二人の思惑 

2016/04/21


「あー、かったりぃ…」

「さっきからまだ10分も経ってないわよ!ほら、さっさと残りをやっつけなきゃ!」

「へーへー」




8月も残すところ、あと4日。

本来であれば残りわずかな休みを惜しむように、若者らしく海へ山へと繰り出して行きたいところ。
だが、そこは悲しいかな学生の身分。
呪泉洞から帰った後も二人の関係性は何ら変わらないまま、気付けば高校2年生の夏休みも終わりを告げようとしている。


そんな乱馬とあかねの目の前には、膨大な世界史の資料やら地図やらが散乱している。
通常の宿題ならば、国語や数学のような決まったテキスト形式の問題はせっせとあかねが解き、それをひたすら乱馬は書き写すという横暴がまかり通っている天道家。
だが今回の自由研究のように、型が決まっていないタイプの宿題はそうはいかない。

元来、真面目な性格のあかねはしっかりとテーマを絞り課題に向き合うが、一方の許嫁はというと。
まるで興味がないとでも言わんばかりに「そんなもん、どーとでもなるだろう」とズルズル先延ばしにしてしまったのだ。
ただでさえ一般的に面倒とされがちな、自由研究という名の提出必須課題。
ましてや、今回の課題は世界の地理とその歴史背景についてという、なんとも大雑把なものだ。
用紙のサイズも、提出形式も自由。
その自由さがかえって学生たちの選択肢の境を曖昧なものにし、より億劫な存在となる。



あかねだって、乱馬の気持ちが分からないでもない。
だが、その課題が2学期の成績に大いに関係するとなれば話は別だ。

「あんたねー。テストで100点取るより、ここで気合を入れて高評価をもらっておいた方がよっぽど楽でしょーが」

「分かってるっつーの。…大体、俺はともかくなんでおめーまで今頃やってんだよ?」

「そ、そりゃぁ、色々とまあ、あんたが取り掛かりやすいテーマを考えてたっていうか…」

「別に頼んでねーよ」

「ふーんだ、可愛くない!」

「おーおー、可愛くねーのはおめーの方だ」

キーッといつもの喧嘩に発展しそうな軽口の応酬をぐっと堪え。
今はその時間すら惜しいというように、あかねが軌道を修正する。

「と、とにかく!おば様からも乱馬の監視を任されてるんだから、しっかり頑張ってよね!」

「…はぁ~…こんないい天気だっていうのによぅ…」

なおもブツブツと愚痴をこぼしながら、両腕をグン…と一度天に伸ばした乱馬が再び机の上に顎を乗せる。





…今朝は早目の朝食を済ますと、両家の親とかすみの4人が揃って、近場の温泉に一泊旅行に行ってしまった。
いわゆる自治会の慰安旅行というやつらしい。

おまけになびきも同級生の家に遊びに行くといい、先程家を後にしたばかり。
そのままパジャマパーティーをするなんて言っていたから、きっと今晩は帰ってこないだろう。
窓から覗く青空はどこまでも澄み渡り、大きな入道雲がソフトクリームを連想させる。



普段はすぐそこに家族の気配を感じる天道家で、今、乱馬とあかねは二人きり。
その上、可愛いアヒルのプレートが掛けられたあかねの部屋で、互いの肘がくっつかんばかりの距離に居る。

いつもならばあかねが自分の机に向かい、それを乱馬があかねのベッドの上で雑誌でも読みながら、課題が終わるのを待っているのが常だ。
しかし、今回用意された提出用の模造紙のサイズと資料の多さから、あかねの机上で作業するのは断念され。
それぞれ二手に分かれて、国別に資料をまとめようということになったのである。
グループを組んでの発表も認められているため、ここは素直に協力し合おうというわけだ。
あかねはともかく、乱馬にとっては願ったり叶ったりである。

あかねの机の後ろにある空いたスペースに、一階から運んだガラスのテーブルを置く。
あかねはクッションを敷いているものの、お互いぺたりと床に座っている状態だ。
乱馬はあかねのベッドを背もたれに、あかねは乱馬の右側に90度垂直になるように、腰を下ろしている。

本来ならば甘い空気になる要素が充分に含まれたシチュエーションだが、昨晩遅くに帰宅した乱馬は朝食の場で家族の不在を知らされ、それ以降ぶすっと口数も少ない。
何がそんなにつまらないのか、不機嫌そうなオーラをまとう許嫁の姿にあかねは「はぁ…」と小さく息を吐いた。





【Sideあかね】

ちらり…。
視界の隅に見えるつまらなさそうな乱馬の顔を確認して、あたしは今日何回目になるか分からないため息を心の中でつく。

(まーったく。誰のせいであたしがこうやって付き合ってると思ってるのよ)

1学期の期末テストで、想像以上に壊滅的な乱馬の答案用紙に軽いショックを受けたあたし。

…本当にこんなままで一緒に進級できるのかしら…。



別に、高望みをしているわけじゃない。
乱馬には乱馬の考え方があるし、人には得手不得手があって当然だ。

でも。
万が一にも一緒に進学できない、なんてことになってしまったら。

きっと乱馬は高校をやめてしまうんじゃないか…なんて想像が頭をよぎる。



そもそも、一日も早く100%男の姿に戻りたくて仕方のない乱馬。
そんな気持ちを嘲笑うように、どうやら呪泉郷の泉はいつ何時も万全の状態であるとは限らない様で。
その年の日照りや大雨など自然現象。
さらに中国の山奥まで続くその道は、交通手段といってもそれなりの制限がある。
サクッと中国に行って、さあ即、変身体質を解こう!というわけにもいかないようだ。


乱馬の気持ちは、傍でずっと見てきたあたしにだって痛いほど…理解できる。

だけど。

いつも当たり前のように乱馬の声が教室に響いて、乱馬の存在を近くに感じられて。
そんな乱馬が居なくなった高校生活なんて、きっとあたしは…耐えられない。


これが大学ともなったら、あたし達はそれぞれ別の進路を選択していくかもしれない。
だから、せめてあと1年と半分だけ。
こうして乱馬の隣で、学校生活を送りたい…。


もちろん、その為には乱馬に何といわれようと、協力出来ることは惜しみたくない。
乱馬は分かっていないようだけど、あたしの中で乱馬の存在は日増しにその存在感を増していて。
最近ではちょっと油断するとすぐにカアッと赤くなってしまう顔を誤魔化すために、つい憎まれ口を叩いてしまう。
今もちらりと目に入る乱馬の長い睫毛や、骨ばった大きな手に内心ドキドキしながらも、それを決して悟られまいと目の前の資料に再び目を落とした。





【Side乱馬】

…ったくよー。
なにが悲しくて若い男女が一つ屋根の下、勉強なんてしなきゃなんねーんだ。
確かに、今年の夏休みも修行にバイトに部活の助っ人と、学業の「が」の字もねー毎日を過ごしてきたのは俺だけど。
まさか、よりによって今日は俺達以外、家族の誰も居ねーなんて聞いてねーぞ!



…ホントはさ。
呪泉洞の後、なかなか素直になれない俺達の関係をいい加減、確かなものにしたくって。
顔を合わせばついつい、つまんねーことばっか言っちまうから…何か、形に残してやりたくて。
かと言って、そう簡単にこの性格を変えられない上に、先立つものも心許ない。


そんなわけで、知り合いに紹介してもらったバイトを期間限定で引き受けたんだが、これが思った以上にハードだった。
俺のバイトの条件はシンプルに2つ。

1つはズバリ、割のいい仕事。つまり、時給だな。
もう1つは、シフトの時間がある程度自由が効くこと。

体力には自信がある。
だから日中は部活の助っ人をして、夕方からバイトに入る日なんてのもザラで。
一見、なんの得もないよう部活の助っ人だが、俺のパンチある成績表を補っていくには非常に重要な意味合いを持つ。
国語の先生はバスケット部の顧問、数学の先生は野球部の顧問…というように、それぞれ恩を売っておくというわけだ。

夜、家の玄関をくぐる頃には、既にボロ雑巾のように疲れ切っている俺は。
あかねの顔が見てぇなー…なんて思いつつも、あいつの部屋に足を運ぶコレといった口実も見つけられず。
風呂に入ると、そのまま泥のように眠る毎日だった。



そんな事情もあり、夏休みといえどもあかねと過ごせた時間は想像以上に少ない。
たまに俺にぽっかりと時間が出来ても、あかねはさゆりやゆかと出掛けていたり、もちろんその逆もあるわけで。
妙な消化不良を感じながら、気が付くと夏休みの残りも僅か4日となっていた。




……。

右側に積まれた資料に目をやる振りをして、そっとあかねの横顔を伺う。
小さな顔に艶やかな黒いショートヘアの下には、白いシンプルなノースリーブニット。
きゅっと首の詰まったそのデザインは、残念ながら「見えそうで見えない…」というような男のロマンを連想させるものではないが、かわりにすらりと伸びた白い二の腕が眩しくて、思わずドキリとさせられる。

その下には水色のデニム地のスカートを履いているのだが、その爽やかな服装があかねの清楚さをより際立たせていて。
しっとりと柔らかそうな二の腕が伸びたその先には、まるで桜貝のような爪をしてシャーペンを握りしめる指先。
ああ、その唇をノックしているシャーペンに俺はなりたい…って変態か!
時々つんと口を尖らせて悩むような姿も、たまらなく可愛い。



…そーだよ。こいつは最近、ますます綺麗になった。
可愛いっつーか、綺麗っつーか、上手く言えねーけど。
シミ一つないピンクの頬に、くるんと上を向いた長い睫毛で縁取られた黒目がちな瞳。
格闘技なんてやってんのに、その腕や足には無駄なごつさがなく極上なしなやかさで。

クラスの奴らが「夏休み中もあかねに毎日会える乱馬が羨ましいぜ」なんてこぼしていたけれど、薄着の季節にうっかりと家の廊下で出くわそうもんならコッチの心臓が持たねーくらい、き、きわどい恰好なんてのも、たまに…ある。
まぁ本人は女姉妹の中で育ってるから、男の気持ちなんていまいち分かってねーみたいだけど。
涼しさを最優先とした様な薄い布で、肩から鎖骨にかけて殆どむき出しになっている時なんざ、思わず稽古後のタオルをばさっと投げつけて

「う…ぷっ!ちょ、ちょっと、何すんのよ!」

「るせー!い、いいからとっととその肩しまいやがれ!み、見たくねえ!」

その下の肌を想像しないように、慌ててあかねの頭から背中までを覆い隠す。
…あぶねぇ。思わずどもっちまったの、バレてねぇよな…?

「んもー、汗臭い!なによ、別にあたしがどんな恰好しようと構わないじゃない!」

……ホッ。どうやら、この鈍感女は俺様の繊細な心の動きに気付かなかったようだ。

「お、おめーなぁ!そんな寸胴で、男の前うろうろしてんじゃねーよ!」

「寸胴で目障りだったら気にしなきゃいーでしょ、いやらしい!」

「んなッ!」

「とにかく!あたしこれからさゆり達と出掛けるんだから。じゃーね」

「待て待て待てッ!!!ま、まさかとは思うが、お、おめー、その服のまま出掛けんじゃねーだろーな?」

「そのつもりだけど?」

「~~~っっ!!ばっばかやろう!はしたねえ!!」

「なによ!これ、『見られても平気なキャミソール』って今年、女の子の間で人気なんだから!」

な、なに~~~!?
ぬぁにが「見られていい」だ!いいわけねーだろバカ野郎ッ!
そ、そういうのはだな、俺の前だけにしやがれ!!

そう叫びたくなるのをぐっと堪え、

「い、いーから、とにかくコレ着とけ!腹でも壊したらどーすんだ!」

そう言うな否や、俺は慌てて変装用の女物コレクションから、体の線が出にくいパーカーをずぼっと被せる。

「なによ!あんたの方がいつも、よっぽどあり得ない恰好で楽しそうに女装してるじゃない!」

「女装じゃねーッ!っつーか、好きでやってるわけじゃねーよ!!」

「ふん、どうだか!」

「…おめーなぁ~~~」


ったく、冗談じゃねえ!
ただでさえ、その愛らしい顔立ちと目を惹く肌の白さで、嫌でも男の目に留まるあかね。
俺が近くに居る時でも、平気でちらちらと野郎共があかねの無防備な姿を盗み見しやがるってーのに。
何でわざわざ、餌をぶら下げてやるような格好をしなくちゃなんねーんだよ。
あー、思い出しても腹が立つ…。
結局、その日は襟の付いた露出の少ないワンピースに着替えて出掛けたものの…
あの鈍感女、うっかり目を離すこともままならねえ。


…そんなことをぼんやり思い出しながら、いつの間にやら半目の状態の俺。
とその時、今、頭で思っていたあかねの顔が至近距離にあるのに気が付いた。

「ぅおっと!!な、何だよ!」

「何だよ、じゃないでしょー。あんた、ちっともペンが進んでないじゃない」

「う、うるせえ!お、俺はより効率よくポイントをまとめるためにだなぁ…」「はいはい」

…あ、くそ。
軽くあしらいやがって。
………俺、思ってたこと口に出してねーよな?


「不機嫌かと思えば急にニヤニヤしたり、あんたが何考えてるのかは知らないけど」

「に、ニヤニヤなんか…!」

「とにかく!頑張って今日中にこれ、終わらせちゃおう?」

…ね?と諭すようにあかねが俺の顔を覗き込む。


だーーー!だから、その顔やめろって!
色々諸々、男の諸事情コミコミで我慢できなくなるんだってばッ!

「それに、ね。…夜までに頑張って終わらせれば、その後…」

ご褒美だって夢じゃない…かもよ?なんてあかねがちょっと頬を染めて呟く。



!!!!!!

ご、ご褒美!?

G O H O U B I !?!?

俺の頭の中が、いつぞやの「応援チアリーディング・マリ子」状態だ。


あ、あかね…。
お前もそんなに、お、俺との思い出作りをしたいってか?(※そんな事は一言もいってない)
圧倒的な破壊力のあるその一言は、俺の気持ちを舞い上がらせるには充分だった。
「ご褒美」というどこにでもある台詞も、好きな女からとなると何故にこうも悩めかしさを帯びるのだろ。

ご褒美。
ご褒美。
あかねのご褒美。
あかねからの、ご褒美…。


……よーし、俺も男だ!任せておけ!!
こうなったら早乙女流・究極の集中力ってやつを見せてやろーじゃねーか!

…ふっふっふっ。楽しみに待ってろよ、あかね!






【Sideあかね】

ど、どうしちゃったのかしら。
ご褒美のフレーズを出した途端、乱馬やる気スイッチが急にONになったみたい。
そんなに、この勉強から解放されたかったのかしら?

…確かに1度しかない高校2年生の夏休み、これと言って大きな思い出もないまま終えるのは、あたしだってちょっと…いや、かなり寂しい。


例えば。

夜までに宿題を終えたら、あたしが頑張って美味しい料理を作っちゃったりなんかして。
口ではなんだかんだ言いながら、ちゃっかりあたしの隣には乱馬の姿。
二人で仲良くTVでも観ながら食事して、一緒に後片付けもしちゃうの。
その後は駅前のアイスクリーム屋さんで、期間限定のフレーバーをダブルで注文したり。
あ、乱馬と二人、庭でしっとりと花火に興じるなんていうのもいいかなぁ…。


…くふふっと笑いたくなる幸せな妄想にぐっと奥歯を噛みしめ、

(ダメダメ!今、乱馬に注意したばっかりじゃない。あたしも集中集中…)

まるで念仏でも唱えるように、頭の中から都合の良い妄想を追いやりながら、あたしは再び資料に目を落とした。




…が。
なんだか、どうにも喉が渇いて仕方がない。
いくら冷房の効いているあたしの部屋とはいえ、乱馬とくっつくようにして勉強に集中(?)していると、それなりに体の水分も奪われていくようで。
ちらりと乱馬の顔をみると、いつになく真剣な表情で中国の地図や写真にチェックを付けている。


今回、あたしは範囲の広いヨーロッパ地方やアフリカ地方に北米方面。
乱馬は格闘技が盛んな中国やメキシコなどアジアと南米を中心に、分担してもらっている。
といっても、一学生の力量としては調べまとめ上げる限界がある。
例えばその土地の気候や産物、宗教や歴史など、自分の興味に焦点を当てればいいのであって、面倒ではあるが大変かといえば意外とそうでもない。

(この調子なら、本当に夜までには終わるかもね)

ほっと安堵しながら、あたしは勉強に集中するという、滅多にお目にかかれないレアな乱馬の表情をじっと見つめる。
…乱馬、喉は渇いてないかな?
でもこんなに集中している今、余計なことを言って作業を遮りたくはない。


………。


大きな、手。
いつも意地悪で偉そうで、普段はあたしのことなんて何とも想っていないような態度だけど。
あたしはこの手に、いつもいつも守られてきた。

パンスト太朗に囚われた時も、
おじいさんに露天風呂で襲われそうになった時も、
ハーブに猫飯店から投げ飛ばされた時も。

もうだめ、と思った時。
いつも乱馬は真っ先にあたしのピンチを救ってくれる。


手元の資料に目を通す、ちょっと伏し目がちな瞳からは真っ直ぐに黒い睫毛が伸びている。
…乱馬って本当におば様似、よね。

らんまちゃんの時の可愛さは勿論だけど、こうやって男の姿でも「きれい」という言葉が思わず出てしまいそうな、整った顔立ち。
しょっちゅう修行に出かけているから肌はそれなりに日焼けをしているけれど、傷一つない鼻筋の通った横顔。
普段の大きな口を開けて笑う乱馬も好きだけど、やるときはやる意志の強さを持った乱馬も…かっこいい、な。
何となくあたしが乱馬から視線を逸らせないでいると、不意に乱馬が口を開いた。

「…なに?」

「えっ…」

「いや、さっきからなんかあかねの様子がおかしいからよ。疲れてきたか?」

そう言いながら、ちらりと目線だけこちらに寄こしつつ、乱馬の手は止まることなく資料集のページをめくりながら何かを書き記している。

「う、うん、そうかも。な、なんか喉乾いてきちゃって…」

「あー、確かに…」

「だ、だよね。あたし、ちょっと飲み物取ってくる!」

「あー、別に俺が…」「ホントにいいの!乱馬はこのまま頑張って!」

あたしは見惚れていたのがばれてしまったような恥ずかしさと、何だかんだで集中できていない自分を恥じるように。
そのまま勢いをつけて立ち上がった。


その瞬間、本当に一瞬だけど、乱馬の目が大きく見開いた。

「あ…ご、ごめん!書いてたのに…もしかして机、揺らしちゃった?」

「や、だ、だいじょーぶ…」

「本当にごめんね」

「っ!や、こ、こちらこそ…」

あたしの素直さに戸惑ったのか、どちらが謝っているのか分からないような状態で、顔を赤くした乱馬がしどろもどろに答える。
あたしはちくりと残る罪悪感からもう一度ごめんねと言いながら、パタパタと一階の台所にかけ降りていった。


バカバカ、あたし、しっかりしろ!
乱馬がこんなに勉強に集中してるのに…。

顔がカアっと赤くなるのを感じながら、あたしは情けないような気持ちになって自分にそっと喝を入れた。






【Side乱馬】

俺は今までにないくらい、漲る集中力で目の前に積み上げられた中国史の資料に目を通していた。

幸か不幸か、中国には何かと縁がある。
広い国土の中で呪泉郷の位置を確認しつつ、先程のあかねの台詞を反芻する。


「夜までに頑張って終わらせれば、その後…ご褒美だって夢じゃない(かも)よ?」

「夜はご褒美、あげるからね…」

「…あたしにもご褒美…欲しい、な…」

うっすらと頬をピンクに染めたあかねが、上目遣いで殺し文句を煽ってくる。
ま、まあ、ちょっとニュアンスが違った部分もあるかも知んねーが、そんなことは関係ねぇ。

あかねが。
俺と。
ふ、二人っきりで!
ご褒美タイムとやらを設けたいってことだけは、はっきりと分かった。


いや、確かに!
俺もそろそろ二人にとっていいタイミングなんじゃねーかと思ってたんだよ!
さすが俺の許嫁。これぞ、まさしく以心伝心ってやつだな。

こうなったら自由研究なんぞ、クソくらえだ。
俺達はいつだって力を合わせて、目の前の障害を乗り越えてきた。
だから今度も必ず勝つ!
早乙女流派をなめんなよ!!

俺はやや思考のコントロールを失っている己れを自覚する。
が、とにかく今は、1分1秒も惜しい。
先程までのんびりと無駄に時間を消耗してしまった自分を軽く恨みながら、来るべき時に備えて目の前の敵(かだい)と対峙した。





…どのくらい、そうやっていただろう。

気が付くと目の前にうず高く積まれていた資料集は2/3程のカサになっており、その代わりに俺がまとめたポイントがルーズリーフ数枚に渡って重ねられていた。
我ながら、やるじゃねーか。

残念なことに授業中はその殆どの時間を睡眠時間に充てているため、いまいち理解度に苦しむことも多々ある。
いくら俺様が超人とはいえ、流石に寝ている時ばかりは授業も記憶に残らないようだ。
が、俺が本気になったからにはこんな課題、赤子の手をひねる程にたやすい。

「乱馬…あたしとのご褒美タイムのために、こんな頑張ってくれちゃって…」

「まあまあ、これが俺の実力ってかー?ははははは」

「きゅーん!乱馬、なんてイカすの!カッコいいの!!素敵だわ!!」

「おいおい、そんな正直に…褒め過ぎだぜ」

コイツ―、とばかりにあかねの額をちょんと突く。

「乱馬…」

「あかね…」

「あたしに、ご褒美…ちょうだ…」

「…みなまで言うな…」


…なーーーんつってな!
これ誰だよ!?っつーツッコミは置いといて。
マズい、俺、鼻息荒くなってねーよな?


もしかして、もしかすると。
…これから試験の度に、こんなご褒美が待ってたりして。
やっべー。そんなことになったら俺、文句なく進級する自信あるわ!

ぐんぐん上がる成績に、隣には可愛い彼女。
俺の残りの高校生活、バラ色じゃねーか。


…自分が満たされてるときってのは、不思議と思考も前向きになるもんだな。
今だったら俺、九能先輩の気持ちがちょっと分からなくもない。
ま、あの先輩は自信のベクトルが明後日の方向むいちまってるけどよ。
大きな声でハッハッハッハッと笑いたくなる気持ちだけは、完全に同意できる。


あーーー、早く夜になんねーかなぁ…。


頭の中はちょいちょい脱線を起こすけれど、それはそれとして俺は器用に課題をこなしていく。
国語や数学と比べりゃぁ「じっくり考える」ってことがそこまで求められていない分、俺には向いてる教科らしい。
…と、そんなことを冷静に分析していると、不意にあかねの視線を感じた。


「…なに?」

「えっ…」

……なんだ?
急に顔を赤らめて、慌てたように俺の視線からめを逸らすあかね。


……。

これって、アレか?
も、もしかして…俺のことを、い、い、意識、しちゃってる、とか…?


そんな俺の邪な考えなど露にも思わないあかねは、喉が渇いていないかと俺の体調を気遣う。
本当にどうしちまったんだ、あかね。
やけに今日は優しいじゃねーか。
今からそんな素直で優しくて可愛いと、俺はあかねを今晩、寝かせられなくなってしまうかもしれない…。

こんな思いを悟られないよう、破顔しそうな頬の内側にぐっと力を入れながら、敢えて真剣な表情を取り繕う。
俺が飲み物を取ってくると提案すると、その申し出をあかねが大丈夫と可愛く断りながら、ごめんねと呟く。
と同時に、慌てて立ち上がったあかねのスカートが、勢いに任せて不意にめくれた。


!!!
み、水色…!!

…み、見間違え、じゃねー…よな?
スカートの裏地ってわけでもねぇ。

女物の洋服にもそれなりに精通している俺の目は、そう簡単に騙されないぜ。
ガラスの天板越しとはいえ、その行動はあまりにも無防備過ぎんだろう、あかね!



…いや、待てよ?
これはもしや、「あたしの心の準備はバッチリよ」ってアピールってやつか?
否、あかねはそんなふしだらな女じゃねぇ。
現にパタパタと照れ隠しのように足音を響かせて、台所へと降りていったじゃねぇか。

ったく、可愛いったらありゃしねぇ。
ああ…何だかいつにも増して、あかねの一挙一動が愛おしくてたまらない。






【Sideあかね】

カランカラン…。

グラスに氷を入れながら、あたしは先程の自分の態度を深く反省する。
いつになく集中力を見せている乱馬を、あたしが邪魔してしまうなんて言語同断だ。



…でも…。
この夏休みが始まる前は。
乱馬と一緒にあれしよう、これしようなんてあたしは楽しみにしていて。
そんな計画には、密かに淡い期待も含んでいたりした。

さゆりやゆかにも

「夏休みが終わったら色々報告しなさいよー。イロイロ、ね!」

なんて茶化されながら、

「もうッ!そんなんじゃないもん!」

と否定するあたしの顔は、完全に恋している女の子の顔、で。


なのに、どう?
蓋を開けてみたら、乱馬はやれ部活だ何だと、滅多に家に居ることがない。
夜遅く帰ってきたかと思えば、そのまま真っ直ぐお風呂に直行し、あたしの部屋に来ることもなくそのまま自分の寝室に向かってしまう。
こんなことなら毎日宿題があった平日の方が、よっぽど一緒に過ごす時間を持てていたかもしれない。

せっかく学校が休みになるお盆休みも「こんな時こそ、墓参りを兼ねた修行でご先祖様に挨拶だー!」と張りきるおじ様に、半ば引きずられるようにして修行の旅に出てしまった。


正直諦めかけていた時に、思いがけない二人きりだけの時間…。


もしかしたら、ほんの少しだけ。
二人の関係が前進するんじゃないか…なんて、否が応にも期待で胸が高まってしまう。




…乱馬はモテる。


特に2年生に進級した後には、ただでさえ目立つ存在感に加えて

「許嫁とは言え、二人の距離感を見ていると本当に親が決めただけの関係なんじゃないか?」

なんて見方をする人達まで出て来る始末で。
乱馬はもちろん、あたしも異性に告白をされる機会が増えた。

昔に比べると随分と改善されたとはいえ、元来男嫌いだったあたし。
出来るだけ相手の期待を残さないように、誠意をもってしっかりと申し出を断るように心掛けている。


ところが肝心の乱馬とは言うと。
のらりくらり

「あー…わりーけど、俺、今恋愛とか興味ないから…」

と、かわすばかり。
稀に「天童あかねさんが好きなんですか?」という直球の質問には、顔を真っ赤にして

「ちっ違う!断じて俺はッ!あ、あんな可愛くねー女なんてッッッ!!」

と、しつこいまでに否定の言葉を全身で発し、結果的に女の子たちの未練を引きずってしまうのだ。
そこで涙なんて流されようものなら、オロオロと焦るばかりで全く情けないったらありゃしない。


…なんでこんなに詳しいかって?
ベ、別に、盗み見してるわけではないけれど、居間に耳あり学校に目あり。
どこに居ても目立ってしまう許嫁の素行は、面白いくらい筒抜けになってあたしの耳へと届いてしまうのだ。

(…お互いの気持ちは通じ合っているつもり、だけど…)

抑えられない程の想いが溢れているのを感じるのに、頼りない今のあたし達の関係が。
グラスの表面でぱちぱち弾ける[[rb:儚 > はかな]]い小さな泡のように思えて、あたしは少し切なくなった。





【Side乱馬】

「お待たせ―」

そう言って、あかねがサイダーのグラスを俺の横にコト…と置く。

「おー、サンキュー」

礼を言うと同時に、ごくりと一口喉に流し込む。

「美味しい?」

「ああ」

「…良かった」

そう言ってにっこり笑うあかねの笑顔は、月並みな表現だが夏の向日葵よりも眩しい。


「あたしも飲もーっと」

そう言ってストローを口に付けたあかねの喉が、コクリと音を立てる。
直接グラスに口を付けてがぶがぶと飲み干す俺とは違い、小さな口をキュッと閉じてゆっくりと味わうあかね。
ストローを離したその唇がやけにプルプルと光って見えて、思わずそこに目を奪われる。


きっとアホみたいな顔して見惚れていただろう、俺の頭をはっとさせたのは次の台詞だった。

「きゃっ!つめた…」

見ると、グラスを持ったあかねの左手に表面の水滴がつ…と肘まで滑り落ちている。

「コースターを持ってこなくて失敗だったなぁ」

そんな事を呟きながら、ティッシュを手に取るあかねの胸の上にもまた一つ、水滴がポトンと落ちる。

!!!!!

ジワリと広がる1㎝程の水滴の濡れた跡に。
よく見ると、うっすら青みを帯びたものが…透けて見える…気が、しないでもねぇ。



い、今…き、き、気付いたけどッ!!
よく目を凝らしてみると、あかねの白いノースリーブのニットは細い縦状のラインのように編み込んである。
その縦のラインが、む、む、胸のところで、ゆ、緩やかなカーブを…描い、て…。

それに気付いてしまった途端、ジンッ…!と体中の血液が逆流するような熱さが全身を襲ってくる。


当の本人はというと、それまで俺のまとめた紙の束に目を通しながら

「すごーい。乱馬、頑張ったね!えらいえらい!」

なんて小学生をあやすように、可愛い無垢な笑顔を俺に向けていて。

何だよ、俺ばっかりが意識してるみてーじゃねーか!と自分に突っ込みつつ、
あーそーだよ。
その通りです。
ぼかぁすっかり、きみに夢中ですよ。…頭の中で白旗の準備。




…と。すっかりリラックスモードのあかねは

「やっぱり急に根(こん)を詰めると肩がこるね」

なんて言いながら、うーん…と右腕を伸ばし、左腕はその右腕の肘の辺りを摑んで身体を大きくしならせた。


ッ!!
お、お前!ノースリーブでそれは反則だろう!!!
背中も大きく逸らしているので、ニットが身体のラインをもろに拾い、下着の形がはっきりと確認できる。

お、落ち着けッ!俺!!
いつも自分の女の姿で見慣れてるじゃねーか…ッ!!
今にも飛び出しそうな心臓の動悸を抑えようと、悲しいかな自分の裸体を思い出しながら「何でもない」と言い聞かせようとする。…が、あかねのソコから俺の目は離せない。



ドッドッドッドッ…!!



まるで自分の心臓が耳の中にあるんじゃねーかってくらい、うるさく響く自分の鼓動に頭がクラクラしていると

「ふう~」

今度は胸の前に片方の腕を伸ばし、脇を締めたもう一方の腕をその肘部分に添える。
そうすることであかねの胸がふに…と自在に形を変え、洋服にふくよかな波が生まれ…。



……ブッ!!!




「きゃーーー!!乱馬!?」

「あ゛……」

「う、動かないで!い、今ティッシュを取るから!」

そう言うや否や、慌てて俺を横に寝かすと、鼻の上に3枚も4枚も重なったティッシュを押し当てる。
その白い面にジワリと広がる、赤い鮮血。
…どうやら自分で思っていた以上にピュアな俺は、鼻血を出してしまったらしい。

「大丈夫?」

あかねの声に目線だけをそちらによこすと、心配そうにそっと寄り添うあかねの下半身が見える。
その膝の前はしっかりとクッションでガードされ、女としての恥じらいを感じさせる。
残念なような、反面、安堵する思いで再び視線を上に向けると、俺の顔を覗き込むあかねの顔。
そして、あかねの顔よりも更に近い距離で無防備に差し出される、柔らかそうな、む、胸の存在、が…。

ドクドクドク…。

再び勢いを増した俺の鼻血に「きゃー」と驚きながら、忙しなくティッシュを手に取るあかねの正面には、あかねの動きに合わせてふるりと揺れる、二つの双丘…。



こ、こいつは何の嫌がらせなんだ…!!!

身動きを取ろうにも「動いちゃダメ!」という、強いあかねの言葉に身体の自由を奪われ。
その俺の目の前には、誘うように揺れる、あ、あかねの…

「…お、おっぱ…」

「おぱ…?」

「!!!」

やべえ!俺、今、何を口走った?

「…オ、オパールがメキシコの有名な鉱山物ってとこまで調べたんだけど…」

「そうだったの…。でも今は取りあえず、このままでちょっと休もう?」

ね?とばかりに、横になる俺の前髪をすっと一撫でするあかねの華奢な指先。
…厳しいこじつけだったが、どうやら天は俺に味方したらしい。
露ほども俺を疑うことをしないあかねが、心底心配そうな瞳をうるうるさせながら、顔を冷やすための氷を取りに再び階下に降りていった。






はぁーーー…。


俺達以外、誰も居ないこのシチュエーションが、ただ美味しいものだけと思っていた俺だったが、そうは甘くないことを思い知る。
我慢の限界が着実に来つつある俺と、そんな俺を惑わす小悪魔あかね。


「あー…カッコわりぃ…」

ぼそりと呟きながら、早く鼻血が治まんねーかな、なんて思いつつ天井を見上げる。



………。


いや、待てよ?
確かにこれは不慮の事故であったが。

「…夜のご褒美タイムの出来事じゃなくてよかったぜ…」

まだ戻らないあかねがいないことをいいことに、独り言をまた一つ。
さぁ、いよいよこれからです!って時に鼻血なんか出ちまったら、それこそ興醒めもいいとこだからな。


あー、ヤバい。
俺、もっと色々想定しておくんだった…。
あかねが聞いたら「いったいなんの想定だ!」と真っ赤になって怒るようなことを考えながら、瞼に浮かぶのは可愛らしい許嫁の姿ばかり。

カチカチカチカチ…。

時計の秒針の音がそんな俺を諫めるように、規則正しく耳に響く。




……。

…でも、なぁ。

出血という形で俺の堪えきれんばかりの感情が爆発した今、急に冷静になってきた頭で、考えたくないことを考える。


あのあかね、だしな…。


学校のアイドル的存在で、純粋無垢。
自覚なしに俺の心をかき乱すくせに、にこっと微笑みかけるその笑顔で全てをチャラにする小悪魔。
ガサツなようで、傷つきやすく。
弱いくせに、いつも後先考えずに俺を助けようとする、俺の宝物。
そんなあかねは、ひたすらにどこまでも清らかで。

天地がひっくり返ろうと、俺が望む結果に最短距離であいつが到達するとは…思えねぇ。


それは単純に「鈍感」とかではなく、あかねと俺の持つ極端なまでの照れ症と、もう一つの原因は特殊な周りの環境にある。
そこに人が居ようといまいと、俺達の行動は常に家族(特になびき)に筒抜けの状態だ。
マジで俺とあかねの居る空間だけスケルトン仕様になってるんじゃねぇか?と、疑ってしまうくらいに。
その上、遠慮なんて言葉を知らない外野共は中々目に見えた進展をしない俺達の関係に

「乱馬君、うちのあかねに何か問題でもあるのかい!?」

「男らしくないわ、乱馬!」

「どーでもいいけど、ホントに我慢が出来なくなったらちゃんと言うのよ?
 あたしだって鬼じゃないんだから、その時くらいはカメラを封印してあげるわよ。
 ま、あたしだって可愛い妹の…なんて知りたくないしね」

「パフォ!」

などと好き放題言いやがる。
なびきのやろーに至っては、法に触れる一歩手前だぜ!
おめーらが騒ぐから上手くいくもんも上手くいかねぇってことくらい、ちっとは察しろってんだ。

こんな積極性しか持ち合わせていないような一家の環境で、あかねは男に対しての免疫0というか。
自分からぐいぐいとアプローチするなんて、以ての外というような性格だ。
それがいつももどかしくも…実はあかねの大好きなところでも、ある。

もちろん無意識ななあかねの一挙一動に振り回されて、時にはやり場のない怒りにも似た感情を持て余すこともあるけれど。
それでも夜、布団の中でにっこりと笑う無垢なあかねの笑顔を思い出すと、すげー幸せな気持ちになるんだ。
思わず漏らす含み笑いに、隣りのパンダからは『うるさい!』とプラカードが飛んでくるけどな。


あかねのどんな表情も俺を魅了してやまないけれど。
それでも時折見せるあかねの極上の笑顔が、やっぱり俺は一番好き、だ。
だからあかねの意思を無視してまで、俺の願望をぶつけるような真似だけはしたくない。
出来ることならば、この先もずっと…傍に居るためにも。


「…あーあ、惚れた弱みだよなぁ」

痛いほど自覚している、己の気持ちを吐き出して。


まぁ、ボチボチいくか……と一人ごちりながら、あかねの戻りを待つ。
扉一枚隔てたところで、当のあかねが真っ赤な顔をして立ち尽くしていることも気付かずに…。





……夜までに宿題、終わるかな…?

そしたら、いつもより少しだけ素直になった夜を過ごせたら、いいなぁ。



そんな二人の願いがどうなったかは、また別の話…。



< END >


♪ パレット / ポルノグラフィティ

関連記事
comment (2) @ 高校生編 短編(日常)

   
ジンクスの行方  | あなたの特別④ ~キスの後のまつり~ 

comment

管理人のみ閲覧できます : @
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2018/06/22 Fri 19:22:48
Re: こんにちは。 : koh @-
Y~コメント主様

わわ~////!はるか化石発掘のようなお話を……ありがとうございます(涙)。
嬉しいやら申し訳ないやら恥ずかしいやら……照れくさくてゴロンゴロンしちゃいました。
ああ、二年前っておそろしい……笑。
この頃は特に高校生乱あ創作が下手っぴ……いえ、初々しかったのですが、こんな二人も原作終了後にはあったりして。なんて妄想爆発させていました^^。
コメント主様の仰る通り、(カッコいい乱馬も好きですが)ちょっと残念なところもある「乱馬ファイト~!」と言いたくなってしまうような男の子が好きなんです^^。
そして表面上は普通にしつつ、内心ドキドキしちゃう乙女なあかねちゃんも。
あと私も原作ではこうだったな、ああだったなって考えちゃいます。
そうやってちょっと先を考えたり違いを比べるのも楽しいですよね^^♡
今の話も過去の話も感想をいただけるのは本当に嬉しいです。
ありがとうございました✨✨
2018/06/23 Sat 00:09:52 URL

コメントを送る。

URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する