翌朝のこと。 

2018/04/06
こちらは【ダブル・A】の後日談になります。
拍手には久々にイラスト(と拍手コメントへのお礼)を置いてあります。
ついでに昨年投稿した【飛花の誓い】
今読み返してみると非常に拙い出来ですが、一年振りに読み返してみると懐かしく……。
このお話の続きも「もしかしたらこんな感じかな」ということで、桜が散る前に併せて楽しんでいただけると嬉しいです。



 障子越しの柔らかな光が瞼の裏をぽおっと明るく照らす。
(朝…………か……)
 いつもだったら何度か起こされるまでは布団から出られないおれ。特に春は困る。なんせ、寝ても寝てもまだ寝足りないというように体がそれを拒否する。が、今日のおれは違った。見慣れた天井の木目をぼんやりと見つめて二、三度睫毛を瞬かせ──
「……朝だ」
 思わず声に出すと、布団を撥ね退けるようにして身を起こした。
 
「あら。ようやく起きたの」
 居間でおれを出迎えたのは、あかねの声だった。
「……はよ。親父達は?」
「もう“おはよう”の時間じゃないけどね。みんなとっくに出掛けたわよ」
「ふーん」
「朝ご飯食べる?」
「え……っ!?」
「……なによ、その反応」
「い、いや、別に、」
「安心して。あたしの手作りじゃなく かすみお姉ちゃんとおば様が作ってくれたのを温めるだけだから」
「な、なんだ。驚かすなよ……」
「いちいち失礼ねっ」
「なんでい。安心しろっつったのはおめーのほうだろうが」
「いいから顔くらい洗ってきなさいよ。その間に用意しておくから」
「おー」
 洗面所に向かう前にテレビの中へ表示された時刻を見る。おれの見間違いでなければ10:42となっており、見慣れたワイドショーの面々からしてもやっぱりそうなんだろう。
 それにしてもよく寝た。頭の半分はまだ温かい泥のような領域にいるものの、全身が軽く痺れるような心地よさに包まれており、まるで縁側からとろとろと差し込む穏やかな日差しのようだ。いくら日曜日とはいえ、ここまでぐっすり眠ったのはいつぶりか。こんなの、もしかしたらテストの一夜漬け以来かもしれない。
 蛇口をひねって冷水を手ですくい、締まりのない顔をじゃぶじゃぶ洗う。ついでに歯も磨き、濡れた前髪の水滴をタオルで拭って鏡の中を覗き込んだ。そこにはいつもとなんら変わりのないおれの姿が映っていて。
 キリッと表情を一つ作ってみる。が、それも二秒と持たなかった。途端に頬の付け根が緩み、小鼻がもぞもぞむず痒くなる。
 あー、ダメだダメだ、こんな顔。
 しっかりしろっ!
 もう一度、今度は前髪が濡れない程度に顔を洗い、ぐっと口元を引き結ぶ。
 それにしても────
(さっきのあかね……なんかすげー、普通だったよな)
 何も目が合った瞬間、照れて欲しいとかそんなんじゃない。寧ろ、そんな風にされちまったらたちまちどうしていいのかわかんなくなるから、いつも通りに接してくれるのはありがてえってのが飾らぬ本音で。
 だけど…………なあ?
 だっておれ達。昨日、その。

 ……………………結ばれた、よな?
 
 
 
 
【 翌朝のこと。】
 
 
 
 
 あかねがかわいいと言っていた桜色のワンピース。それは本当にかわいくてよく似合っていた。
 いや、あかねが着るからかわいいとでも言うのだろうか。
 とにもかくにも人が沢山いる中で、気付けばそこにあかねしかいないように視線を奪われている。そんな感じ……。
 並んで歩いた公園は気持ちが良かった。
 最初は離れていた二人の距離がだんだん近付き、どちらからともなく指先が触れ合った時は大袈裟じゃなく鼓動が跳ねた。
 風に吹かれた桜の花びらが蝶のようにひらひら舞い、音もなく互いの頭に着地する。今思うと何がそんなに楽しかったのかというくらい、それを見てお互い指差しながら笑った。
 が……なにがきっかけだっただろう。
 そうだ。不意にあかねが発した一言だった。
「そういえば今日ね、お父さん達みんな町内会の集まりで遅くなるんだって」
「へー」
「なびきお姉ちゃんも、お友達と卒業祝いで留守みたい」
「え……」
「だから夕飯は食べてきてって言われちゃった」
 夕飯に間に合わないってことは、早くて七時過ぎ……。少なくともそれまでに家族が帰ってくることはないってわけか。
 カチリと。
 おれの中で何かのスイッチを押された気がした。
 急くような気持ちであかねの腕時計を覗き込む、その針はちょうど三時を指している。
「…………帰るぞ」
「え? あ、あの……!?」
 ずかずかと無言で足を動かす様は、傍から見たら喧嘩したカップルにしか見えなかったかもしれない。そこから先はあかねの言葉など耳に入らず、強引にあかねの手を引いて家路を急ぐおれがいた。そして家に着くなり、あとはもう……。
「ね、ど、どうしちゃったの? あたし、なんか変なこと言った?」
「あかね」
「あ、夕飯だったら心配しなくてもちゃんと外食代をもらったから──」
「あかね、わりぃ……けど、おれもう、我慢の限界かも」
「げ、限界って……」
「あかねは……嫌か?」
「乱馬?」
「……おれとこーゆうことするの…………やだ?」
 あかねを胸に抱き寄せ、自分の心臓の音を聴かせるようにする。それは精一杯の強がりだった。
 あかねを思いやっているふり。
 紳士ぶっているふり。
 もしも断られた場合、あかねの心の準備が出来ていないから。そう自分に言い訳出来るように。
 力任せに抱き潰してしまいそうな腕の震えを必死で抑える。
 我慢して。我慢して、我慢して。
 ふと腕の中で身動ぎする気配を感じ、あかねの口元に耳を近付ける。
「あかね?」
「…………嫌じゃ……、ない…………」
 そこで確かに聞こえたあかねの一言に。
 おれの我慢は決壊した。
 
 
 初めての経験はとにかくスムーズとは程遠くて、あかねに触れるだけでいちいち心臓が飛び跳ねるような興奮を覚えた。ドクドクと、急激に体の中心に集まっていく男の熱。こんなに感情が溢れ出して、もしかしたら最後までする前に一人でいっちまうんじゃないか。そんな焦りがあったことも否めない。それどころか、情けないことに服を脱がす指先だって震えていた気がする。
 それでも、あかねだっていっぱいいっぱいの中、必死でおれを受け入れようとするから。
「あかね」
「乱馬……」
 たどたどしいやり取りの中で確認し合うように何度も口にした互いの名前。気のせいかもしれねーが、夕暮れが迫る薄明りの中で目にしたあかねの下着はやたらと可愛らしい小花が施されていて、膨らみを包むそれはまるであかねもこうなることを最初から期待していたような、そんな愛おしさを感じた。決して派手ではないレースの上からおそるおそる触れる弾力。最後のホックに手を掛けた時、あかねがそっと背中を浮かせてくれたのに全てを許されているような気になって。
 だから。
 どこまでもぎこちないおれ達の初めては、なんとか終わりまでやりきることが出来た。
 欲を言えば、本当は昨日くらい、あかねの部屋で一晩を過ごしたかった。けれど親が帰ってきた以上そういうわけにもいかず、それでも風呂上がりに再度訪れたあかねの部屋ではお互い恥ずかしさで何を喋ったのか殆ど記憶にない。ただ一つ覚えているのは、昼間のワンピース同様桜色に染まるあかねの頬に口付けして、それこそ後ろ髪を引かれるような思いで部屋を後にしたことくらいだろう。
 どうしよう。好きってこういうことなのか。
 昨日の好きより、今日の好きのほうが断然大きくて。
 これが明日になったらもっと大きく膨らんでるんだろうな。
 まるで割れることを知らない風船みてーだ。
 そんなことを考えたら布団に入ってもなかなか寝付けず、瞼を閉じたその裏にはひたすらにあかねの艶めかしい表情だけが浮かんで消えた。
 そして幾度もの寝返りを繰り返しながらようやく眠りの波が訪れた後、今度は泥のように微睡みの中へ押し流されて今に至る。
 それなのに────


「はい。ごはん、このくらいでいい?」
「おう」
 なんだよ、あかねのやつ。やけにすっきりした顔してるじゃねーか。
 それは別に“そういうこと”をしたからとかじゃなく、なんつーんだろ。良くも悪くも、いつものあかね。何もなかったように振る舞うその表情を見ていると、まるで昨日のことなど夢の中の出来事だったような気がしてならない。
「乱馬? 食べないの?」
「あ、ああ。食う……けど」
「この玉子ね、わざわざおば様が朝市まで買いに行ってくれたそうよ。すごいの、お箸で黄身が掴めるんだから」
「へー」
「あとね、このサラダのドレッシング、かすみお姉ちゃんの手作りなんだって。柚子が効いてて美味しいのよ」
「おめーとはえらい違いだな」
「あ、この芸能人久し振りに見た気がする。えーっと、なんて言う人だっけ。ほら、よく二時間ドラマでも見るじゃない。確か去年の特番にも出演してたわよね。今、こんなのにも出てるんだ」
 なんだ? 今日のあかねはやけによく喋る。
 おれのほうを碌に見もしないまま、テレビに視線を釘付けで……。
 って…………あれ? まてよ。

「なあ、あかね」
「なに?」
 相変わらずこちらを見ないまま、短い返事だけが戻ってくる。
「おふくろ達は?」
「……だからさっきも言ったでしょ。今日も町内会の集まりだって」
 気のせいじゃない、微妙な間があった。「新年度だから色々と忙しいみたいね」なんて尤もらしい理由を述べる横顔は、相変わらずテレビのほうを向いたままだが。
「……なあ」
「なぁに?」
「こっち向けよ」
「今、テレビ見てるから」
「いーからこっち向け」
 言うや否や、手元にあったリモコンの電源ボタンを押した。ブツンと小さな電子音を立て、真っ黒に変わる四角い画面。そこに映されたのは首から上だけをブラウン管に向けるあかねの姿と、その隣で不機嫌そうな表情を浮かべたおれの顔だった。
 画面が消え、役を失った居間のテレビ。それでもあかねがおれのほうを向くことはない。
「あかね」
「だから何ってば」
「なんか怒ってんのか?」
「……別に。怒ってない、けど」
「じゃあこっち見ろよ」
「……」
「あかね」
「……、だって」
「だってじゃねーだろ。いーからこっちを向きやがれっ!」

 俯きがちになるあかねの顎を捕え、強引にこちらのほうに振り向かせる──その時だった。
 ぶわって。
 あ、顔が赤くなる時って本当にこんな擬音みてーなもんが聞こえてくるんだって思うくらい、瞬時にしてあかねの頬が朱に染まる。
「な、な、なんだよ、」
「べ、別になんでもないっ」
「なんでもなくねーだろ。あ、もしかして熱でもあんのか?」
 顎を捕えた手と違うもう一方であかねの額に手をやる。するとどうしたことか、今度はふるふると長い睫毛を震わせ始め、心なしか、その瞳は赤く潤んでいるように見える。
 これは…………もしかして。

「あかね?」
 視線の高さを合わせ、顔を覗き込む。咄嗟に逸らそうとする顔の両頬を手の平で包み込み、あかねの瞳におれが映るようじっと見つめた。と、今度は大きな黒目をきょときょと泳がせ、そして観念したようにばちんと瞼を伏せる。
「も、もうバカ……っ! せっかく、人が平常心でいようと思ったのにっ」
「へ?」
「どうせあたしはあんたみたいに慣れてないお子様だもん!」
「ちょ、ちょっと待てよ、それってどーゆう意味でぃ」
「どういうって、そのままよっ」
 照れながら怒ってる……って表現であってるだろうか。耳まで赤く染めながら一気にまくし立てるあかねは、きっと本人もどんな顔をしていいのかわからないのだろう。気まずさを誤魔化すように目を合わせないまま、おれの胸をぼかぼか殴る。
「あんたは女の子の体に慣れてるかもしれないけど、あ、あたしはその、は、初めてだったんだからねっ」
「待て待て、誤解を生むような発言すんじゃねーよっ! なんだよ、その慣れてるってのは」
「だってあんた、毎日のように女の体も見てるでしょ?」
「ってそれは自分の体だろーが! それともなにか、おめーは自分の体に欲情すんのか!?」
「よ……っ!? バ、バカ言わないでよ、そ、そんな自分になんて」
「ならおれだって同じだっつーの! それにおれとあかねはちげーだろ!?」

 気が付いたら抱き締めていた。
 すっぽりと、おれの胸の中に納まるあかねの体。ずっと頑丈だと思ってたのにいざ触れてみたらどこもかしこも柔らかく、ちょっと乱暴に扱ったら簡単に痕が残ってしまいそうなあかねの肌は生まれながらの女、で。
 たとえ見た目は完璧な女になったとしても、おれとは似ているようで全然違う。普通の男じゃ感じないような妙な感動に包まれていたことなど、こいつはちっともわかっていないのだろう。それを示すように、胸の隙間からは今にも泣き出しそうな声がする。

「あ、あたし、胸も小さいから……」
「あかね?」
「だから……もしかしたらガッカリしたんじゃないかなって」
「……」
「そ、それにあたし、どうしていいのかわからなくて戸惑ってばっかりだったし」

 そんなの。そんなの、おれだってそうだ……って言ってやれたらいいのに。こんなとこで気の利いた台詞の一つも掛けてやれない自分が恨めしい。
 いや、違う。正確には、カッコ悪くて言えねえだけなんだよな。それはつまり、つまらないちっぽけな男のプライドで。
「だから、その……乱馬、今朝も顔を合わせづらかったのかなって……」
 微かに震える身体は、やっぱりおれより小さくて。
 守ってやりたい。
 大事にしてやりたい。何よりも。
 おれの感情全てを支配するのは、揺るぎないその思いだけだった。

「ぶわーか」
「な、なによっ、あんたに言われたくない!」
「うるせー! おめーがバカなことばっか言ってるからバカっつったんだろーがっ」
「なんですってぇ!?」
「あのなー。そんなの、おれだって一緒だろ?」
「まだ言う──、……え?」
「その……昨日、あかねがすげえ痛がってんのに、おれ、全然余裕なくて」
「う、嘘よっ、すっごい余裕あったもん!」
「どこがだよ」
「だ、だってなんか、エ、エッチなこともいっぱい言ってたし」
「そっ、そんなの、カッコつけてただけだろーがっ!」
「え、だって、」
「あーもうっ! こんな情けねーこと、言わすなよ……」
 はあ……と特大の溜め息を落とす。結局、いつもこうだ。あかねの前だといい格好だけで終われなくて。溜め息と同時に肩の力がすとんと抜ける。不思議とそれは悪くなく、あかねの首元に顔を埋めるようにしながら、あかねにしか聞こえない響きで白状するおれがいた。いつもだったら到底言えねーような、隠しきれないおれの本音。
「……おれ、あかねに触ってるとなんか我慢出来なくなっちまって」
「乱馬……?」
「初めてだからもっと優しくとか、痛くなんねーようにとか色々考えてたのに、いざとなったら自分のことで精いっぱいになっちまって」
「そ、そんなことないっ! あ、あたしだって、」
「でも……すげえ嬉しかった……から」
「乱馬?」
「そんで…、その、昨日だってなかなか寝れなかったっつーのに」
「う、嘘……っ」
「こんなことで嘘ついてどーすんでい」
「だってそんな……あんたがそんなこと言うなんて、ちょっと信じられなくて」
「なのにさっきからおめーが全然平気そうな態度してんの見て、ちょっとムカついた」
「あ……」
 
 肩の前をぐっと押し返される。そして少しだけ二人の間に空間が生まれ、あかねがおれの顔を覗き込んだ。互いの視線がじっと交差する。思えばしっかり目を合わせるのも、今日これが初めてかもしれない。

「初めて同士……なの?」
「……あたりめーだろ」
「そっか……そうよね」
「……」
「ねえ」
「あん?」
「乱馬も、緊張した?」
「あほ。すげー緊張したわぃ」
「……へへっ。一緒だね」
「でも……」
「でも?」
「それ以上に、すげー嬉しかった」
「…………うん。あたしも」

 ゴツンと額同士をぶつける。まるで昨日の花見の時のように、ただそれだけで嬉しくて。
 どちらからともなく笑みがこぼれ、ぐりぐりと前髪を擦り合わせた。

「……これから少しずつ慣れていくのかしら」
「まーな。何事も復習が大事って言うしな」
「っ、バカ!」
「っつーか、今日も親父達 留守なんだろ? だったら、その」
「残念でした。今日は午前中だけの集まりって言ってたからそのうち帰ってくるわよ」
「なんでい、つまんねーの」
「遅くまで寝てるあんたが悪いんでしょうが」

 ぷいっと顔を逸らすあかね。
 あれ? でも待てよ。それって…………。

「……へえ」
「なによ」
「ってことは、やっぱあかねも期待してたんだ」
「き……っ!? き、期待って、何が、」
「だってそーだろ? 残念でしたって、今おめーが言ったんじゃねえか」
「そ、それは言葉のあやで……っ」
「そーかそーか。ごめんな、あかね。確かに遅くまで寝てるおれが悪かった」
「バカバカっ、そ、そんなこと言ってない!」

 ああ、ほら。こうやってムキになるあかねがかわいくて。
 おれ、初めて知った。
 “好き”って、体の内側から突き破るくらいに気持ちが膨らんで、その上限なんかねえってこと。

「かわいーなぁ、あかね」
「バ、バカっ!」
「やーい、照れてやんの」
「て、照れてなんかないっ! あんたねえっ、冗談なら」
「冗談じゃねえっつったら?」
「え? あ、あの……え……?」
「わはは! やっぱおめー、おもしれーな」
「バカっ!」
 
 あーそーだよ。きっとおれ、今すげえバカになってる。
 だってしょうがねーだろ? なんせ、初めての翌朝なんだから。
 
「なあ、あかね」
「な、なに?」
「今晩もあかねの部屋、行っていい?」
「えっ!? え? え? そ、それって、」
「いーだろ? 復習もしてーし」
「ふ、復讐って、え、えっと、」
「あ、でもその前に予習もしてかなきゃなー」
 照れくささを誤魔化すために余計な一言を付け加えれば、「またからかってばっかり!」と鼻息荒くするのは相変わらずのじゃじゃ馬で。
 おかしーな。そんな姿でさえ かわいいと思っちまうなんて、もしかしたらおれって重症なのかもしんねえ。
 
「もうっ。冗談はいいからさっさと食べちゃって!」
「へーへー。あ、でもその前に」
「なに?」
 
 振り向きざまの無褒美な唇に、おれの唇を重ねる。
 それは一瞬のことだったけど、「あ……」と押さえるその指先すらほんのり赤く色付いて。
 

「スキあり」
 
 うん。まずはここから今日一日をスタートしよう。
 そんな どうしようもない幸福感に満たされた、翌朝のこと。
 
 
 
 
 < END >
 



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comment (12) @ 高校生編 ダブル・A

   
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comment

初々しい(๑˃̵ᴗ˂̵) : ようこ @-
初めての次の日の朝照れ隠しに喋りまくるあかねちゃん可愛い💕なんて初々しい2人なんだぁ〜(*≧∀≦*)

いつもの2人なんだけどどこかいつもと違ってて素直にかわいいと言っちゃう乱馬くんもいい(*´∀`)♪

これから予習復習を欠かさないんでしょうかね(笑)
乱馬くんなびきおねぇちゃんの鴨にならないといいけどなんて思いながらコメント書いてます( *´艸`)

主婦は休みなんてないし常に忙しいですけど春は何かと忙しいですよね( ̄▽ ̄;)無理しない程度にお互い頑張りましょう(*^ω^*)
2018/04/06 Fri 03:30:06 URL
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2018/04/06 Fri 07:00:52
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2018/04/06 Fri 10:13:01
お久しぶりです! : kimmy @-
最近お見掛けしなかったので、お忙しそうだなぁと思いつつ、自分もバタバタして先程新作発見!!
やっと今日で春休み終わりですね♪
長かった…(T^T)

いやぁ…きっと「今のおれ、世界で一番幸せ者かも」って思っちゃう朝ですね(*^^*)
すんごい恥ずかしくて内心バクバクだけど、努めて平静を装うあかねちゃんに気付いた瞬間愛しささらに爆発でしょうね(決してナニが暴発ではない)

何だか初めてが日中だったバージョンって新鮮でした。
致した後に家族が帰って来るまでに色々と整えたり何事もなかったように振る舞って、寝る前にまた部屋を訪れておやすみの頬っぺチューで別々の部屋とか、これはこれでめちゃくちゃ萌えました(//∇//)
そりゃ寝れる訳ないよねっていうwww

最高潮にラブラブで甘々なふたりきりの朝なんだけど、やり取りは実に乱あっぽくってすごく好きです(*≧∀≦*)

いやぁ…あかねちゃん可愛い!カワイイ!かわいいよぉ!!
乱馬じゃなくても抱きしめたくなりますよね!
でもきっとこの可愛さは乱馬だから引き出せたものなんだよなぁ…っていう原点回帰させていただきました(*^^*)

追伸
息子さん高校ご入学おめでとうございます!
毎日のお弁当作り特に食べ盛りのDK、ましてやkohさんちの息子さんの食べっぷり考えると大変だと思いますが、きっと美味しそうなんだろうなぁ…(^q^)
またお手軽レシピおすすめあれば教えて下さいm(__)m
2018/04/08 Sun 01:27:11 URL
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2018/04/12 Thu 01:00:03
今から参観。 : 憂すけ @-
か、可愛い!初めての二人が可愛いですっ!!
これから学校行く癖に何言っちゃってんだよって感じですが、我慢できなくて、ついっ!!(←意味深か)
相手ばかりに余裕がある様に見えてしまう、実はお互い様の2人・・・なんって可愛ぅいのぉぉ!!( ;∀;)
爽やかな後味です!シュワっと爽やかピンク色のソーダ水の様です!
エェ、そう「青春だね☆」って言いたかったのです!!

い~や~ねぇ・・・(遠い目でお空を仰ぐ)
さ!萌と元気頂いたから、学校行って来よう!!
(・ω・)ノ
2018/04/13 Fri 13:26:52 URL
Re: 初々しい(๑˃̵ᴗ˂̵) : koh @-
ようこさん

こんばんは。お返事が遅くなってしまってすみません!
なんでもない一日のようで、二人にとっては特別な日の翌日で。
人生って一回きりしかないことがありますが、その一日をこんな風に過ごしていたらかわいいなぁと想像して書きました^^。
目下、最大の懸念はなびきですね汗。
またぼちぼち、のんびり始動したいと思いますのでよろしくお願いいたします^^。
2018/04/16 Mon 23:09:33 URL
Re: No title : koh @-
り~コメント主様

こんばんは。お返事が遅くなってしまってすみません!
そうなんです。とうとうリアルで息子が乱あの年齢に追い付いてしまいました。どこかにかわいい許婚いないかしら??いや、その前に息子をイケメン育成しなければ汗。
初めての時ってドキドキ興奮と緊張で無我夢中→翌日くらいになって急に照れや喜びがぶわっと実感できるんじゃないかな、と。
かわいいと言っていただけてとっても嬉しかったです♡
2018/04/16 Mon 23:12:02 URL
Re: 続きが読めて幸せでした(*^▽^*) : koh @-
m~コメント主様

こんばんは。お返事が遅くなってしまってすみません!
こちらのお話は【ダブルA】のお話にコメント主様が温かいメッセージを寄せてくださったからパッと思いついたようなものなんです。まさに「コピーが残した置き土産をどんな風に活かすのかな?」と。
そして直接の描写がなくても二人のドキドキだったり嬉しさだったり、そんな気持ちが伝わったら嬉しいなぁと思っていたので、キュンキュンすると言っていただいてすごく幸せです。
いつも背中を押していただき、本当にありがとうございます^^♡
2018/04/16 Mon 23:15:27 URL
Re: お久しぶりです! : koh @-
kimmyさん

こんばんは。お返事が遅くなってしまってすみません!
忙しさもやっと一息つけるか……と思った矢先にまさかのアクシデントで汗。
でもこうしてまたPCに迎えるようになったので、それだけでもワクワクする自分がいます笑。

きっともう乱馬は限界だったんじゃないかなって。そしてハジメテが夜じゃなくお昼っていうのも高校生らしいような気がして、書いていて新鮮でした。
普段通りにしようとするあかねちゃんと、どうしても意識してしまう乱馬の男女逆転な感じもこの二人ならではかな?と。
多分、これからは乱馬のほうが甘えたというか、自分の欲望に素直になるような気がします^^。
2018/04/16 Mon 23:19:59 URL
Re: タイトルなし : koh @-
ひ~コメント主様

ふふふ……♡直接描写もそれはそれで好きですが(←)、こんな風に照れたり意識したりしている二人を妄想するのも大好きで^^。
春=桜色という安直なイメージの私なのですが、そんな淡いピンク色の二人がとっても初々しくて書きながらニマニマしてしまいました。
そしていただくコメントはとっても嬉しいですよ~。なにより励みになります!
いつもありがとうございます^^♡
書き始めはどうなることかと思いましたが、終わってみれば個人的にとても楽しいシリーズでした✨
2018/04/16 Mon 23:45:59 URL
Re: 今から参観。 : koh @-
憂すけさん

私も年度末~新年度は学校に行く機会が多かったので、その都度教室内を見渡しては「ここで二人だったら…」と脳内妄想して楽しんでいました^^。
大人の階段を上るようなことをしておきながら、まだまだ大人になりきれていないこんな二人を想像するのが楽しくて。ここから少しずつ素直になったり、逆に不満をぶつけあったりして未来に繋がっていったらいいなぁと親戚のおばちゃん目線で応援しています。
そして憂すけさんにはざざっとプロットをお見せしたとおり、またぼちぼち始動していきますよ~♪
2018/04/16 Mon 23:53:31 URL

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