/20 Fri 08:07:21 URL
Re: 感涙(ToT) : koh @-
> ひなたさん

おはようございます♪
仕事のない日はなんて爽やかな朝なんだ(笑)。寒いけど乱あの妄想が捗るわ~✨。

そしてそして、こんな人間くさいお話を好きと言っていただけて、本当に嬉しいです♡
私は普通の初々しいお話というよりかは、グダグダ心理的だったり、ピンクだったり、突き抜けて乱馬が
アホな子だったりのほうが書きやすいみたいで(^▽^;)。
今回、自分比としてはすごくすごく修正が多くて書いても書いても後で読むと「…え?」という感じなのですが、
でも不思議と創作しててすごく楽しいんです。
(普段は修正が多いと途中で飽きてお蔵入りにしてしまうという… 汗)

乱馬…高校時代、あんなに薬缶にお世話になったのにね…(´;ω;`)。
ちょっと私が意地悪なばかりにごめんよ。え?笑ってない、笑ってないってば。元々こんなニヤニヤした顔なの。

さて。
取りあえずここまで持ってきて一旦は読んでくださる方に安心していただこうと思い、ここから先は
また最後のオチ以外はノープランなこのシリーズ。
徐々に甘くなればいいなあと思いつつ、もだもだも好きなのでどうするかちょっと考えまーす(鬼)。
2017/01/20 Fri 08:15:55 URL
Re: ぎゃぁぁぁーーーー!! : koh @-
> 憂すけさん

おはようございます♪
憂すけさん、子供達早く学校行けだなんてそんな…っ!……すっごい気持ち、わかります(笑)。
我が家も朝食がお餅メインだったので娘がいつも以上にモゴモゴし、焦らすわけにもいかないから
参りました(^▽^;)。
ああ、それにしても昨日12時間くらい寝たから元気。いや、寝過ぎてまた眠くなるというクズofクズ(笑)。
幸せじゃ…✨。

このあかねちゃん、健気でかわいいですよね~。←お前が言うなという感じですが
「嘘つき」だなんて、こんな嘘ならどんとこいだよっ!
色々諸々、あかねちゃんの可愛さでどうしても書きたいお話があって…あー、早くそこまで行きたい(笑)。
というわけで、本来は5話くらいで終えるつもりがどこまで行くのかよく分からなくなってきましたが、
今後ともどうぞ温かく見守ってやってください♡

PS. 漫画ってほんと尊いですよね✨。私も昔の漫画とか読み漁りたくなっちゃいます!ああ、日本人で良かった!
2017/01/20 Fri 08:24:12 URL
涙がでちゃいましたT^T : ようこ @-
乱馬が急にあかねちゃんを抱きしめて想いを伝えるあたりから涙がでちゃいましたT^T
うまく言葉に出来ないのですが、触れたくてもずっと我慢して我慢してやっと触れられてその気持ちを伝えるみたいに重なる2人の光景が目の前で見ているように想像できました(o^^o)この続きが楽しみです(*≧∀≦*)
2017/01/20 Fri 09:03:08 URL
ずっきゅんどっきゅん : RA♪ @-
あああああ
kohさん凄すぎます(;ω;)感泣
2人の今までの想いが溢れている…
乱馬くんの気持ちや発言の時にずっきゅん
あかねちゃんの純粋な発言の時にどっきゅん
切なく鈍く疼いたり、あ、やっと言えたーと嬉しくドキッとしたり、私の心が忙しいです(笑)幸せ〜♡


2017/01/20 Fri 09:08:57 URL
Re: 涙がでちゃいましたT^T : koh @-
> ようこさん

こんにちは。
今日は本当に寒いですね(>_<)。東京はどんよりと曇っていて今にも雪が降りそうな気配です。
だけどいただくコメントが皆さん優しくて、私一人ほかほかと温かい気持ちにさせていただいています。
本当にありがとうございます✨。

無邪気な時は無意識に手を伸ばすことが出来たのに、いつしかそんなこともなくなって。
少しずつ積もった二人の想いのリミッターが外れる情景を思い浮かべながら書いていました。
それを「目の前で見ているように~」と言っていただけてとても嬉しいです♡
相変わらずゆっくりと亀の歩みですが、引き続きお付き合いくださいね(´▽`*)。
2017/01/20 Fri 15:22:18 URL
Re: ずっきゅんどっきゅん : koh @-
> RA♪さん

こんにちは。
ずっきゅんどっきゅん、していただけましたか?
☝ 今度はなぜかC-C-B、もしくはシブガキ隊のテンションでコメントが脳内再生されました。

ああ、それにしても特に今回のシリーズは皆様の温かいコメントに調子に乗って 背中を押されています。
みんな私を甘やかし過ぎぃいいっ!だけど嬉しい(笑)。
幸せでまたホクホクと妄想してしまう私は、おだてられると木に登る典型的なO型です(^▽^;)。
(こいつ最近書かねえな~と思ったら、どうぞおだててやってください 汗)

私は寒さにめっぽう弱く冬は大の苦手なのですが、大袈裟ではなく今年の冬は少しだけこの寒さが
好きになったりもしています。
もうしばらくだけ続く予定のこのシリーズ、是非今後ともゆっくりとお付き合いください(´艸`*)♡
2017/01/20 Fri 15:33:22 URL

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