カプセルカーテン (卒業式) 

2017/04/15
こちらはふと降りてきたとある妄想です。
最初は卒業式にちなんだお話…と思っていたのですが、そこにずっと頭の片隅にあった
とあるイラストが離れなくなってしまって。
そう。またまた私の大好きな縞さんのイラストです。
ネタバレになってしまうのでお話の最後に貼らせていただいていますが、とても素敵な一枚です。
今回は少しだけ着色もさせていただいたのですが、お話と一緒に楽しんでくださると嬉しいです。
(長いですが、拍手話も置いてあります)



【 カプセルカーテン 】



「あら。乱馬、まだ帰ってなかったの?」
「まーな」


びっくりしたぁと素っ頓狂な声を上げるのは、胸に「卒業式対策委員会」と文字がプリントされたコサージュを着けているあかねだ。
九能やなびきの在学する卒業生を無事送り出し、十一時過ぎに終了した式からは優に二時間以上が経過している。


「おめー、今まで何やってたんだよ」
「何って、会場の撤収とか飾りの後始末とか」
「ほー」
「…何よ、その言い方」
「別に。ただみんな こんな色気のねえ女のどこがいーんだろーなぁと思ってさ」
「…っ!見、見てたの!?」
「バカ。勝手に視界に入ってきたんでぃ」

あのなー。どっかの見合い番組じゃあるまいし。
順番待ちみてーにそわそわした野郎共がさり気なくあかねを取り囲むように待機してて、あれに気付かねえほうがどうかしてる。
そしてそれに対するあかねの返事が全ておれの希望通りだとしても、何だか面白くなかった。

「卒業するから当たって砕けろってか。ったく、まだ良牙の爆砕点穴の方が役に立つっつーの」
「ちょっと、そんな言い方したら失礼じゃない」
「へえ。じゃあ おめーはチャラチャラ告白してきた奴らの肩持つ気かよ」
「別にチャラチャラなんてしてないでしょうが」
「……んだよ。色気づきやがって」
「はい?」
「おれと初めて会った時は“男なんて大っ嫌い”っつってかわいくねー態度してたくせによ」
「あ、あれは…っ」
「いつの間にか男の前でもニコニコしやがって。そんなんだから周りの男が勘違いすんだぞ」


例えば おれとかおれとかおれとか。



「さっきから聞いてれば本当に失礼ねっ!」

そんな鼻息荒く歯向かってくる姿ですらかわいーなんて、本当にずるいと思う。


そして。


「…誰のせいで男嫌いが治ったと思ってんのよ」

ぼそりと呟いたあかねの声は、残念ながらおれには届かない。




「そんなことより、あんたはなんでまだここにいるの?」
「あん?」
「だって在校生は式が終わったらとっくに帰宅してるはずでしょ?」


ギクリ。


突っ込まれるとは思っていたが、正当な理由が何もないおれは あかねから視線を逸らして適当な言い訳をする。

「そ、それは、その、昨日寝不足だったから気が付いたら教室でうたた寝しちまってて…」

されどそこは超の付く鈍感女。
「まったく呑気ねえ。まだ学校にいるんだったら力仕事の一つでも手伝ってくれたらよかったのに」なんて唇を尖らせながら、大袈裟に肩を揉む仕草を見せている。




「で?」
「あん?」
「なんで今日はそんな恰好なわけ?」
「ってこれか?」
「そう」

おれは自分が着ている服の胸元をつんと引っ張る。
それは学校指定の黒い学ラン、いわゆる制服だった。

「去年は一年生だから卒業式なんて関係なかったけどよ。今年は二年で全員出席だろ」
「うん」
「保護者達も正装して来んのに流石にチャイナ服じゃまずいってことで無理矢理着させられた」
「そうだったんだ」

卒対の仕事でおれよりも先に家を出たあかね。
式の最中も本部か何か知んねーがクラスメートとは離れた席に座っていて、そこからおれの姿を見つけた時は一瞬見間違いかと気が付かなかったらしい。

「許嫁を見間違うなんて薄情だな」
「よく言うわ。まさかあんたが大人しく制服着てるなんて思わなかったから驚いただけよ」
「あのなー。おれだって前の学校では真面目に制服着てたんだぞ」
「はいはい。じゃあ風林館に来てから不良になっちゃったのね」


なんだよ、その言い方。
もっとこう、他に言うことがあんだろう?

例えばほら、似合ってるとか
カッコいいとか
ずっと前から好きでしたとか。

せっかく あかねにこの姿を一目見せたくて残っていたというのに。これじゃあおれだけ浮かれてバカみてーじゃねえか。


(あーあ。ほんとかわいくねー女)


薄っすら淡い期待なんぞしちまった自分を軽く恥じながら、おれは堅苦しい制服を脱ごうとする。
と、こちらに一歩近づいてきたあかねがまじまじとおれの姿を眺めながら、意外なことを口にした。


「ふーん…なかなか似合ってるじゃない」
「え……、そ、そうか?」
「チャイナ服も乱馬って感じだけど、制服姿も悪くないわよ」
「悪くないってなんだよ。どうせならカッコいいって言え」
「うん。でも本当にちょっとカッコいいかも」

そう言ってもう一度上から下まで査定するように確認した後、「うん。カッコいい」と呟いた。


あ、あのなぁ!
その言葉に他意がないことはわかってる。
別に違う意味が込められてねーこともわかってる。
ましてや おれがかっこいいことなんか生まれた時からわかってる。
それでも勘違いしちまうのが悲しき男って生きものなんだからな!?


「何よ。そんな不貞腐れた顔しちゃって」
「別に」
「あーあ。せっかく素直に褒めてあげたのに」
「……つもそんくれー素直でかわいけりゃなぁ」
「何?よく聞こえなかった、もう一回言って?」
「何でもねーよ」


そう。
せめてお互い、あと少しだけ素直になれたら。
だけどその“少し”がおれ達にとってはこの上なく難しくて。
さっきあかねが口にした“カッコいい”だって、次に言ってもらえるのはもしかしたら十年後なのかもしれない。
そう思ったらおれは急に惜しくなり、頭のボイスレコーダーにさっきの台詞をエンドレスリピート機能付きで録音する。



まあ ともかく。
この制服姿をあかねに見せ、あわよくば感想の一つでも言ってもらおうというおれの小さな目的は達成された。
おれは今度こそ この制服を脱ごうと上着のボタンに手を掛け、あかねの顔目掛けて学ランを投げる。

「きゃ…っ!ちょ、ちょっと何よ!」
「おれ、今から着替えるからちょっと持ってて」
「え?着替えるってここで?」
「別にいーだろ。裸になるわけじゃあるめーし」
「な、何言ってんのよバカっ!」
「ズボン脱ぐからこっち見んなよ」
「誰が見るもんですかっ」
「とか言ってほんとは期待してるんじゃねーか?」
「いいからさっさと着替えなさいよっ!」


そう言いつつ みるみる顔を赤くしてるくせに。
あー、これだからあかねをからかうのは止めらんねーんだよな。
おれは白い制服のシャツを着たまま、先にズボンから履き替える。そして何気なく後ろを振り返ると、そこにはさっきまでおれが着ていた学ランを羽織り、机にちょこんと尻を乗せているあかねの姿。
長すぎる袖から細い指先を覗かせ、きれいに切り揃えられた爪の先でつんと唇に触れている。
チャイナ服と違って張りのある素材の学ランは、まるであかねの全身を後ろから包み込んでいるようだった。
おれの物じゃない、他の誰かの学ラン……。



「……おい」
「あ、着替え終わった……って何よ、まだ着替えてなかったの?」
「やっぱその学ラン返せ」
「え?」
「早くこっちに渡せよ」
「どうしたのよ急に。持っててって言ったのは乱馬じゃない」
「いーから」

おれはあかねの手からひったくるように学ランを奪い取ると隣の机の上にバサリと雑に置く。
そんなおれの態度にワケがわからないというように眉間に皺を寄せながら、不満を隠さずあかねが足をぶらぶらさせた。

「あーあ。せっかくちょっと漫画みたいだったのに」
「漫画って?」
「ほら、よくあるじゃない。男の子の大きな制服を着てときめくとかそういうやつ」
「……」
「あ、べ、別に、乱馬がどうとかじゃなくて、一般論よ、一般論!ただ、制服なんて珍しいから―」
「ほれ」


そして再びあかねの顔目掛けて投げたのは。
いつものおれのトレードマークである、赤い上着のチャイナ服。


「まだシャツ脱ぐから持ってろ」
「何それ。すっごい偉そう」
「バーカ。偉そうじゃなくて偉いんだよ」
「よく言うわよ。そんな季節外れのコスプレみたいな格好して」

そう言われて自分の服に視線を落とす。
下はカンフーズボンに、上はこれでもかというくらいに白く蛍光掛かった制服の長袖シャツ…。
慌ててシャツのボタンを上三つ分開けると、ようやくその下から普段の黒いタンクトップが現われた。


どうしようかな、と伺うような仕草であかねがチャイナ服をそっと広げる。
なんとなくそうしたほうがいい気がして、おれも向かいの机に腰を下ろすと白いシャツの袖を無造作に二回折ってたくし上げた。
不意に鳴った学校のチャイムが、二人きりの教室をよりドラマチックに演出する。
いつもなら窓の外から聞こえてくるはずの運動部の掛け声もなく、ただひたすらに静かな時間だけが四角い空間に漂っていた。



「…ねえ」
「あん?」
「いつもだったらお昼休みが終わって授業が始まる合図だね」
「まーな」
「三年生になったらクラス替えはどうなるかしらね」
「さあ」


なんとなく繋ぐ意味のない会話。
そして少しだけ迷った素振りを見せた後、

「…少し肌寒いから借りてもいい?」

あかねが言い訳のように口にすると、もぞもぞと赤い上着を制服の上に羽織った。



「うん…あったかい」
「そりゃよかったな。おかげでおれは寒くて凍えそうだぜ」
「っ!じゃあ返すわよっ」
「冗談だよバカ」


そう。ほんとに冗談。
だっておれはたとえタンクトップ一枚でも顔が火照りそうなほど急速に身体の奥が熱くなっているし、それを差し引いても今日のこの天候だ。
卒業式の新たな門出を祝うように春爛漫となった日差しはあかねの髪の毛一本一本まで眩しく照らしている。
よく陽の当たる、教室の窓際に近い席。
暑くもないが決して寒くもないこの陽気に「寒いから」とわざわざ断っておれの上着を羽織るあかねが、正直おれは愛おしくてたまらない。
なんだよクソ。
普段はちっともかわいげがねーくせに、たまに。
たまにこんなかわいーことをしてくるから、結局ノックアウトされんのはおれの方で。
赤いチャイナ服に負けず劣らず真っ赤になったあかねの顔をからかうことも忘れ、こうして見惚れてしまうんだ。



ふわり、と。
飾り気のない生成のカーテンが風に舞って教室の窓辺を泳ぐ。



「…そろそろ帰るか」
「そうね」
「あー腹減ったな」
「ほんと。もう二時近いもの」


それはすなわち、あかねに会いたくておれが待ってやってた時間だぞ、と言う気にはなれなかった。
制服のシャツのボタンを全て外し、袖がひっくり返るのも構わず雑に脱いだら
「…あーあ。タイムオーバー」
そう呟いた小さな声は聞き間違いだろうか。


「はい、上着」
「おう」

渡されたチャイナ服に残るあかねの体温。それだけでいつもの服が少しだけ柔らかな感触を持つ。
春の日差しを吸収した上着から香る微かなあかねの残り香に、不覚にもドキッと鼓動が跳ねた。
しゅるりと腰紐を巻く音がはっきりと聞こえるほど静かな教室。それが何だか、今日はやけに幻想的に思えてならなくて。
腹も空いて一秒でも早く昼飯にありつきたい。そう思っている筈なのに、もう少しだけこのまま…。
そんな空気を、おれだけではなくあかねからもはっきりと感じた。

力を抜いてぶら下げていたあかねの足が、机の脚にカツンと当たる。


「…今日のお式」
「うん?」
「素敵だったわね」
「そうかぁ?」
「女子の先輩とか泣いてる人もいたし」
「なびきはケロッとしてたけどな」
「あの九能先輩ですら、式中はキリッとしてたものね」
「あーやっていつも黙ってりゃあ 少しは見れんのにな」
「これからはもう学校で二人を見かけることはないのよね」
「ようやく学校生活に平和が訪れたってか」
「もうっ!さっきから茶化してばっかり」
「なんだよ。全部ほんとのことだろ?」

ニシシと笑ってあかねを見ると、機嫌を損ねたようにぷいっと顔を逸らす。

「あんたって全然ロマンチックじゃないんだから」
「あかねにロマンチックって言われてもなぁ」
「なによ。乱馬にはあたしの乙女心がわからないだけでしょ」
「……ふーん」
「…」
「…」
「…なによ」
「…なんだよ」
「何か言いたいことがあるなら言いなさいよ」
「おめーなあ。いちいち喧嘩腰で突っかかってくんじゃねーよ」


さっきまであんなかわいー顔しておれの上着なんか着てたくせにさ。



「じゃーおめーは?」
「え?」
「乙女心っつーんなら、あかねにもそんなもんがあんのか?」
「そんなものって?」
「だから、例えば、あ、憧れのシチュエーションとか……」
「べ、別にそんなんじゃないけどっ」
「にしては やけに呆けてんじゃねーか」
「そりゃあやっぱり、あたしだって女の子だから少しはドラマチックな雰囲気に憧れるっていうか」
「よりによってドラマチックってなんだよ」
「うるさいわね。ただ、ちょっと羨ましいと思っただけ」
「……なにが?」
「え?」
「何が羨ましいんだよ?」
「あ、えっと、その……、」
「……」


わかり易いくらいに動揺を見せるあかね。
そんな赤くなんなよ。
おかげでこっちまで耳が熱くなってくるのを感じるけど、多分これは春の陽気のせい。
きっとそうに違いない。

しんと静まった時間がやけに長く感じたのも。
おれの喉がゴクリと鳴った気がしたのも。
全てはこの非日常のシチュエーションと春のせい。



胡坐の姿勢を組み替えると、踵が当たって机がカコンと間抜けな音を立てる。
その音にすら現実に引き戻されちまいそうで慌てて動きを止めたけど、どうやらそれは遅かったらしい。



「…そろそろ本当に帰りましょ。またなびきお姉ちゃんに色々言われちゃう」
「あかね」
「ね、乱馬も窓閉めるの手伝って」
「……」




あーあ。
いつもよりほんの少しだけ特別な雰囲気もここでお終いか。



別に何があったわけじゃない。


だけどなぜだか妙に胸が高鳴って。




そんな空気に終わりを告げるよう、無情にあかねが立ち上がると窓に一歩近付いた。






「あたしだって憧れの一つや二つくらいあるわよ」






そして小さな声で。







「……たとえば好きな人と、学校で思い出作ったりとか」




小さな小さな声で外を見ながら呟くと、向かって左側の窓に手を掛け施錠した。
つられるようにおれも窓辺に近寄ると、反対側の右からゆっくりと窓と鍵を閉めていく。





「すげー風だな」
「そうね」



飴色に輝く春の陽射しが午後の教室に細かな埃をキラキラと反射させて運んでくる。
光に色なんてないのかもしんねーけど、それでもうっすらとオレンジ色のように温かい春の色。
それを演出するようにまた一つ、大きな風が吹いた。
一箇所しか開いていない真ん中の窓のカーテンが ひらりドレスを翻したように宙に舞う。



そして最後の窓枠に二人の指が重なった時、生成のカーテンが二人の上半身を包んで隠した。
これは風の悪戯か。
それともこうなることは必然だったのか。


透明の窓越しに射す午後の光があかねの白い頬を照らす。
まるで小さなカプセルの中に閉じ込められた二人だけの世界。
わけもなく目が離せなくなるのは視線だけじゃなく、心まで奪われて。

気が付くとおれの腕はあかねの細い腰を捕らえ、その柔らかな頬に唇を落としていた。








「…か、帰るか、」
「う、うん……」



上擦りそうな自分の声を堪えながら短く声を掛けると、やっぱり短いあかねの返事が返ってきた。
脱いだ制服を筆記用具意外に何も入っていない軽い学生鞄に詰め込み、教室の扉に手を掛ける。
この時、おれは初めて廊下側から全てが丸見えになっていたことに気が付いた。

とはいえ 流石に今は誰もいない。
微かな足音一つ聞こえない廊下。
耳に響くのは互いの上履きがペタペタとタイルの上を歩く音だけ。



……。






「ん」




後ろを振り向かなくてもわかる。
一瞬の間の後、指先に伝わる温かな存在の表情は。




「…ねえ」
「あん?」
「誰かに…見られちゃうかもしれないわよ」
「今更だろ」
「…そうかな」
「そーそー」
「そっか……そうかもね」



今度こそぎゅっと、おれの手を握り返してくる細い指。



「学校の中で手を繋ぐなんて初めてね」
「…………っつーか」
「え?」
「だ、だからっ、その、……こ、こーいうことだろ?」
「何が?」
「お、おめーの憧れがどーたらこーたらっつーやつだよっ」
「やだ……、聞こえてたんだ」
「あかねの独り言はデケーからな」
「何それ、失礼ね」






『 せめてお互い、あと少しだけ素直になれたら 』




でもその“少し”がおれ達にとってはこの上なく難しくて。

だけど今日は、そのハードルが少しだけ低いものに感じる。






「……で?」
「え?」
「お、思い出作んのって、その……」
「……」
「が、学校限定なのかよ…?」
「…っ」
「…、」
「………ううん」
「…」
「…学校限定じゃ、ない」



「そっか」って。
返事したつもりが、渇いた喉に引っ掛かって上手く出てこなかった。
二年生の昇降口までは、あと少し……。

意図せずともいつもよりゆっくり歩く二人の影。
そして暫くの沈黙の後、口を開いたのはあかねの方だった。



「…ごはん」
「へ?」
「せっかくだからどこかでごはん食べて帰らない?あたしお腹が空いちゃった」
「お、いーな、それ」
「乱馬の奢りでね」
「はあ!?普通そーいうのは言い出しっぺが奢るもんだぞ」
「冗談よ冗談。あんたのお財布事情に期待はしてないし」
「余計なお世話だバカ」
「ね、それより何食べよっか」
「んー、そーだなー」




下駄箱から靴を取り出し、それに足を入れると再びどちらからともなく手を伸ばす。
さっきよりも少しだけ二人の距離が近付く。そんな気がした。



屋根に覆われた校舎内から外へ踏み出すその瞬間、光のトンネルに一瞬視界が白くなる。
足元をなぶって通り過ぎる春の風。
だけど触れた指先にいるのは、うらうらと照り渡る日差しよりも温かな存在で。

眩しさに堪らず顰(しか)めた目を薄く開けると、



「乱馬」


おれの隣でくすぐったそうに笑うあかねの髪の毛が、軽やかなカーテンのようにふわりと揺れた。




窓辺でキス2

(縞さんの原画はこちらになります)



< END >




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comment

: yoko @-
ふわわわわ〜(✽ ゚д゚ ✽)
静かな校舎、吹き抜ける柔らかな風、舞い上がるカーテン…初々しい二人も合わせて目の前に情景が浮かびました♡
学ランにやきもち焼く乱馬も憧れをふと零すあかねもかわいい事この上なし!
そして縞さんのイラスト!素敵ー!!そりゃあ、こんな素晴らしいストーリーも浮かぶってもんですね!
拍手も…もういっそ、私が薔薇降らせにいこか!?と思ってたら……あらあらまあまあ♡

kohさん、縞さん、ありがとうございました♡
2017/04/15 Sat 23:01:49 URL
Re: タイトルなし : koh @-
yokoちゃん

おはようございます。
誰もいない学校の校舎って好きなんです、個人的に。
それが夕暮れもいいんだけど、逆に眩しいくらいの日差しの中、光にとけてしまいそうな午後もいいなあと思って(´艸`*)。
そして一度やって見たかった乱馬に制服も着せちゃいました♡

縞さんのあのイラストいいでしょ???
あのカーテンの感じにね、特別ドラマチックじゃないんだけど でも二人だけの世界が生まれる僅かな隙…みたいなお話の妄想が降ってきまして。
完全自己満足ですが、書けてよかった~♡←ずっと書きたかった人
悔しいけど。
本当に悔しいんだけど縞さんのイラストからはピュアな妄想しか生まれない私。
いつかピンクに転んでぎゃふんと言わせたい所存でございます 笑。
2017/04/16 Sun 09:18:40 URL
No title : 縞 @-
(=∀=*)ギャフン
またまたコメント弾かれてるの!?
なんでなんで~(´;ω;`)

私の雑な絵からこんなピュアピュアなお話にしてくれるなんて~♡♡
絵も柔らかな雰囲気になってて素敵~♡♡
まぁ縞がとってもピュアだからピュアな話になっちゃうよね~♪乁( ˙ڡ˙ 乁)www
2017/04/16 Sun 20:23:23 URL
Re: No title : koh @-
縞さん

こんばんは☆
ううーん、コメントなんでだろ(´・ω・`)???
お手数かけてしまってすみません💦。

私もね、悔しいんですっ。
ピュアな期待を裏切ってやろう!なんだったらコテコテのR-18にでも転がしてみたい!と思うのに縞さんのイラストを前にすると(今のところ)ピュアな妄想しか降りて来ず……。
なぜ?なぜなんでしょう???
私、(イラストに)騙されてる……?

というわけでいつかはギャフンと言わせます。
どうかその時まで「ギャフン!」と上手に言えるよう練習しておいてください。
あ、でもまた妄想が降りて来たら是非イラストにお話付けさせてください💦(急に弱気)。
この度も妄想みなぎる素敵なイラスト、ありがとうございました✨。
2017/04/17 Mon 01:11:45 URL
キターー(*゚▽゚*)ーー‼︎ : RA♪ @-
ひゃっほ〜い(((o(*゚▽゚*)o)))♪
kohさん縞さん神コラボキターーーー‼︎‼︎
春の日差しの暖かなキラキラした中でのほっぺにchu♡とかヤバイ(//∇//)
あかねちゃんの腰を抱き寄せてる辺りとかヤバイ(//∇//)
カーテンカプセルヤバイ(//∇//)
縞さんの繊細で細やかで優しいタッチの絵がkohさんのお話を更に盛り上げているようで、ほんと神コラボです‼︎
ありがとうございます╰(*´︶`*)╯♡
学ラン姿を見せたくて待ってる乱馬くん!
学ランにヤキモチやく乱馬くん!
ドラマティックを求めて遠回りして帰る乱馬くん!
どれも可愛すぎ♡
最後は…いつもの場所だけど、お互いの気持ちが通じたらどこでもドラマティックになる。ってわかって無事chu♡できて良かった(*⁰▿⁰*)
乱馬!男らしかったわよ‼︎
2017/04/17 Mon 16:17:02 URL
かばい゛-!! : 憂すけ @-
んなっっんてっ!!かばいいのぉぉ!!??kohさんの書くお話と!!し、縞さんの素敵なイラストォォ!!そして!!拍手のお話がぁぁ!!三つセットで!え、えぇ!?このブログで、無料で楽しめるんですかぁぁ!!??(゚Д゚;)💦・・あ?っるさい?し、失礼しましたー!感動のあまり、泣けなしの理性がお留守に!!(カムバーック!)
いーよ、もう!本当に!!ドラマチック且つロマンチックが止まらない!止めて!誰か!あたしを!
じゃないと、ドラム叩いちゃうから!
あかねちんがまた、可愛いったら!あたしが乱馬だったら・・・止まれねえーっスよ!?
春色の、ちょっと切なくて、ほわっと温かくて!最高に可愛い乱あを!!有り難う!kohさん!沁みたッス!色々と!!( *´艸`)
2017/04/17 Mon 17:01:41 URL
Re: キターー(*゚▽゚*)ーー‼︎ : koh @-
RA♪さん

こんにちは。
最初に縞さんのこの線画を拝見した時、色んなパターンの妄想が膨らむくらいにときめいていつか書きたいとずっと思っていたんです。
普段はタイトルにネタバレするキーワードはあまり入れないようにしているのですが、今回は色々考えてもこれしか出てこなくって(^▽^;)。
もしかしたら読んでくださる方は早い段階でネタバレ感あるかな?と思いつつ、楽しく書かせていただきました♡

この頃って男の子の方が精神的に幼いから学ラン姿を褒められたら嬉しくて舞い上がる余り、少しだけ積極的な行動が出来るんじゃないかなぁ。そうだといいなぁ。そうよね、乱馬?
…と、最後は半ば背中を押すつもりで(´艸`*)。

縞さんのイラストを拝見しているとついつい文字バージョンを妄想してしまう私です。
あーでもピュア話ばっかりっていうのが個人的に悔しいっ!
いつか予想を覆すお話を書いてみたいなぁ♪
2017/04/17 Mon 17:26:16 URL
Re: かばい゛-!! : koh @-
憂すけさん

こんにちは。
ありがとうございます✨。今年に入ってから縞さんとのコラボもこれで4作目。
もうどんだけ好きなんだ自分!ってツッコまざるを得ません(´▽`;)。
なんていうか、縞さんのイラストがあんな話やこんな話を妄想させるからついつい……。
はあ…今回も書いてて楽しかったです…♡
(その分、イラストのない拍手話にびっくりするくらい難航した💦)

今年に入るまでは高校生編創作に対してすごく苦手意識があったのですが、なんでしょう。
今頭に浮かぶのってお話こそ違えど殆どが高校生編で埋め尽くされています。
こういうのって本当にきっかけ一つでカチッとスイッチが入るのですが、まさにイラストの力…そんな風に感じます。
ふわりとした放課後の校舎のお話を書きたかったので、ほわっと温かいと言っていただいて嬉しかったです✨。
2017/04/17 Mon 17:36:53 URL
かー💦たまんねー!!! : ひなた @-
あっ、すみません💦タイトルから叫びまして……。
リアルに今、叫んでしまいました💦味噌汁のお玉もちながら。もう、頑張ったご褒美タイム✨あぁ、やっぱりいい!✴師匠の高校生のお話は本当にいい✨イラストも勿論あの、乱馬の顔が堪らない✨
なんでこんなにキュンキュンしてしまうんだろう。
気分は○十年前の学校の中に今、います✨
決してここは、台所じゃない!←現実に戻れ!!
師匠✨ご褒美タイムをありがとうございます❤
幸せだぁ~σ(≧ω≦*)
2017/04/18 Tue 19:10:04 URL
Re: かー💦たまんねー!!! : koh @-
ひなたさん

おはようございます。
縞さんのイラストのちょっと照れた表情がたまらないですよね(´艸`*)♡
今回、図々しくも勝手に着色(というほどのものでもないですが💦)させていただき、あらためて元の線画の美しさに「ほう…」と溜め息をついています✨。

放課後の校舎って光が2割増しで綺麗に見えるのは気のせいでしょうか。
目に入る全てがきらきらしていて、好きな人とただ二人でいるだけでふわりと心が舞い上がるようなささやかな喜びを感じていた学生時代を思い出します。
春のうららかな日差しで照らされたあかねちゃん…絶対かわいいに違いない♡
最近は乱馬にすら嫉妬しそうな私です(´▽`;)。
2017/04/19 Wed 06:45:22 URL

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