ハジメテの"いい夫婦の日" 

2017/11/22
このシリーズに関しての時代背景は原作掲載当時の93年頃を想定しています。
どうしても今日22日中で完結させたかったため、拍手話がしつこく続きます……。
尚、しっとり(?)がお好みの方は本編のみお楽しみください。



【 ハジメテの"いい夫婦の日" 】



 まったくなんだってんだ。
 どいつもこいつも朝から人の顔見りゃニヤニヤ意味ありげな含み笑いをしやがって。
 それは何も学校の友人だけに限らない。
 朝飯を食うのに居間で卓袱台を囲んでる時からして既に居心地の悪さは感じてたんだ。
 
「ほお。今日は11月22日か」
「そうだね早乙女君。今日は11月22日だね」
「ええ、11月22日ですよ」
 ったく わざとらしいったらありゃしねえ。
 一切の無視を決め込んで飯をかっ食らうおれは聞こえないフリに徹する。その隣ではあかねも同様に黙々と箸を動かし、何事もなくこの時間をやり過ごそうとしているのは明らかだった。
 が、そこは空気を読まないかすみさんのこと。
 あのおっとりとした口調で茶のお替わりを注ぎながら細い首を傾げる。
「お父さんもおじ様達もみんなどうしちゃったの? そんな11月22日を連呼しちゃって」
「もう。かすみお姉ちゃんったら鈍いわねえ。11月22日っていったらあれしかないでしょうが」
 おい、なびきのやろう。そこまで勿体つけるならいっそ普通に答えろよ。
 大体、これでもまだピンと来ないかすみさんもかすみさんだ。
「あれって?」
「いい? 11を音読みしたら“いい”になるでしょ?」
「あら、なびきってばダジャレが上手ね」
「だからそういうことじゃなくて! とにかく、11が“いい”なら22は?」
「22はにいにい……あ、もしかしてニャンニャン。いい猫の日かしら?」
「ブーッ! 惜しいようで全然惜しくないわ」
 やれやれと大袈裟にかぶりを振りながら、「あ、でもあながち間違いではないかもね」と際どいことを言ってのける会話はとても爽やかな朝のものとは思えない。
 新聞の下でゴホンゴホンと咳払いするおじさ……じゃなかった、お父さん。
 パンダのフリして誤魔化す親父。
 期待に目をキラキラ輝かせるおふくろ。
 結局わざとらしいまでに今日が11月22日であることを念に押され、家を出る頃にはすっかり疲れきっているおれがいた。
 
 
「おーっす」
 昇降口でゆかやさゆりと合流したあかねを置いて1人教室の扉を潜る。
 室内には既に10名ほどの先客がおり、みな思い思いの席で雑談を楽しんでいた。その中で大介がふわふわの茶色い頭を上げてこちらを向き、にやりと笑みを浮かべる。
「お、旦那さん、今日はやけに疲れた顔してんな」
「なんでい、その旦那さんって」
「だって今日は11月22日、"いい夫婦の日"だろ?」
「まーたその話かよ。いい加減にしてくれ」
 おれは演技でもなんでもなくぶすっと不貞腐れた顔をする。ったくどいつもこいつも人の顔見りゃ旦那だ夫婦だ面白がりやがって、おれは見せもんのパンダじゃねーんだぞ。
 しかしそこは男子高校生。いかにも興味津々という本心を隠さずコソッと耳打ちされた言葉に、おれは朝から狼狽えた。
「で? やっぱ昨晩は……………………たのか?」
「は?」
「またまた、とぼけんなよ。だっていい夫婦の日だろ? いい夫婦っていったら」
「ばっ、ばっ、ばか野郎っ! そ、そんな、まだ水曜日だぞっ!?」
「ほー。ならば乱馬、平日でなければ美味しくいただいているというわけだな?」
 このやり取りで何を聞かれたのかは察して欲しい。
 大介の「てっきり今日はふたりとも起き上がれず学校休むかと思ってたのに」と笑えない発言に2度怒ることになる。
「じょ、冗談だって冗談。そんな怒るなよ」
「冗談っておまえなぁっ」
 そりゃおれだって出来るもんなら足腰立たなくなるまであかねを美味しくいただいてみてーよ。
 けど妙なとこで真面目なあかねのこと。「授業中眠たくなっちゃったら大変だから睡眠はしっかりとらないと」とにべもないったらありゃしねえ。
 思わずはぁ~……と零れる溜め息に、こちらの事情も察したのかそれ以上は何も言わず、「でもさ」と大介が続ける。
「あかねと結婚して初めて迎える“いい夫婦の日”だろ?」
「おれ、そーやっていちいち一括りにされんのが嫌なんだよな」
 そう。あんなの ただの語呂合わせじゃねーか。んなもん いちいち付き合ってたら身が持たねえっつーの。
「まあお前の場合はそうかもしれんが、一応あかねは女子だからな」
「というと?」
 ここで大介がやや真面目な顔つきで「まあ座れ」と向かいの椅子を指差した。その隣ではいつの間にか教室に入って来たひろしも鞄を置いて話に加わってくる。
「聞くが乱馬、今日あかねに何か愛の言葉を囁いたか?」
「愛の言葉だぁ?」
「そう。例えば“かわいいよ”とか“今日も君の手料理を食べたいぜ”とか」
「あ、あかねの手料理を!? おそろしーこと言うんじゃねえっ」
 そう。結婚して以来、週末はおふくろとかすみさんの指導の元 気合いを入れて台所に立つあかねだが、1人で料理と呼べる代物を作れるようになるまでの道のりはまだ遠い。
 胃の辺りを押さえながらぶんぶんと首を振るおれに、「ならばせめて“おれの嫁は日本一”くらいのことは言ってやったか?」と尋ねてくるのはひろしだ。
 無論、おれがあかねにそんなこと言うはずもない。いや、言えるはずもねえ。
「あほか。あかねが日本一っつったらせいぜいあの凶暴さとずん胴と」
「わかったわかった。おれ達の前でまで そーゆー照れ隠しはせんでいいから」
「べっ、別に照れてるわけじゃあっ」
「というか乱馬、流石にそれはマズいんじゃないか?」
「マズいって?」
 おれの性格を見抜いた親友共は淡々と話を進め、そしてビシッとおれの眉間を指差した。
「あのな? 乱馬にはわからんかもしれんが、女はこういったイベントが大好きなんだぞ」
「そうそう。ましてや結婚して迎える初めてのいい夫婦の日」
「この日くらい、いつもよりも少し優しくしてやってもバチは当たらんと思うがな」
「優しくって……なんだよ、ふたりとも大袈裟だな」
 バカバカしい。
 そう思う一方で、昨晩カレンダーを眺めながら何の装飾もない左薬指を撫でるあかねの姿を思い出し、あれってもしかして今日の日のことを考えていたりしたんだろうかと頭を過ぎる。
 つってもなー。
 金もねえ。
 時間もねえ……と言ったら語弊があるが、今日は平日でこうして学校もあるわけで。
 どっかの漫画やドラマみてーにサプライズを用意して、なんだったら真っ赤なバラの花束をプレゼント。でもって夜はお決まりの夜景スポットに案内して……なんて到底出来る気もしなかった。
 まあ、仮に金と時間があっても出来る気なんてしねーけどさ。
「とにかくいいか? 今日くらいあかねに優しくしてやれよ」
 ポンと肩を叩かれ、予令のチャイムが鳴る。
 そこにはすっかり考え込むおれの姿があった。
 
 
 *
 
 
「わりー、あかね。今日は先帰ってろ」
「……わかったわ」
 水曜日はいつもの平日より1時限だけ授業が少ない。
 部活に出る者、帰りにどこか寄って行く者。そんな連中でガヤガヤと賑やかな教室の中、おれの言葉に一瞬あかねの表情が曇ったように見えたのは気のせいだろうか。
「じゃあ先に帰ってるわね」
「おう」
「あんまり遅くならないようにね」
「わかってるって」
 いつになく母親のようなことを言ってくるあかね。その姿に碌に視線も向けないまま、手だけひらひらと振って早く帰るよう促す。
 そしてあかねが教室を出たのを見届けた途端、おれの首を後ろから羽交い絞めにしてきたのはやはり大介とひろしだった。ご丁寧なことにその隣には鬼の形相をしたゆかとさゆりまで揃っている。
「ちょっと乱馬くん!」
「な、なんだよっ」
「一体どういうつもり!?」
「どういうって……く、苦しい、とにかくいいから腕を離せっ!」
 話はそれからだとジェスチャーすれば、ようやく解放されるおれの体。まったく どいつもこいつも物騒な奴らだぜ。
「んで? おめーら何そんな怒ってんだよ」
「何じゃないでしょう!?」
「今日は“いい夫婦の日”なのよっ」
「だから?」
「だから? ってあのねえ」
「特別な日だからあたし達だって今日は気を利かせてあかねのこと誘わなかったのに!」
「まったくきさまは何も学習しとらんな」
「せっかく朝しっかりレクチャーしたというのに教え甲斐のない奴め」
 なんだよ。なんなんだよ、みんなして。そんな人を(さげす)むような目で見やがって、おれが一体何したってんだよ。
「いいか? とにかく今ならまだ間に合う」
「そうよ! 今すぐあかねのこと追いかけてあげて」
「そしてちょっと優しく肩を抱いてほおずりしながら“ぼくが悪かった”って謝るだけでいいのよ」
「できるか んなこと!」
 ったく無茶苦茶言いやがる。
 大体 結婚もしてねえ、ましてや付き合ってる奴がいるわけでもねえこいつらに なんでおれがこんな怒られにゃならんのだ。きっとあれだな。大方おれが猫飯店でも寄って、腹を満たしていくと思われているのだろう。
「とにかくおめーらがなに怒ってんのか知らねーけど、用があるから おれもう行くぞ」
 あほらし、と鞄を背負い、ポケットの中に手を突っ込む。そして掴んだ手の中を確認すると。
「わりーけど誰か、10円貸してくんねえ?」
 茶色い硬貨の見当たらなかった手の平のブツを再びポケットの中に戻し、おれは大介から10円玉を受け取った。
 
 
 *
 
 
「……よし、と。そろそろいいか」
 学校を出たおれは家にほど近い商店街の一角に来ていた。
 そこに佇む目的のそれ。
 キイっと透明の中折れ扉を手前に引き、中に入る。
 途端に外の雑踏が遮断され、日当りのいい透明の室内は冬にもかかわらず温室のような温かさを感じた。
 緑色の受話器を上げ、カチャンと投入したのは先程 大介から受け取ったばかりの10円硬貨だ。そして迷うことなく四角い銀のボタンを10回押す。その度、耳に付けた受話器からプツリ、プツリと聞こえてくる微かな電子音はまるで一歩一歩あかねに近付いているようだった。
 
 プツ、プツ、プツ、プツ――
 
 程なくし、受話器の向こうでトゥルルルルルと呼び出し音が鳴るのがわかる。
 らしくねえ。
 ましてや、この電話に出るのがあかねだという保証はどこにもない。が、それならそれで仕方ないだろう。
 おれはどこか賭けを楽しむような気持ちでガラスの向こうに目をやり、耳と肩の間に受話器を挟むようにして首を傾ける。そして呼び出し音が4回続いたところで突然、耳を突くブザー音と共にコインの滑り落ちる音がした。
 
「もしもし、天道です」
 
 ビンゴ。
 
「あー、おれだけど」
「おれって、乱馬?」
「おう」
「どうしたの? 急に電話なんて」
「まあ ちょっと」
 
 不思議だな。いつも当たり前みてーに話してんのに、受話器の向こうから聞こえるあかねの声は少しだけ大人びたように感じる。
 
「おめー、電話だとそんなよそいきの声出すのな」
「よそいきって何よ、失礼しちゃうわね」
「あ、そーやって怒るとやっぱあかねか」
「ばか。で、なによ?」
「あー、えっと」
「うん……ってもしかして、今日帰りが遅くなるとか?」
「へ?」
「あのね、あいにく今日は――」
「だ――っ! だからそうじゃねえって。いいからおめーは人の話を最後まで聞けっ」
 ったく電話でもせっかちなのは相変わらずか。とはいえ、こっちも時間の余裕はそれほどない。
 10円で繋がれる、たった3分のふたりの会話。
 おそらくその3分の1近くは過ぎてしまっただろうことに少しだけ焦りを感じながら、おれは予定していた言葉を口にする。
 
「その……これから帰るから」
「え?」
「聞こえなかったのか? だからこれから帰るっつってんの」
「帰るって……(うち)に?」
「他にどこがあるってんだ」
「だって急に変なこと言うんだもん。わざわざ帰る連絡なんてそんなの」
「あのなー。今日なんの日だよ」
「なんの日って」
「朝も言ってたろ? 11月22日といえば?」
「……あっ、」
 
 相変わらずニブい奴だな、やっと気付いたのかよ。
 結局はおれだけがくだらねー語呂合わせに踊らされたような決まり悪さを感じながら、それを誤魔化すよう早口で捲し立てる。
 
「ま、前にCMであったじゃねーか。今から帰るってやつ」
「乱馬?」
「だ、だからたまにはその、それっぽいことしてみてもいいかと思ったんでい」
「乱馬……」
「おかしけりゃ笑えよっ。言っとくけどおれだって」
「ううん、笑わない」
「あかね?」
「……ありがと。帰るコールなんて初めてだからビックリしちゃったけど嬉しかったわよ」
 
 ふふっと笑う声が受話器を通して聞こえる。
 それはまるで耳元で囁かれているようで、でも吐息の温もりを感じない無機質な距離。
 
「あ、そういえば今日ね、お父さん達が」
「わりい、あかね。そろそろ切れる」
「え?」
「えっとだから、あと5分で帰るからそしたらどっか出掛けねえ――」
 
 どこまであかねに聞こえていたかは分からない。
 ただ、無情にもおれが話している途中で容赦なく電話の回線は途切れた。つい今の今まで聞こえていたあかねの声は、ツー、ツー、と機械的な、まるで「残念でした。ここでタイムオーバーですよ」とでも言うように冷たい電子音を立てている。
 でもいい。
 いつになくらしからぬことをしたおれの手の平は汗でしっとりと湿り、軋むような音を立てて扉を引いた外の世界は火照った頬に冷たく心地よかった。
 
「今から帰る、か……」
 
 思えば物心ついた時から親父と旅ばっかしてきて、こうして一つの場所に腰を落ち着けるなんてこと考えてもみなかったな。
 こうして帰る場所があって。
 待っててくれる奴がいて。
 たかが5分の距離。なのに早く会いたいなんて急ぐこの気持ち、あかねが知ったら一体なんて思うだろう。
 
 わざと焦らして帰ってやろうか。
 そんな意地悪い気持ちが働くのに、気付けばおれの足は最短ルートを辿っている。まあ、平たく言やぁ他人様の屋根をちょいと拝借している状況だ。
 きっと屋根伝いに帰ったなんて知れたらまた「あんたねえ、チャイナ服だけでも充分目立つのに怪しいからやめなさいよ」なんて怒られんだろうな。
 だけど どうにも腹の底からせり上がる感情にじっとしてなんかいられなくって、馬の尻尾のように跳ねるおさげはまるで子どもの縄跳びみてーに早く早くとおれの心を急き立てる。
 こうして屋根から屋根へ飛び移る足取りだっていつも以上に軽いんだからつくづく現金なもんだ。
 結局、あかねを喜ばせるのがおれの喜びに繋がって。
 これが夫婦の幸せなのかもしんねえな、なんてらしくねえことを思うおれの顔はきっと見せられたもんじゃねえだろう。
 
「……っと、そうだ」
 
 弾む息を落ち着かせ、急いで帰って来た痕跡を服の袖でさっと拭う。
 そして胸元に隠した鎖を引っ張り出すと。
「ただいまー」
 ふっと前髪を吹き上げ、今度こそおれはいつもの調子で見慣れた家の門をくぐった。
 




 < END >
 
 
 
 
 
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Parfum  | Twitterの140字 乱馬×あかねSS・60編 

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2017/11/23 Thu 00:37:45
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2017/11/23 Thu 08:23:21
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2017/11/24 Fri 02:22:08
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2017/11/25 Sat 11:18:10
Re: タイトルなし : koh @YbCInW7E
y~コメント主様

イベントに日に振り回されたくない!なんて思いつつ、やっぱりいい夫婦は書いておきたくて。
そして夫婦といったらここSecret Baseではハジメテさんですからね。
拍手最後の最後は置いとくとして(笑)、高校生ながらにちょっとずつ夫婦らしくなっていきたいというお互いの淡い想いを感じていただけたらなぁなんて思いながら書いていました。
公衆電話……すっかり懐かしくなっちゃいましたよね。
2017/11/25 Sat 17:54:08 URL
Re: タイトルなし : koh @YbCInW7E
青~コメント主様

こんばんは。
帰るコール、もしも通じなかったらどうしようなんてドキドキしつつ、意外と皆さんご存知だったのでホッとしました笑。
夫婦って色々な形やサプライズもあると思うのですが、このハジメテシリーズ(というか、私のサイトにある高校生のお話)はいかにお金を掛けずに頭と気持ちで捻り出すか。
たった10円。されど10円。
10円で繋がる3分間の時間以上に「そういえばあんなこともあったね」と将来笑い話になる思い出を作れたらなぁという思いでこのお話が誕生しました(*‘ω‘ *)。

Twitterはあくまでお遊びというか、家のことはもちろん、創作や他のことと比べて優先順位の低いものは手放すことってまた別の時間を生み出す前向きなお別れで。
私なんぞの独り言に楽しさがあったかは不明ですが、手放す=終わりではなく 新しい創作の時間の確保だと捉えているので今はスッキリしています✨。
2017/11/25 Sat 18:01:01 URL
Re: ハジメテシリーズ、大好きです! : koh @YbCInW7E
ぺ~コメント主様

こんばんは。
私、このシリーズを書くにあたり真っ先に思い浮かべるのがコメント主様なんですよね。
夏休みでバタバタな中、いつも丁寧な励ましの言葉をいただいていたなぁって。
特に大きな出来事がなくても相手の為に何が出来るか考える時間って尊いですよね。
相手の喜ぶ顔を想像して結局自分が嬉しい。
これこそが恋で愛なんだな、と。
頼まれる前に指輪を付けたり、それに気付いて素直に嬉しいと伝えたり、同級生達の前では何も変わらないように見えても二人の間には確実に変化が訪れているんだろうと思います。
ラストは完全なる蛇足ですが、これもまた余裕のない、かつ普段は少なからず家族の目がある中で当然の結果かなと(^^;。
本当はまだまだ書きたい他のお話があるので、今後もハジメテさんは登場する予定です♡
2017/11/25 Sat 18:08:58 URL
Re: No title : koh @YbCInW7E
焚き火さん

ありがとうございます。
金なし甲斐性なし、あるのは愛情だけ。
でもいいんです、揺るぎない愛情があれば!ってことで、なんだか二人を見守る親戚のおばさんのような気持ちでニコニコしながら書いています。
このシリーズ書いている時って自分が幸せな気持ちになるんですよ(*^^*)
2017/11/25 Sat 21:09:46 URL
Re: ありがとうございました!! : koh @YbCInW7E
m~コメント主様

こんばんは。そしておめでとうございます♡♡
私、せっかくこの前のパス申請でそのことをお伝えし忘れちゃって……送信ボタンを押すと同時に「あーーっ!追伸しようか?でもしつこくて怖いよね!?」と一人オロオロ笑。
ふう、やっとおめでとうが言えました(*^^*)。
記憶に残るのはもちろん、記念日などを忘れやすい男性にも覚えておきやすいのでいいですよね♡
きっとお義父さんもそのあたりを見越してお薦めしてくださったのかしら?と思ったり……。
普段寡黙な方だからこそ、きっとお二人のことを真剣に思って助言してくださったのでしょうね///。

このシリーズはずばり「金はなくとも愛がある」でして、不器用で世間からも、そして自分達も自分達がまだまだ子どもであることを自覚しながら、一つ一つ乗り越えていくイメージが私の中にあるんです。
帰るコールもその一つで、全く必要ないけれどお互いちょっと背伸びして、まだ「夫婦」の関係を本人達が楽しんでいるような感じですよね。
子どもであり、夫婦であり、普段は家族に囲まれている&若さからの欲望もある……。
なかなか引出しの多いハジメテさんです笑。
2017/11/25 Sat 21:22:58 URL
Re: 懐かしい! : koh @YbCInW7E
K~コメント主様

こんばんは。
今時って「緊急事態に公衆電話を使えるよう、家族と練習してください」なんて学校からお便りをいただく時代ですからね。
それでなくとも家族に会話を聞かれたくない男の子が公衆電話から連絡して来たりね、不便だけどどこか“自分だけの為に”を感じられる特別な手段だったなぁと改めて思います。
ブザーとか「あれ?コインが落ちた時に鳴るんだっけ?切れる直前に鳴るんだっけ?」って色々調べちゃいました。

指輪は二人の性格からして、たとえ学校がOKでも見える場所にはしないだろうな、と。
もしかしたらあかねちゃんは付けるかもしれませんが(付けさせられる)、乱馬は「へっ。男がそんなチャラついたもん身につけれるか」といいつつ、タンクトップの下の見えないところにちゃんと身に付けてそうだなぁと思って(*^^*)。
ハジメテシリーズ、色々妄想が滾ります♡
2017/11/25 Sat 21:33:11 URL
Re: 師匠✨ : koh @YbCInW7E
ひ~コメント主様

こんばんは。
たった10円。されどこんな気持ちのこもった10円の使い方っていいなぁと思って……。
奇妙なこの3分間の出来事は、これから何十年も続く2人の生活の中で色褪せない思い出として残っていくと思うんです。「あの時、意味のない帰るコールしてくれたわよね」「意味がないってなんだよ、ちゃんとデートに誘ったじゃねーか」「じゃあまた電話してデート誘ってくれる?」「今さらかよ」「やだ?」「……どーしてもっつーんならな」みたいな。
それを聞いた子ども達が「うちの親父達は……」と呆れつつニコニコしてれば尚良しだと思います♡

そして140字SS。
ひとつひとつは短い世界ですが、そこから広がる世界にトリップして楽しんでいただけたらいいなぁと////。
どうかコメント主様のお気に入りSSが見つかりますように✨✨。
2017/11/25 Sat 21:45:24 URL
最高か・・・!! : 憂すけ @-
うぇ~ん!可愛いよぉぉ!!(ノД`)・゜・。
公衆電話で「帰るコール」!昭和感にあたしはもうメロメロです!!らんまが執筆されていた当時を思い出してしまう。(*´ω`*)
本当に可愛い・・・!!////( *´艸`)////
商店街を二人でお買い物。それに喜ぶあかねちんが愛おしくて堪らない!急いで屋根を駆け抜けたい気持ち、あたしは良く分かるっすよ!
拍手も最後まで!期待通り且つ期待以上の展開に、ニヤニヤです。朝からもう。子供達居るのに、まだ。そんな後ろめたさも堪らない自分。変態ですからっ!( `ー´)ノ✨
2017/11/28 Tue 07:24:47 URL
Re: 最高か・・・!! : koh @YbCInW7E
憂すけさん

こんばんは。
帰るコール……懐かしいですよね。
私の考える「10円で出来る愛情表現」がこれでした。
たかが10円で、しかもほとんど意味をなさない行為ですが、それでも一応はお出掛けに誘って。
恋人期間が殆ど無かった二人だからこそ、夫婦になってからこんな風に恋人と夫婦の狭間を楽しんでいたらいいなぁなんて微笑ましくなってしまいました(*^^*)。
そしてあかねちゃんのリクエストが2人で商店街とかね、もうねっ。
想像してみてください。お互い指輪をして商店街を歩く二人の姿を。
……幸せ過ぎて夜の妄想に飛びます。←
ああ、やっぱりハジメテシリーズは幸せなのでした。(自分で言っちゃう人)
2017/11/29 Wed 23:45:53 URL

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