続・乱馬君の一日 

2016/06/09
こちらは【 乱馬くんの一日 】の続編になります。

サクッとSSにするはずが、なぜかこんな長くなってしまいました。
これもすべて不器用な乱あのせいです(責任転換)。
相変わらずゆる~い感じですが、楽しんでいただけると嬉しいです☆

+ + + + +



今、目の前ではあかねがおれのために一生懸命英語の解説をしている。
やれ助詞がどうたら、一人称がどうたら言っているが、正直言っておれの頭にはちっとも入ってこない。
それはなにも学力だけの問題ではなくて。
おれは先程の出来事を思い返していた。



あの時、おれの不注意で机の下に落としてしまった消しゴム。
それを拾おうとしてあかねとおれは同時に机の下に頭をかがめた。

瞬間 ―。
額と額がぶつかった衝撃の後、確かに…唇に何かが触れる感触があったんだ。
その時、目の前になったのはあかねの顔。

多分。
きっと。
おれの勘違いじゃなければ、間違いなくあかねの…だと思う。


かと言って「なぁ、おれ達、今キスした?」なんて無邪気に聞けるわけでもねえ。
大体、万が一にも「はぁ?あんた、寝ぼけるのもいいかげんにしなさいよ」なんて否定されたら、おれの甘酸っぱい記憶までなかったことにされちまう。



はぁ…。

目の前のあかねは普段と何一つ変わった様子はない。
………やっぱりおれの思い過ごしだったのかな。
まさか、願望が強すぎてキスと思い込んじまったとか?
有り得るからこえー…。




「…ま、ざっとこんなもんね。どう?少しはわかった?」

不意にあかねが俺の顔を振り向く。

ドキィ…ッ!!
なんだか久し振りにあかねの顔を正面から見たような気がして、急におれの心臓が跳ね上がる。

「お、おう」

"ごめん。本当は全く聞いてなかった"なんて言えないおれは変にどもって返事をしちまった。

「…大丈夫?」

「なっ、なにが!?」

「なんだか乱馬、真っ赤な顔してるから…」

あかねが怪訝そうな顔でおれを覗き込んでくる。


だーっ!待て待て!!
風呂上がりの、ましてやあんなことのあったその後で、無防備過ぎんだろ!?
おればかりがドギマギさせられているようでそれが妙に癪だが、そんなことを言っていられないほど おれはあかねを意識してしまっている。
まさに「あかね・Lock On!」といった状態だ。

あれ?でも、もしかして…
あかねもおれと同じ気持ちになって…誘ってる、とか?
このおれを覗き込む潤んだ瞳。
この距離感。
間違いない(…んじゃないかと思う、うん)。




…おれは ある検証を試みる。

「おっと」
再び机の上の消しゴムを下に落とす。

ちらり…。
あかねは動じない。何やってんのよとばかりにシャーペンを握りながらこちらを見ている。
…ふっ。鈍感な女だ。
じゃあこれならばどうだ?

ボールペン
定規
修正ペン
のり…

一定の感覚で落としてみても、拾うのはおればかり。
なんでだよっ!?
ヤケになったおれが消しゴムを小さくちぎってポロポロ下に投げ落とすと
「あんたは小学生かーっ!」
と鉄拳が飛んできた。
…どうやら、あかねが俺を誘っているかもしれないというおれの思いは完全に予想違いだったようだ。ちっ。



やばい。
このままではおれの立場がない。
目の前で無邪気に伸びをするあかねの細い首に目を奪われつつ、おれは形勢逆転のきっかけを探す。

……あ。

「そ、そういえばさ…」

「なに?」

「放課後のあれ。やっぱ告白だったのか?」

「な、なによ、いきなり…っ!」

おれからそんな話題を振られるとは夢にも思っていなかったのだろう。
全く予想していなかった俺からの質問にあかねが大きく動揺する。

「あれって確か、サッカー部の先輩だろ?」

「よ、よく知らないけど…」

「なんでぇ。クラスの女子どもがよく騒いでんじゃねぇか」

「だから、あたしは興味がないから知らないってば」

その先輩が聞いたら泣き崩れるようなことをさらっと言う。



「なんだよ。もったいなかったとか思わねぇの?」

あかねがそんなことを思うはずがないと分かりつつ、意地悪なことを言う。

「だって…どんな人かも知らないのにもったいないも何もないじゃない」

「そうかぁ?あかねのことを好きってだけで充分奇特なやつだと…」

「結局あんたはそれが言いたいわけねっ!!」

ゴフッと。
見事なスピードでおれのみぞおちにあかねのパンチがヒットした。

痛ててててて…。



もしかしたらあの三人娘から守る必要なんてないのかもな、なんて思いつつ

「…おめぇさぁ。誰かと付き合おうとか…思ったことねぇのかよ」

おれはずっと疑問に思っていたことを聞いてみる。

「……………なんで?」

「だってさ…一応、今日の男だって学校では人気があるんだろ?それでもダメだっつーんなら一体どんなやつがいいのかなと思ってさ」

「……」

おれはあかねの沈黙も気にせず続ける。

「ゆかだってさゆりだってちゃっかりヒロシや大介と付き合ってるじゃねぇか。おめぇだけ半端モンだからおれも不憫に思って…」

「…んまは?」

不意にあかねの声で遮られる。

「乱馬は?あたしのことを言う前に、自分はどうなのよ?」

「へ?お、おれ?」

「そう」

その目はいつもの冗談交じりなふざけた感じじゃなくて、じっとおれを見据えていた。




「お、おれは…」

思わず口籠る。
まさか、あかねと…なんて口が裂けても言えねぇ。

「…シャンプーとか右京とか小太刀はどうなのよ?」

「どうって…別に、なぁ?」

「なぁ、じゃ分かんないっ」

突然あかねがムキになる。



「ど、どうしたんだよ、急に」

「…別に。あんたがあたしのことをあれこれ言うから、あたしだって聞いただけでしょ」

別に、なんて言いながら充分怒ってんじゃねぇか。

「あのな?おれは何百回も言ってるが、あの三人とはどうともなる気はねぇんだよ」

おれはくだらないとばかりに吐き捨てる。

「じゃあ、なんであの三人にもそう言わないのよ」

「言ってるっつーの!おめぇもあの三人も、揃いも揃って自分の都合のいいことしか聞かねぇでおればっか責めやがって」

「…でも誤解させるような態度を取ってる乱馬が悪いんじゃない」

つんとあかねがそっぽを向く。



なんだよこれ。
なんでおれがこんな怒られなきゃなんねぇんだよ。
せっかく、あの三人の魔の手からあかねを守ってやってるっつーのにこの言われよう。
おれはだんだんムカついてきた。


「……あーあ。可愛くねぇの」

わざとらしく頭の後ろで腕を組んで言い放つ。

「大体おれが誰と何をしようと、そんなのおれの勝手であかねには関係ねぇだろ?」

「でっ、でも一応、あたし達は…その、許嫁なわけで…っ」

「許嫁って…へぇ。あかね、一応その自覚はあるんだ。おりゃー、またすっかり忘れてんのかと思った」

こんなにバカスカ殴られてる許嫁なんていねぇよ。
そう思いながら、「なんですって~!」と挑発に乗ってくるあかねの出方を待っている。




…と。
おれの予想に反してあかねはすっかり黙り込んでしまった。
な、なんだよ……おれ、なんかまずいことでも言ったか?

「…おい」

「…」

「おーい」

「…」

「……あの………あかね、さん?」

「…」



壁の方を向いたまま、あかねは動かない。
そんなあかねの表情をおれは見ることが出来ずに、ただオロオロするしかない。
どうやら、なにか地雷を踏んでしまったようだ。
でもそれがなぜかは分からない。

さぁて、どうしたものか…。
そう思って頭を悩ませていると、やっとあかねが口を開いた。

「……乱馬は許嫁のつもり…もう、ないの?」

「え?」

「だ、だからっ!も、もし………許嫁…やめたいんだったら………」

「っておい。誰もそんなこと言ってねぇだろうが」

おれはかつて、おれとなびきとあかねで巻き起こった許嫁騒動を思い出してうんざりした。
またあんな思いをするのはまっぴらごめんというように釈明をする。

「なにムキになってんだよ。また前みたいに揉めるつもりか?」

「…」

「いいからこっち向けって」

そう言ってあかねの手を取ると、予想外の力でそれを突っぱねられてしまった。

「な…っ」

「…別にいいよ。乱馬が…誰かと一緒になりたいなら。許嫁…なかったことにしてあげるから」

「…はあ?」

あかねの怒ってる意味が分からない。
なんでこうなるんだよ。
あかねが告白された話をしてたはずなのに、いつの間にかおれが責められるような形になっちまってる。



「おめぇ、なに言ってんの?なんでいきなりそんな話になんだよ?」

おれはため息をつく。

「だって乱馬が言ったんじゃない。あたしには関係ないって」

「だ、だから、それは…」

「い、許嫁だって…忘れてるって……」

「そ、それはおめぇが…っ!」

「あたしが、なによ?」


…夕方。
あのサッカー部の先輩とやらがあかねに告白した時。

『あの時、おれとのことを聞かれてあかねはなんて答えたんだよ』

本当はそう聞きたかった。
でもそれを言ってしまえる程、おれとあかねとの間はそういった関係ではない。
だからおれは黙っているつもりだった。
でも…。
壁の方を向いたままこちらを向こうとしないあかねに、おれの口先の言い訳なんか通用しない気がした。



…。

おれはぎゅっと拳を握りしめる。


「……ゆ、夕方の、あれ…」

「あれ?」

「だ、だからっ、夕方の告白だよ!…あの時、おめぇ、おれのこと聞かれてただろ?」

「っ!」

「………な、なんて答えたんだよ…」

あーもう。
くそかっこ悪りぃ。
なんだ、この束縛感。ましてや、彼氏でもないのに思い切り嫉妬ムキだしじゃねぇか。

早くもおれが発言を後悔していると、あかねがぼそっと呟いた。

「…乱馬には関係ないじゃない」

「な…っ」

…なんだよ、それ。
関係ないって…おれ達、だって…。
おれが呆然としていると、またあかねが壁の方を向いたまま口を開いた。

「…って言われて、今、どう思った?」

「あ…」

「関係ないって簡単に言われると……あたしだって傷つくんだから………」

「あかね…」


…ごめん。
おれってほんと、勢いだけであかねのことをすぐ傷つけちまう。
自分が何気なく言ったその一言が、こんなにショックだとは思いもしなかった。




「…なぁ」

「…」

「こっち向いて」

「…なんで?」

「なんでって……」

「…」

「あかね…」

「……謝ったら」

「え?」

「ちゃんと謝ってくれたら…そっち向く…」

「…」


…っていうか、これってさ。
多分、ほとんど。
告白…なんじゃ、ないか?

おれもあかねも無意識に話してたけど、いつの間にか相手の気持ちを確かめたくて仕方のないところまで来てしまっているような気がしてならない。
普段のおれだったら恥ずかしくて照れくさくて、まず素直に謝るなんて出来ねぇ。
「おめぇ、調子に乗んなよ」とでも言ってそのまま部屋を出て行ってしまったかもしれない。

それでも。

おれとあかねの心に負った小さな傷がこれ以上大きく広がらないように…おれはいつになく勇気を振り絞る。


「…あの……」

「…」

「ごめん……」

「…っ!」

多分、あかねもおれが素直に謝るとは思っていなかったのだろう。
びくっとあかねの肩が揺れたような気がした。

「……謝ったんだからこっち向けよ」

意地が邪魔していまいち優しくなりきれないおれがあかねに再び呼びかける。
同じく意地っ張りのあかねも、どんな顔をしていいのかわからないといった表情をしつつ、謝ったら振り向くという約束を律儀に守る。



「「……あの…っ!」」


向かい合って二人同時に口を開く。

「な、なんだよっ」

「そ、そっちこそなによ」


ギシ…と。
再び短い沈黙が訪れる。

くそ…これじゃあ埒があかねぇ。
そうこうしてる間になびきでも入ってきたら、それこそ面倒くさいことになる。
おれは手に力を籠めると、再び覚悟を決めた。

「……あのな、おれは。さっきも言ったとおり、その…シャンプーとかうっちゃんとか…小太刀とかとどうこうなるつもりは本当にねぇんだ」

「…」

「おれって…ゆ、優柔不断みたいに思われてるみてぇだけど、でも…ちゃんと断ってるから…」

それが伝わっているかは別問題なんだけど…と、つい言い訳じみたことをごにょごにょ言っちまう。


「だ、だから、その…周りにどう思われてるかはともかく…」

「…ともかく?」

「あ、あかねにだけは誤解、してほしく…ない……」


…言った。
おれ、ついに言ってやった。

おれはまるでエベレスト登頂を果たしたかのような達成感を感じていた。
さあ、あかね。
感動して泣くがいい。
なんだったら俺の胸に飛び込んで来てもいいぞ!
そう思ってちらりとあかねの顔を見る。


と…

「…わかったわよ。じゃあ一応、そういうことで信じてあげる。でもあんたのその態度じゃ誤解されても仕方ないと思うわよ?」

やれやれといった様子であかねが応えた。





こ………
こんの女~~~っっっ!!!

こ、このナイーブなおれ様がどれ程の気力を振り絞って言ったと思ってやんでぃ!!
先程、不用意な言葉で傷つけてしまった自戒などどこへやら、おれはあかねにやり返す。

「じゃあ、おめぇはあいつにおれのこと聞かれてなんつって答えたんだよ!?」

「あいつって?」

「だから夕方の!」

「あ…っ、そ、それは…」

「んだよ。自分こそはっきり言えねぇんじゃねぇか」

おれは敢えて挑発するような言い方をする。

「そんなことないもんっ!」

ほらな。まんまと乗っかってくるあかね。

「ほー。じゃあ何て答えたんだよ?」

「だ、だからっ!あたしには乱馬がいるから付き合えないって…っ」

え?
そ、それって…。



「おれがいるからって…それって許嫁だからってこと?それとも…」

「え……あ…っ!」

あかねも自分が放った言葉にようやく気付いたようだ。

「…どういう意味で言ったんだよ」

「そ、それは…」


普段だったら。
許嫁という便利な肩書きのせいにしてお互いやり過ごす方法もあっただろう。
でも今日は、こみ上げる感情がそれを我慢できないような気がした。

静まり返る室内。
まるでなにかの勝負の様に、お互い向き合って相手の出方を伺っている。
先に口を開いたのはあかねの方だった。


「…許嫁って意味も含めて言ったけど……そうじゃない意味で言った部分も…ある……」

「はぁ?なんだよ、その曖昧な言い方」

「だ、だって。自分でも上手く言えないんだもん!」

そうしてもじ…と焦れたように指先をくるくる遊ばせている。

「白か黒か…はっきりしないようなことってあるじゃない……」

あかねが俯きながら、恥ずかしそうに呟く。
はっきりしないようなこと…。
おれはもう一つ頭にあった『はっきりしないこと』の疑問をぶつけてみる。
ここまでくると恥ずかしさなんぞクソくらえだ。





「なぁ」

「…うん」

「もういっこ聞きたいことがあんだけど…」

「なに?」

不意にあかねが顔を上げておれの目を見る。
あ…と、その、じっと見つめられると、き、緊張するってゆーか……。
おれは急にしどろもどろになっちまう。

「あ、あの、ほら、さ、さっきの…」

「さっきの?」

「だ、だから、ほら…」

さっぱり分からないといったあかねの表情。
えーい、この鈍感っ!!

「さ、さっきの!つ、机の下でぶつかった時!!」

「ッ!」

「……あ、あれって…その………………………し、したと…思う?」

おれは両手の指をくっつけたり離したりを繰り返しながら、ちらりとあかねの表情を見る。
その顔は耳の先までピンク色に上気していて…なんてゆうかたまらなく……可愛い。

「そ、そんなの…わかんない!」

恥ずかしさを隠せないといったようにあかねが目を逸らす。


…わかんないってことは、少なくとも唇が触れた可能性が全くないわけじゃないんだな。
ごく…と、自分の喉が動くのがわかった。



「お、おれもわかんなかったから……」

「…」

「その…感覚が……ほんとだったかどうだか………」

確かめてみる…?というその言葉は、あかねに聞こえていたかどうかは不明だ。



ドクドクドクと。
自分の心臓の音だけが波打つように響いて指先までもドッドッと赤くなっている。



………。

これ以上あかねとの沈黙に耐えられない。
そう思った瞬間、あかねが口を開いた。

「…それって…意地で、とか…ゲームじゃない、よね…?」

「ば、ばかっ!ゲームでこんなこと言えるわけねぇだろっ!?」

思わず強く言い返す。
っつーか、こんな赤い顔で言ってもかっこ悪りぃよな、ちくしょう。

「…」

「…」

みし…と木造建築ならではの部屋の軋む音が聞こえて。
あかねが半歩、歩み寄ってきた。

「あかね…」

「…」

その顔は。
笑っちまうくらい頬も耳も真っ赤で。
それでも俺を受け入れようとしてくれている…そんな表情だった。

おれは指先が震えるのを隠さないまま、そっとあかねの身体を引き寄せる。
あかねの抵抗がないことを確認し、その唇に自分の唇を重ねた…。










「…………………やっぱさっき、してたんだな…」

「…………………ばか…///」


初めての同意のキス直後とは思えない感想。
お互い顔を見るのが照れくさくて、相手の肩に顔をうずめながら色気のないことを言う。
そのくせ、心の中は跳び上がるほどに幸せな気持ちが溢れて止まらない。





「だ、大体、あんたはあたしとのキスをなんだと思ってるのよ!」

「なんだとって…」

「い、一度ならず二度も事故なんてっ」

そう言ってあかねが恥ずかしそうに悪態をつく。
あ、あー…そう言えば一回目は確かおれがネコ化してた時でおれには記憶がないんだよな。
申し訳ないと思いつつ、それを素直に口に出来るおれではない。

「まぁいいじゃねえか。よく三度目の正直って言うだろ?」

「ばかっ!」

「………んじゃ、もうすんのやめるか?」

「………ばか…」

おんなじ『ばか』でもここまで可愛さが違うのかよ…。
ぼんやりと沸騰しそうな頭でそんなことを考える。




不意にあかねがもぞ…と腕の中で動いた。

「さっきの質問…」

「へ?」

「つ、付き合いたい人とか…いないのかっていうやつ…」

「…」

「あ、あたしがそう思うのは…その、こ、こういうことを…してもいいと思える人…だけだから…」

本当は順番が違うんだけど…そう言ってまた恥ずかしそうに顔を伏せる。


「…うん、おれも…」

あかねと同じ…。
そう言ってまた二人、ふふ…と笑い合う。
おれは腕の中の愛しい存在に、心が最高に幸せな気持ちで満たされていくのを感じていた。

そんなおれの幸せな余韻がこの数分後、ドアの隙間から覗き見していた家族にぶち壊されることなど…この時のおれには知る由もない。




今度こそ本当に。
おれは普通ではない、特別になった一日を終えた。




< END >


♪ Thank you my girl / 東方神起


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1. 不機嫌な低気圧  | 乱馬君の一日 

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