臆病者の回り道・あとがき

2018/11/09
拍手にはほんのちょこっと打ち間違いを置いてあります……。
しょうもなさだけはお墨付き!

《 追記 》
最終回とこちらのあとがきにいただいていた拍手コメントへのお返事を一番下に置いてあります。
ありがとうございました。(11/10 PM10:50-)


臆病者の遠回りblog




いつも【Secret Base】に遊びに来ていただき、ありがとうございます。
当サイト管理人のkohです。
この度は【臆病者の回り道】に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


長かったです。
本当に本当に、自分比で長かったです。
キャプションなど含めず純粋な文字数、計202368字。
あとがきまで含めたら214792字です。ひゃー!
今までで一番長かった【大学生編・Sparkle】ですら175567字だったので、それを優に越してしまいました。
お読みくださった方にはただただ感謝です。

文字数が多いからといって作品が優れているかといったら勿論そうではなく、これが文章力のある方なら少なくとも2/3程度の文字数でまとめられたのではないかな、と。
途中、会話文ばかりになってしまって大幅に書き換えたり試行錯誤と反省の連続でしたが、最後まで書き終えたことに先ずは安堵しております。



今さらですが、昨年5月にこちらのシリーズを下げた理由はいくつかありました。
最初の4話目までに対する苦情めいたご意見は勿論です。
が、それ以上に堪えたのは「この先○○風な展開にして欲しい」「支部で読んだ別ジャンルの△△の話の流れみたいで楽しい(←褒め言葉…?)」といったコメントでした。

その時、ふと思ったのです。
こうして○○風と全く別の原作の名前を出されてしまうのは、自分の書くお話に“乱あ”という魅力がまだ足りないからなのだと。だから特定のキャラを名指しして「○○を傷付けないで」と言われてしまうのかなぁって。
ならば「koh=絶対的に乱馬とあかねが好き」と思っていただけるように。自分がもう一度このシリーズを書きたい、書けると思える時まで時間を置こうと思いました。

作品の目次を見ていただければ一目瞭然なのですが、これを下げた後の作品【Birthday Planner】から少しでも私の作品にそれを感じていただけると幸いです。





先ずはお話全体をざざーっと振り返ります。自己満足だけの纏めですので興味がなければスルーしてください^^。


去年、1話目を投稿した時に多かったのは「一晩一緒のベッドで過ごしてモダモダする甘いお話なんでしょう?」という見立てでした。ところがどっこい、全然甘くない……。
そうですよね、普通甘い展開を期待しますよね、ごめんなさいって思いながら始まったシリーズでした。

そしてこれは完全なる自分の力量不足なのですが、6話目まではなかなかあかねちゃんの魅力が表に出てこないんです。そんな中、はたしてあの5話目の喧嘩を出していいのか迷いに迷い、昨年は断念しました。
今回再投稿するにあたり、お話の内容は一切変えずに表現や小説としての文法だけ直したのですが、とにかく7話…いや、8話まで読んでいただけたらと願うような気持ちでおりました。

私自身、あまり他ジャンルのことは詳しく存知ないのですが、pixivにはいわゆる「厳しめタグ」ってありますよね。もしかしたらこの臆病者シリーズはそれに当たると捉える方もいるのではないか。その点が一番の懸念でした。
あまり説得力がないかもしれませんが、私は特定のキャラをこらしめる創作というのはしたくありません。ただ、今回は全話を通して(特に18話までは)乱馬に厳しい展開が続いたような気がします。
(厳しめタグ創作が云々と言及するつもりはなく、あくまで自分の創作スタンスです)

本来、愛されあかねちゃんが大好きな私……。となるとついつい溺愛&優しい乱馬を書きがちになってしまって。
もちろん、根本にある気持ちは変わらないのですが、胸の中に抱いた愛情を上手に表現できない高校生乱馬を想像した結果が今回の乱馬でした。と同時に、あかねちゃんファンからすると不満を感じる途中展開だったかもしれません。

また私はお話の都合上シャンプーや右京を簡単にログアウトさせてしまうのですが、実際は手強そうだなぁと。
一方で、呪泉郷で目を覚まさないあかねを遠巻きに見つめているシャンプーの「…」が全てを悟っていたような気もするのです。
とにかく回り道をする経緯で良牙、右京、ムース、シャンプー、そしてクラスメイト達の視点。
「もしも自分が乱馬とあかねを身近で見ていたら?」をテーマに、自分なりに熟考してみました。

ちなみに6話目であかねちゃんから乱馬に迫るのも、投稿ギリギリまで迷いました。
コメントにもありましたが、2度目こそは事態が丸く納まってから…と思われる方が殆どでしょうし、これは大丈夫かなぁと。でも不安だからこそ体ででも相手を繋ぎ止めたい欲に、結局当初の妄想のままいきました。

あと小野辰乃輔(しんのすけ) 君ですが、作中で“縁起でもねえ名前”と言わせているため、極力なさそうな漢字の組み合わせにしてみました。が、万が一同じ漢字の方がいらっしゃったらすみません!
しんのすけくん、響きが好きです^^。


で、ざざざざーっとお話は進んで……。
問題の11話目【移ろい】

これに関しては様々な意見があると思います。しかしあくまで妄想のうちの1パターンに過ぎず、これが正解だとも言うつもりもありません。

ちょっと話が逸れるのですが、度々グッズ化されるらんま1/2の雑貨類。そこであかねちゃんとシャンプーの扱いの差にモヤッとしてしまうことが多々ありまして。
らんま1/2のヒロインは天道あかねで、それは留美子先生だって認める揺るぎようのない事実なのに、実際はちょっと違いますよね。原作を知らない人が見たらヒロインを勘違いしてしまうような扱いに、イライラしたのも1度や2度ではありません。
ですが、その時Twitterで面白い捉え方をされている呟きを目にしました。
「あれだけ色気もあって魅力的なシャンプーがいながら、乱馬はあかねちゃんにベタ惚れなんだから留美子先生は深い」というような内容だったと思います。
元ツイを探しきれなかったのでニュアンスは微妙に違うかもしれませんが、正にその通りだなぁと。

それ以来少し気が楽になったというか、どんなにシャンプーグッズが幅を利かせても「乱馬はあかねちゃんなんだよね」と誇らしくなるような気持ちで、ならばシャンプーの魅力はそのまま認めつつお話に出来ないかな、と考えたのです。
しかしながら、19話で乱馬・シャンプー・ムースの思いが明かされるまではずっと胃がキリキリする思いでした。

ひとつ断言できるのは、私はあかねちゃんが大好きです。
ただし、あかねちゃんを持ち上げるために他のキャラを必要以上には下げたくありません。
魅力的なキャラならその魅力はそのままに。それではいけないのでしょうか。
またそれとは逆に、原作から進み過ぎた私の妄想でシャンプーファンの方が気を悪くされたとしたら申し訳ありませんでした。


そしてまたまたお話は進んで、13話【比べるのは
正直なところ、右京が乱馬に惹かれる理由って少し弱いような気がして……恋心というよりも初めて女性として扱われた刷り込みのような感覚だったんじゃないかなって勝手に思っています。
そして右京の場合、乱馬の身勝手な言動に対しても寛大そうですよね。
普通の男性だったら大歓迎のような条件も、乱馬にしてみたらちょっと違う。
いい女が必ずしもベストとは限らない……そんなイメージでした。


14話【迷子の勝者】
良牙の前でつい茶化して乱馬が真面目に話を聞いてくれないため、ひいひい言いながらキーを叩いていました汗。乱馬め~っ。
他の男があかねちゃんの写真を持っているのは嫌だ。かといって自分は素直に欲しいと言えない。なんなら良牙がこっそりあかねちゃんの写真を持っていたことも知られたくない……。
独占欲の強さからこんな風に思うんじゃないかと。それが最終回拍手に繋がりました。
良牙のお土産チョイスのところでは思わずホロリとしてしまったり……片想いは切ないですね。
最近、良牙に妙な色気を感じてしまってドキドキです……。でもあかねちゃんは譲れない。


15話【嘘つき】
やっときた!そんな気持ちで、これまでうんうん唸っていたのが嘘のように手が動いた回でした。
どうでもよい話なのですが、私自身も高校生の頃に生理不順で学校で倒れてしまい、そのまま保健の先生に付き添われて病院まで行ったことがあります。結局それから大人になるまで定期的に通院が必要となったため、事あるごとに例の質問をされるんですね。
経験の有無にかかわらず女性にとって、ましてや高校生の女の子にとっては人に聞かれたくない内容だと思います。その点においても、ちゃんと乱馬にあかねちゃんの体のことを考えて欲しいと思って書いていました。

そしてコメントでいただいたご質問なのですが、乱馬があかねちゃんのために買った羊の湯たんぽはその後もずっと大事に使っているのではないでしょうか。もちろん、乱馬が買ったことをからかいながら。
「あんた、どんな顔してこれ買ったわけ?」
「う、うるせえなぁ、嫌なら返せっ!」
「べつに嫌なんて言ってないでしょうが」
「よく言うぜ。バカにしてるくせによ」
「そんなことないもん。嬉しかったわよ?」
「え?」
「ありがとう」
「え、あ、あの、おう……(か、かわいいっ!)」
…………みたいな。
あーもう結婚しろっ!(あ、結婚してたわ)


16話【勝手な噂】
おそらく殆どの方が「え~!?今度こそ上手くいくんじゃないんかいっ!kohのドS!」と思われたんじゃないかと思います。すみません……。
くどいようですが、今までの言動ってそう簡単にはチャラにならないというか。言いたいことは正にお話の中にあるので割愛しますが、時に厳しい言葉をかけてくれる友達であって欲しいな、と。
その場しのぎの友情ではなく乱馬とあかねの将来、そしてずっと続く友情を見据えて助言出来るのはこの4人なんじゃないかと思います。それをどう受け止めるか、あとは2人の意志次第ですね。


17話【確信】
私の力量不足でひたすら会話が続く魔の回だったりで。
ムースについてここまで考えたのも初めてのことでした。
ひとつの事柄も見る角度によって悩みや受け止め方が違う……穏やかに、そして大きな愛でシャンプーを包み込むムースが好きです。
12話の対というか、答え合わせのような感じで同じ響きにした「核心・確信」のタイトル。
完全に自己満足だったのですが、そこに気付いてくださった読者の方がいらっしゃって感激でした。


18話【覚悟】
とにかく苦しい。
書いていて最高に苦しいピークだったような気がします。
いつになく苦しいシリーズではありましたが、残りのメモを何度も数えながら、「ここで止まったらまた書けなくなる」と自分のお尻をペシペシ。
実はこの頃、他にも書きたいお話が浮かんでしまって途中まで書いていたものの、それを書いてしまうと完全に気持ちが切れてしまいそうで、完結するまではと歯を食いしばりながら書いていました。
もともと自分が創作中は他の方の作品を読めなかったり二次自体から距離を置くのですが、Twitterも覗けない、覗いたらブレちゃう。そんな感じで本当にしんどかったです。


19話【歯車】
やっときたーーーー!!
その一言に尽きます。が、これまた最初は会話文ばかりが続き、出先でチェックした際に「なんじゃこりゃ」と。お話って難しいですね……。
同じ国の出身同士、2人きりになって初めて出る中国語。
「珊璞……我愛你」を書けたことだけは満足です。


20話【春過ぎて】
あともうちょっと。あともうちょっと。
素直じゃない伝え方をするムースに、それを理解するあかねちゃん。シャンプー以外にはちょいちょい失礼な言動の多いムースですが、こんな穏やかなやり取りも延長戦で見られるかもしれませんね。


21話【月光に浮かぶ白】

毎回キリのいいところでお話を区切ろうと思っているのですが、気付けばこの回だけで16400字。回り道した分だけ時間もかかります汗。
冒頭にあるジャングルジムを上る男の子と女の子は乱馬と良牙(もしくは小野君)・あかねちゃんそのままかと。良かれと思う行為も真っ直ぐ伝わらなかったり、時には鈍感さが揉め事を大きくしてしまうこともある……そんなことを思いながら書いていました。
シロツメクサの指輪は、以前ワンドロでも描いていて。
お金のない高校生。だけど愛が伝わればいいなと思います。


22話【三度目の初めて】

痕と痕。
隠さなきゃならなかった痕と、見せびらかしたくなる痕。
同じ痕でも全然違うんじゃないかな、と。
良かったねって思いながら、極力直接的な表現を含まないように意識して書いた回でした。
私の中ではいつも最後にあかねちゃんが乱馬を包み込んでくれるイメージがあるんです。
ほんの小さな言葉や一文字を足したり削ったりしながら、部屋の電気を落として書きました。


23話【卒業】
とにかく最後は幸せな気持ちで!それに尽きます。
小野君には最後までやられっぱなしでしたね。でも実際、長時間に渡って教卓の下の存在に気付かないのは無理があっただろうなぁと。(小野君のお友達は気付いてなさそうですが汗)
途中で乱馬の存在に気付き、恋心とあかねに幸せになって欲しい気持ちで言いたいことを言ってのけた小野君はきっといい子に巡り合えるでしょう。あかねちゃんとの電話でも度々乱馬の話題でからかいつつ、励ましていたんじゃないかなって思います。

そして拍手の写真……。
ここで余談として書くのはカッコ悪いのですが、良牙が大事に持ち歩いていた写真のあかねちゃん。その隣にはやっぱり乱馬がいて、しかも最後は写真そのものが乱馬の元へ返ってしまうわけで。
良牙……どこまでいっても不憫な子。
拍手を見てすぐ、14話にある乱馬のお願いだとわかった方はすごいです!


書きたかったこと、自分なりに伝えたかったことは全部お話の中に込めたつもりですが、拍手まで書き終えた時は大袈裟じゃなく10分くらい雄叫びを上げてしまいました。
本当に本当に、そのくらい苦しくて嬉しくて。今までシリーズを書いている時に苦しいと感じることは何度もありましたが、今回はその比ではありませんでした。
毎回シリーズが終わると少しばかり寂しさも感じるのですが、この連載に関しては一切それもなく。
とにかく自分の書きたいこと、気持ち、全て出しきったので満足です。この感覚は作品としての優劣とか関係なく、書ききったことへのご褒美だと思っています。

親しい方からは「今シリーズは挑戦であり、闇だね」と言われてなるほどなぁと。
普段は糖度高めのお話が多い私ですが、「もしもみんな臆病でちょっと狡さを持っていたら?」と考えた時、必ずしも良しとされる順番から始まるわけではない今回のシリーズは自分なりの闇、もしくは波乱展開だったのかもしれません。
そしてシリーズを終えて思ったこと。
それはやっぱり、私は乱馬とあかねちゃんが大好きということです。



また、表紙に使わせていただいたこちらの素敵な素材。
私も趣味でたまにリースを作りますが、リースには「永遠」という意味があるんです。
丸く、終わりのない形のリース。
たとえ対極線上に2人がいたとしても、歩いていればいつか必ず巡り合える……そんな意味を込めてこの素材をお借りしました。
1話目からこの最終回まで長かったけれど、ぐるりと1周する2人を感じていただけたら幸いです。





さて、ここからは創作の裏側……といったら大袈裟ですが、どんな気持で書いていたかを覚書として綴らせてください。


この臆病者シリーズを書く前、【100>99】というお話のキャプションで「次に進む」と決意表明みたいなものを載せていた時期があります。(今は削除済み)
この“次”とは2つあるのですが、その1つがこのシリーズのことでした。

とにかく気合いを入れなければ絶対書けない。それだけはハッキリしていて。
ただでさえ、長くなることはわかっていました。そして一度止まったものを再度始めるというのは並々ならぬ気合いと覚悟が必要になります。
そこでこのシリーズを始めるにあたり、自分の中で決めていた幾つかのルールがありました。


①内容に関するキャプションをつけない。
②Twitterも含め、宣伝しない。創作について呟かない。
③先の展開・話の回数など予告をしない。



つまらないことと思われるかもしれませんが、これはとても苦しかったです。
実は再開するにあたり、読者の方にお願いを促す注意喚起のような投稿も用意してあったのです。
が……やはりそういうのってあまり楽しくはないですよね。それこそ私はズブの素人ですし。
もちろん、場合に応じて注意喚起はします。ただ、最大のネタバレとして「自分の書く話は心身共に乱あだけ」と以前から明記してあるため、あとは読んでくださる方の判断に委ねようと思いました。

一度キャプションを書けば自分の性格上、絶対に言い訳してしまう。
ならばキャプを置くのはやめようと。
(あくまで私の言い訳じみた性格で、読み手の時はキャプがある方が安心したり楽しかったりします^^)


そして2つめ。
このシリーズに関してはTwitterで呟かない。これも同じく、つい言ってしまいそうになる言い訳やその時の興奮、創作の愚痴や体調面、家庭の事情etcを自重するためでした。
また今回のシリーズに関しては少なからず苦手と感じる方もいらっしゃるだろうと思い、1話目を除いて全話パスを付けておりまして。
本来ならば【LIAR GAME】のように、Rの有無にかかわらず全話パス付けしようとも思ったのですが、既に過去公開していたこともあり、ストーリー上問題がなさそうな1話目だけは全体公開としました。
が、全話にパスを付けようと判断した作品に関しては本当に読みたい人だけが読んでくださればいいわけで、不特定多数の方の目に留まるTwitterでは素知らぬふりをしようと。
結果として思い通りにはいきませんでしたが、自分としては配慮したつもりです。


最後に3つ目。
先の展開を言わない……。これ、某朝ドラの脚本家の方のTwitterを拝見していてつくづく感じたのです。
著名なプロの方と一緒にするなという文句は一先ず置いておいて、文章でも漫画でもなんでも、自分が作っている以上、前に出て説明したくなることは多々あります。
要は足りないところを補足したくなるというか、「一見こう思えるけれど本当はここまで考えてあ~でこ~で」「実はあの部分とこの部分がリンクしていて~」「今は苦しいけどそろそろ神展開くるから!」って。
自分の話に神展開があるかどうかはアレですが、あまりにも書き手がそれを言い過ぎてしまうのはちょっとどうなんだろうって思ってしまったり……。

残念ながら私はあまりテレビを観ないので(集中力がない)、その朝ドラの内容まではわかりません。
それでも度々ツイートが炎上しているのを知ると気になったりして。魅力ある役者さんが熱演されていて、お話自体も十分注目されているのに勿体ないなぁと感じていました。

また以前、ブログで書けない苦しみを吐露した際に「二次創作は原作をお借りしているもの。苦しいなら無理する必要はないし、それを創作中に言うのはどうか」と尤もなご意見をいただき、ピシャリと頬を叩かれたように目が覚めたのです。(こちらを読んでいないかもしれませんが、その節は本当にありがとうございました)
それ以来、表だって言うのは恥ずかしいなって思う自分だけの感情は少し控えるようになりました。かといって貝になってもつまらないし、難しいですね。


私は本を読んだり映画を観る時、邪推だと思いつつ つい残りを気にしてしまうのです。
残りページがあと僅かだからこうなるのかな、残り時間があと〇分だからおそらくこんな展開なんだろうな……と。
でもネット上でシリーズ物を投稿する最大の利点って、作者が宣言しない限り“終わりが読めない”ということだと思うのです。
これ、投稿側からするとものすごくしんどいことでもあるのですが、とにかく一度試してみようと。
最終話の予告だけはあったほうがいいかと思い、それ以外は告知無しにしてみました。
それでどうだったかって?
……多分、もう無理。短いシリーズならともかく、なんでこんな厳しいマイルールを課してしまったのか謎過ぎて。
ですが、これによって最後までドキドキ楽しんでいただけたならこんなに嬉しいことはありません。





少し話は逸れますが、私、二十代の頃は映画鑑賞にハマっていました。(残念ながら今はさっぱり)
映画好きの両親、兄に影響されたのもあり、昔は週末ごとに映画館をハシゴしたりビデオを何本も借りてきては貪るように観たりして。そのくせ、人の顔と名前を致命的に覚えられないので今でも登場人物はジョンとかエリオとか3文字以内でお願いしたい人です。
(早くも本題から脱線してしまいました……すみません)

爆発的にヒットした映画から小さなシネマ会館向けの映画、時にわざとB級ものを借りてきて見比べるのですが、面白いと感じる映画には必ず1つの決まりがあるんですよね。
軸がぶれないのはもちろん、キーとなる存在やテーマが最初からきちんと登場していること。
それは前面に押し出されていたりお話のあちこちに隠すように散りばめられていたり様々ですが、最後まで通して観た時に「あれはこのことだったのか!」とハッとする喜びがあります。

逆に、忘れもしないホラー映画・S……。(SAWではありません)
あれは酷かった。
犯人は誰なんだろうとハラハラしていたら、最後の最後に犯人は2人組だったというオチで、そこまでにそれらしい伏線もなかったためポカーンとしてしまったのです。そりゃないだろ!?と。
それもあって、何かシリーズを書く時には「後出しジャンケンはやめよう」と心に決めました。

とはいえ、誤解されそうなネタを種明かしないまま引っ張るって正直ドキドキします。
だって結末が頭に入っている自分ですら、途中まで苦しいなぁと感じるんですもの。きっと読んでくださる方はもっとしんどいだろうな。モヤモヤするだろうし、中には苦手と感じてリタイアする方もいるだろうなと覚悟もしていました。
特に今回はシャンプーに翻弄されるような描写もあったため、苦手な方は本当に無理だろうなぁと。



で、この先は私からのお願いなのですが。


もう何度も言っていますが、私は自分の書く話を全部好きになって欲しいとは思っていません。
私自身も好き嫌いが非常にはっきりしているため、自分の作品が全て誰かの好みにハマるなんてあり得ない。そんな風に捉えています。(もちろん、奇跡的に萌えが重なってくれたら嬉しいですが)

なので当然、全てを無理して読んでいただく必要はありませんし、気に入らなければ途中で読むのを止めたり最初のスタート地点でストップしていただいて構いません。
これは建前でもなんでもなく、心からの本音です。

こんな言い方は偉そうだと重々承知の上で言わせていただくと、私は何もバーンと目の着く場所に投稿しているわけではなくって。
個人ブログという極々限られた場所で、更にはパス付でひっそり自身の創作を披露しているに過ぎません。いわば、お家の中でカーテンを閉めて上映会をしているようなものです。
そこでもし私の書くお話が気に入らない展開だとしても、その際はトイレに行くフリでもして無言で立ち去っていただくマナーを求めるのは難しいでしょうか?
映画館だって公民館だって、自分が気に入らないからと言ってわざわざ文句を言いながら席を立つ人はいませんよね。

百歩譲って、コメント欄で何かを言われるのは……まあしょうがないかな、と。
出来れば止めていただきたいですが、公開コメントで堂々と仰ってくるぶんには「この方なりの好きの形があるんだな」とある種の情熱を感じたりもして。

一方で、当ブログ以外の場所で言われた批判は一発でわかります。
自分で目にしなくても耳に入ってくることもありますし、偶然目にしてしまうこともあります。
実際、そのほうが何倍もきついんですよね……。
わざわざそれを表で言わなくちゃならなかった?と。
仮に自分あての発言ではなかったとしても、やっぱり悲しいです。どんな作品でも、形にして世に出すには気持ちと時間を要しますから。
何でもそうですが、寝て起きたら勝手に出来上がっているわけではありませんし、キーを叩いている時間だけが創作というわけでもありません。
それを目に見える場所で頭から否定をされること……とても残念ですし、大きく心を抉られます。

お話に対し、自分の好みと合わないと判断されるのはまったく構いません。
途中で読むのをやめてしまうのも個人の自由です。
しかしながら、目に見える場所で批判されるのであれば、どうか最後までお付き合いください、と。
自分の拙い話を映画に例えるのは恐縮ですが、ストーリーって最後まで見ないとわからない部分があるわけで。

これが一般的に地雷と言われる要素をガンガン含むお話でしたら、私もここまで望みません。
しかし、話の途中で勝手に結論付けられること。これは正直フェアではないと思います。
ましてや個人の“好み”や“好きの温度”を勝手に決めつけられることは、二次創作とか関係なくマナー違反ではないかな、と。面と向かって言えない言葉が人を傷つけるのはネットもリアルも同じです。


私の書くお話を気に入っていただく必要はありません。
また、作品の取り扱いやその他についてのご指摘は真摯に受け止めるつもりです。
ですが、単純に気に入らないと感じた場合はどうかそっと立ち去っていただく。そんな優しさを持ち合わせてはいただけないでしょうか?


本来楽しむための二次でつまらないことは言いたくありませんし、私自身、これをあとがきに書くことは非常に迷いました。
ですが、私の希望は沢山の方に読んでいただくことよりも、本当に読みたいと思ってくださる方と穏やかに趣味を楽しみたい、その思いだけです。
当然ですが、ここで言う“読みたい”は楽しく読むという意味であり、“どんなものかチェックしてやろう”の意味ではありません。
小煩いと思われるなら、それもまた仕方のないことで。
一体どのくらいの方がこのつまらないあとがきを読んでくださっているかはわかりませんが、自分のスタンスだけはお伝えすべく、図々しくもこちらに書かせていただきました。



それにしても【記憶に咲く六花】【ダブルA】【大学生編・Sparkle】【LIAR GAME】
これらはかつてケチョンケチョンに貶され、コメ欄が荒れたり一方的な苦情が来たりのシリーズなのですが、全編通して読んでも物申したくなる内容ですかねぇ……。
【お隣シリーズ】も強烈なダメ出しをいただきましたが、いざ読み返すと私は好きだったりします。続き、また書こう。
(地味に修正し、上げ直しています)





1度シリーズ物を書き上げると暫らくの間はもう抜け殻…。
とはいえ途中までの書きかけがゴロゴロ眠っているので、またのんびり単発・もしくは短めのお話を投稿できればと思います。
1つだけ予告できるのは、近々 そのうち変態作品を投稿予定です するかもしれません…。
もしも次のパス付き作品が来た際、がっつりRが苦手な方はうっかり開けてしまわないよう、くれぐれもお気を付けください。乱あというより、本当にただの……です。(すみません!つい反動で)



ではでは。
いつにも増してクドくつまらないあとがきになってしまいましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
お話へのコメント、また拍手への感想は何よりも励みになります。
貴重なお時間をさいてメッセージを寄せてくださり、ただただ感激です。

そして相変わらずキータッチミスの多い私。ましてや今回はシャンプーとムースの片言日本語が多かったために謎の誤字変換が絶えなかったのですが、あいにく創作中はそれをいちいち書き留めている余裕がなくて……。
ほんの2つですが、心をポキッと折られかねなかった打ち間違いを拍手に置いて終わりたいと思います。ありがとうございました!




koh



***


こちらの【あとがき】と【23話・卒業】にいただいた拍手コメントに、簡単ながらお返事させていただきました。(2018.11.10)
あたたかいお言葉の数々、ありがとうございました。




はるさん

早々のコメント、ありがとうございました!
乱馬とあかねちゃん、良かった……本当にその通りですよね。
私のお話ではるさんが幸せな気持ちになっていただけたら、それがとっても嬉しいです。
また今後もゆっくりと創作していきますので宜しければ変わらずお付き合いください^^。


名無しさん

あたたかいコメント、ありがとうございます。
回り道したぶん、二人に幸あれ!ですよね。
他作者様も含めて沢山の未来が妄想される中、こうして最後まで楽しんでいただけて感激です。
ありがとうございました。


通~コメント主様

『乱あ以外のメンバーも応援したくなる』、その言葉がとても嬉しいです!
乱馬とあかねはもちろん、魅力的なキャラクターが揃ってこそらんま1/2の世界ですものね。
毎回最後はお決まりのハッピーエンドですが、そこに持っていくまでどうするかを考えるのは当分尽きそうもありません。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


み~コメント主様(纏めてのご返信で失礼します)

そうそう!主要キャラなんて図々しいことは言わないので、私もクラスのモブになって二人を祝福したいです♡
あ、でも私も高校の同級生同士が三組(卒業後ですが)結婚したのでその時はとっても幸せでした^^。
そして湯たんぽの件も楽しんでいただけて嬉しいです。
ハイテンションのコメント、本当に本当に背中を押していただけるようでありがたいです~!
次回の変たiで引かないよう、これからも一緒に楽しんでくだされば幸いです。


ゆ~コメント主様

わーい、『最高』ありがとうございます!
原作はもちろん、二次作品の中で素敵なお話は沢山ありますが、その片隅にこんなまどろっこしいお話もあってもいいかな?と。
乱あはもちろん、ムースやシャンプー、右京に良牙、あかりちゃんにまで愛情を感じていただけてとても嬉しいです。


m~コメント主様

はじめまして。
私、コメント主様からいただいた『やっぱり小説って素晴らしい!』の言葉が猛烈に嬉しくて。
自分の場合は小説と言うのも烏滸がましいほどまだまだ足りないことだらけなのですが、妄想を形に出来る無限の可能性が文字の魅力なのかなといつも感じています。
バーンと目に飛び込んでくるものではない分、読んでくださる方一人一人に噛みくだいていただく必要があるのですが、だからこそ思いを共有できた時の感動といったらないんですよね。
私には勿体ないくらいのコメント、本当にありがとうございました。


c~コメント主様

良かったです~!
乱馬もあかねちゃんも、そして私も書ききることができて良かった……笑。
それもこれも読んで楽しんでくださる方がいるからこそです。
途中は苦しい展開でヤキモキさせてしまったかと思いますが、最後までお付き合いいただけたことにただただ感謝です。ありがとうございました!


ちゃ~コメント主様

いつもあたたかいお言葉、ありがとうございます。
二次は素晴らしい世界……本当にそうですよね。偶然にも好きなものが一緒で、楽しみを共有できて。
もちろん、場合によっては好みが分かれることもあるかと思いますが、それもまた個々の拘りがあって良いことだと思っています^^。
読み返してみるとどうしても自分の不足に目が行きがちなのですが、全ての登場人物に愛情を感じていただける。こんな嬉しいことはありません。そして最後まで諦めないらんまとあかねちゃんが、やっぱり私は大好きです。


た~コメント主様

はじめまして。いつもお話を一緒に楽しんでくださってありがとうございます。
高校生には高校生の、大学生には大学生の、そして大人には大人の恋愛の楽しみや悩みがありますよね。
私自身高校生の息子がいる身なので、保護者会で学校を訪れる度に青春の空気をめいっぱい吸い込んできています笑。
私からハッピーエンドと断言することは出来ませんが、今後もそう感じていただけるお話を書いていけたらと思います。ありがとうございました。


ぺ~コメント主様

はじめまして^^。
原作キャラがみんな幸せに一歩ずつ進んでいく……乱あに限らずみんなの成長が今シリーズのテーマだったので、そう言っていただけて本当に嬉しいです。
そしてこんな長々としたあとがきも楽しんでいただけているなんて……う、嬉しい……っ。
コメントを残すってとっても難しいですよね。私もいざ自分が送る場合は毎回悩んでしまったり。
でもこうしてお声をかけていただき、感激です。
あ、あと寝る時間っ!笑。ゆっくりお休みになって下さい~^^。


k~コメント主様

そうです!
最後にまさかの岩○の新しょ○がっ!!!!
もうどれだけ好きなんや!?という感じですが、ええそうなんです。好きなんです……。
(え?しょうががですよ??)
潔いコメントに思わず爆笑してしまいました。ありがとうございました!


憂すけさん

打ち間違いシリーズ、地味に人気で嬉しいです!
でもなぜだろう。大半がお下品ワードに引っ掛かって発表するのを躊躇ってしまうんですよね。
なんせ私、シャイなので。(なにか?) 
※ TOO SHY SHY BOY!の観月ありさと同じ歳ですし。
なにはともあれ、これからもマイペースに書いていけたらと思います^^。




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comment (6) @ 高校生編 臆病者の回り道

   
ぶぎゅるさんからイラストをいただきました! | 臆病者の回り道 ㉓卒業(最終回) 

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2018/11/09 Fri 06:55:02
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2018/11/09 Fri 08:47:22
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2018/11/09 Fri 15:02:10
Re: No title : koh @-
り~コメント主様

わーい、地味に続いている打ち間違い発表を楽しんでくださる方がいたっ笑!
これ、書いている時はそこそこのダメージでHPを削り取られるため そそくさと直してしまうのですが、ちゃんと書き溜めておいたら結構なボリュームになりそうです^^。
そしてデザート論争……そりゃコメント主様を思い出しますとも!
私も梨とリンゴ両方大好きなのであかねちゃんの気持ちがよくわかります♡(えっ?)
創作の苦しみを前面に押し出してしまうのはカッコ悪いのですが、こうしてあとがきで少し吐き出すことを許していただけるとすごく気持ちが楽になります(嬉)。
言の葉の力。
こうしてネットに乗せ、言葉を共有して想いを分かち合えるのは確かに人間ならではですね。
あたたかいお言葉をいただく度、また書こうと思えるしグングンと力が湧いてくるのを感じるので本当にありがたい限りです。
この度も最後までお付き合いいただき、本当に本当にありがとうございました!
2018/11/10 Sat 21:48:48 URL
Re: No title : koh @-
ト~コメント主様

わ~、コメント主様も心身共に忙しく落ち着かない中、一緒に楽しんでくださってありがとうございます。
もういただいたこのお言葉だけで充分ですよ!本当に。(コメント主様のお休みも大事ですっ)
こういった切ない(と言っていいのでしょうか?)お話って、先がはっきりしないだけに感想を送るタイミングや、そもそもコメントを送っていものか……なんて迷ったりしちゃいますよね。
もちろん、いただくぶんには私はとっても嬉しいのですが、自分が読み手に回った時は毎回迷ってしまうのでコメント主様の優しさが身に沁みます^^。
多分、後にも先にもシャンプーやムース、良牙の将来についてここまで考えるお話って自分ではもうないんじゃないかなって思います。それだけに、私にとっても思い入れの深いシリーズとなりました。
もともと自分のお話って投稿後は読み返せない質なのですが、いつかタイミングがきたらこのシリーズも読み返して「よくこんな妄想を書いたなぁ」と思う日が来るのかもしれません(^^;。
きっと初めて読んだ時と二度目に読む時とではまた見え方も違ってくる……かも?
もしお時間がありましたら、またのんびりお付き合いください。
本当にありがとうございました!
2018/11/10 Sat 21:56:05 URL
Re: ありがとうございました!! : koh @-
m~コメント主様

いやー、流石SB黒帯取得者。普通、なかなかタイトルだけでピンときませんよ笑。
ましてや、写真の中に乱馬が見切れていることまで気付いてくださって、こういうちょっとしたことを楽しんでくださるって本当に嬉しいです。
あと私も同じこと考えていました!とにかくコメント主様とは萌えポイントが被りまくりというか、疑問や伏線としてコソっと置いてある部分をことごとく拾ってくださるので、もしや生き別れの双子か?と。
こうなってくると是非ともオフ会を開催して「こんな話が読んでみたい」「こんなシチュがあったらいいな」セッションをしてみたいと企んでいます笑。
今シリーズでは色々あった(?)のであとがきの中に自分の想いを綴らせていただきましたが、意外と私自身はさっぱりしているかもしれません。
結局自分の書きたい話を捻じ曲げていくつもりはありませんし、これからもこの先も楽しみにしてくださる方とだけマイペースにここ、Secret Baseで萌えを爆発させられたらいいなと。
まだまだ書きたい話は尽きそうもないので本当に頭の中が苦しいのですが(このシリーズを書き終えて3日連続で乱あ妄想の夢を見てしまい、そのどれもに自分で萌えてメモの嵐です…。アホ?)、今後とも一緒に走って下さると嬉しい限りです。
ありがとうございました!
2018/11/10 Sat 22:04:16 URL

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